Terence Etc. – “Wants & Needs”

Terence Etc. のシングル「Wants & Needs」は、彼の音楽的アウトプットの一端を示す楽曲です。Terence Etc. は、その作品を通じて、R&B、ソウル、ジャズ、実験的な電子音楽といった要素を融合させた独自のサウンドを展開することで知られています。シングルのタイトルである

「Wants & Needs(欲望と必要)」は、個人的な渇望、人間関係の複雑さ、あるいは現代社会における実存的な探求といった、内省的なテーマを扱っている可能性が高いと推測されます。
このシングルは、彼の所属レーベルや発表時期に応じて、特定の音楽的なトレンドや個人的な変遷を反映していると考えられます。Terence Etc. の楽曲は、しばしば緻密なサウンドデザインと、情感豊かなボーカルワークが特徴であり、「Wants & Needs」もまた、聴き手に深く語りかけるような、質感豊かなプロダクションと詩的なリリックを備えた作品であると期待されます。ファンにとっては、彼の芸術的な探求の継続を示す重要なピースとなるでしょう。

Footshooter – Folding feat. Allysha Joy (Marla Kether Remix)

プロデューサーのFootshooterが、2025年のアルバム『The Oasis』からの注目曲「Folding feat. Allysha Joy」のMarla Ketherリミックスを公開しました。オリジナルは、Allysha Joyのボーカルとジャズの要素を含むリラックスしたグルーヴを、推進力のあるブロークン・ビートのリズムと融合させたトラックでした。これに対し、ベーシスト、プロデューサー、DJであるMarla Ketherは、この楽曲を繊細でありながらドライビング感のあるディープハウスへと再解釈。「Allyshaの力強いボーカル、160BPMでありながらリラックスしたグルーヴを保つ点、シンプルで効果的なコード進行」といったオリジナルの要素を取り入れつつ、「彼女らしいドライビングなベースラインとラテン・パーカッションを特徴とする、繊細で優美なリミックス」を完成させました。

このリミックスは、Footshooterが「過去3年間のムードのコレクション」として、また「誰もが自分を取り巻く砂漠の中にオアシスを見つけることへの願い」として表現したアルバム『The Oasis』のコラボレーション精神を強調しています。リミキサーのMarla Ketherは、ロンドン生まれでコンゴ系のルーツを持ち、UKアンダーグラウンドで最も注目される新進気鋭の才能の一人です。彼女はLoyle Carnerなどのアーティストのセッションベーシストとして4000万ストリームを超える実績を持ち、2023年のデビューEP『All That We Have』は、各方面から高い評価を獲得しています。このリミックスは、Footshooterの音楽を新たな創造的ボイスに開放し、そのコラボレーションの理念を継承しています。

Elliott Skinner – I Linger On

高く評価されているシンガー、ソングライター、プロデューサー、そしてマルチ・インストゥルメンタリストであるElliott Skinnerが、Ninja Tuneより最新シングル「I Linger On」をリリースしました。このトラックはcanteenkillaと共同で制作・プロデュースされ、元々は音楽へのラブレターとして書かれたものであり、「クラシック」のように感じられる楽曲を作りたいという思いから誕生したといいます。

Elliottは自身の音楽について、「私が守ろうと努めている価値観の反映です」と述べています。そして、「私を取り囲む素晴らしい人たち、すなわち私のコラボレーターやコミュニティ、そして家族が、私の言葉に、そして私の仕事に責任を持たせてくれているのです」と語り、楽曲制作の背景にあるコミュニティの重要性と、彼らの支えが創作活動の根幹を成していることを強調しました。

Ruthven – Kiss Goodnight

ロンドンを拠点に活動するR&Bシンガー、Ruthven(Sean Nelson)は、Jai PaulとA.K. PaulによるPaul Instituteの中核を担うメンバーの一人です。昨年はOvermonoのトラックに参加し、デビューアルバム『Rough & Ready』をリリースしました。彼は今回、待望の新曲「Kiss Goodnight」を発表しました。この曲は、電子的なプロダクションから脱却し、Rosetta Carr(ベース)とBlake Cascoe(ドラムス)によるライブ・リズムセクションを優先するという明確な決断の結果生まれた、優れたファンキー・ソウルトラックです。

「Kiss Goodnight」は、Chromeoのようなグループを彷彿とさせるファンキーなソウルサウンドを持ちますが、彼らが持つような皮肉めいたニュアンスは薄れています。Cuan Rocheが監督したミュージックビデオでは、Ruthvenがプールテーブルの周りでグルーヴし、心から楽しんでいる様子が映し出されています。この新曲は、RuthvenがPaul Instituteの系譜を継ぎつつも、生のバンドサウンドに焦点を当て、その才能をさらに進化させていることを示しています。

Cori Nora – Margate

Cori Noraは、シンガー、作曲家、プロデューサー、そしてマルチ・インストゥルメンタリストとして活動するアーティストです。彼女の音楽は、ジャズ、70年代ポップ、フォーク、オルタナティブ・ロック、即興音楽といった多様なジャンルの影響をモザイクのように組み合わせたものです。彼女のサウンドは深く直感的であり、「親密でありながら広大」「実験的でありながら感情に根ざしている」「馴染み深いがジャンルにとらわれない」といった曖昧な境界線の中に存在しています。彼女の声は「深夜の会話」のように余韻を残し、そのプロダクションはルールを曲げるかのようで、Cori Noraは音楽の世界に独自の領域を切り開いています。

この度、Cori Noraは新シングル「Margate」をリリースしました。これは、2023年のデビューアルバム『Flowers And Fences』(Irascibleよりリリース)に続く、2025年に予定されているセカンドアルバムからの先行楽曲となります。ソロプロジェクトに注力する前は、NOJAKîNやDIVVASなど、ジャズからエレクトロニカ、ポップまでジャンルを超えた多様なバンドで活動し、レコーディングやリリースを行ってきました。また、彼女は現在もバンドSupernova Easyのメンバーとしても活動しています。UKのFolkroom Recordsからは、「壮大な何かの瀬戸際にいる巨大な才能」と称賛され、その音楽は「深遠でありながら限りなく聴きやすい」と評されており、PJ Harveyを彷彿とさせるとともに「距離を置きながらも非常に個人的」であると高い評価を受けています。

Elujayが仮面を脱ぎ捨て、多才な音楽性と内なる真実を解き放つ新境地。「Rogue Heart」が紐解く、自己喪失と再生の物語

オークランドを拠点に活動するアーティスト兼プロデューサー、Elujayが、新作アルバム『A Constant Charade』からの先行シングルとして「Rogue Heart」をリリースしました。このアルバムは、彼がこれまでの約10年間にわたる活動を経て、アート志向のインディーレーベル drink sum wtrからリリースする初のソロ作品です。Elujayの音楽は、R&Bを基盤としながら、ヨット・ロック、ソフィスティ・ポップ、ダンスホール、そして彼のトリニダード・ルーツの要素など、様々なジャンルを融合させたものです。アルバムのタイトルが示すように、社会的習慣や、他者のために演じてしまう「仮面舞踏会(charade)」をテーマに、脆弱さと野心をダイナミックに表現しています。

アルバムのオープニング曲である「Rogue Heart」は、軽快なブレイクビートに乗って、今作の中心的なメッセージを伝える楽曲です。歌詞は、誰かを深く受け入れることで、自分の心が「ならず者(rogue)」になり、本来の自分を見失ってしまう様子を描いています。「自分の心を完全に捧げていないことに気づいたんだ。誰かのオーラの中にいると、自分自身を見失ってしまうことがあるんだ」とElujayは語ります。この曲は、彼のシグネチャーである甘い歌声と、感情に訴えかけるメロディが相まって、リスナーに自己喪失と発見の物語を深く印象づけます。

3年間にわたる制作期間を経て完成したこのアルバムには、Nicholas Creus、長年の友人である Martin Rodrigues、Jaden Wiggins、Ben Yasemskyといった信頼するコラボレーターたちが参加しています。彼らの貢献により、カリブ音楽や、ダンスからアンビエントまで多岐にわたるエレクトロニックミュージックの影響が色濃く反映された、ノスタルジックかつ新鮮なサウンドが実現しました。また、serpentwithfeetとのコラボ曲「Anjeli」や、ジャジーなバラードでアルバムを締めくくる「Stereo Blasting」など、各曲で様々なサウンドを冒険的に試みながらも、パーソナルで親密な雰囲気を保っています。Elujayは「最高のアイデアが勝つ」という信念のもと、コラボレーターたちと共に最高の音楽を作り上げたのです。

Neon Ion – Laugh Now, Cry Later

受賞歴のあるノルウェー人ボーカリスト、Natalie Sandtorvのソロプロジェクト、Neon Ionが、新曲「Laugh Now, Cry Later」をリリースしました。この曲は彼女のキャリアで最も個人的な作品で、音楽をやめようとまで考えた人生の転換点となった一週間の出来事を捉えています。声帯の診断や不妊治療、妊娠中の突発性難聴など、次々と困難な状況に直面し、彼女は音楽活動からの引退を真剣に考えていました。しかし、あるプロデューサーの助言によりスタジオへ向かったことで、この生々しい感情の崩壊の中から楽曲が生まれました。

「Laugh Now, Cry Later」は、怒り、傷心、絶望といった感情だけでなく、周囲からの愛や支えも描いたカタルシスを感じさせる曲です。意図的に歪んだ音やクリップされたテイクを残すことで、レコーディングセッションの生々しいエネルギーをそのままにしています。Sandtorvが「Sadeのようなコーティングで包まれた感情の爆発が、重厚なジャズパーティーへと変化する」と表現するこの曲は、ジャズ、ソウル、サイケデリック、ポップの境界を曖昧にし、彼女の最もフィルターのない側面を明らかにしています。長年のコラボレーターである Erlend Mokkelbostがプロデュースを手がけ、ドラムの Ole Mofjellやサックスの Jonas Hamreなど、実力派ミュージシャンが参加しています。

Yukimi – Get It Over

Grammy賞にノミネートされたバンドLittle Dragonのボーカリストであり共同創設者であるYukimiが、カナダのミュージシャンSaya Greyと共作したニューシングル「Get It Over」をリリースしました。

今年3月にソロデビューアルバム『For You』をリリースしたばかりのYukimiにとって、「Get It Over」はそれに続く楽曲です。彼女はこの曲について、「自分の内なる世界に迷い込み、現実世界への出口を見つけられないこと」をテーマにしているとコメントしています。また、「返事をしたり、責任を負ったりするにはあまりにも迷子になってしまった気持ち」を表現しているとも述べています。

この曲は、甘くもほろ苦いソフトなポップロックサウンドを背景に、Yukimiのエレガントな歌声が美しいハーモニーとメロディで空間を満たしています。公式のビジュアライザー(映像)も印象的で、Yukimiが自らの思考の中で溺れていく様子が、水に沈んでいく姿や、暗く神秘的な森に一人座る姿としてドラマチックに描かれています。

keiyaA – stupid prizes

keiyaAが、2022年の「Camille’s Daughter」以来となる新曲「Stupid Prizes」をリリースしました。

この曲について、彼女は次のように語っています。「『Stupid Prizes』は、ブルックリンの自宅のリビングルームで、深夜に一気に書き、レコーディングし、プロデュースしました。豊かなオーケストラ作品やショーチューンで知られ、古典的な『アメリカン』サウンドに貢献したオーケストラ作曲家、Percy Faithの楽曲をサンプリングしました。」

「この美しい、夢のようなロマンチックな音楽の上に、惨めさについて語り、歌うことで、一種のアイロニーを生み出そうとしました。これは、私の内面と外面の世界を行き来する感覚だけでなく、アメリカで疎外された人間として感じる感覚にも通じています。」

Conor Albert – We never talk

ロンドンを拠点に活動するアーティスト、ソングライター、プロデューサーのConor Albert(コナー・アルバート)が、Ninja Tuneからシングル「We never talk」をリリースしました。この楽曲は、2022年に発表されたEP『Collage 2』以来の新曲であり、彼自身のボーカルがフィーチャーされています。

Conor Albertは、これまでThe IndependentやClashなどから称賛され、James SmithやMaya Delilahといった新進気鋭の才能とのコラボレーションを通じて、天性の音楽性とプロダクションスキルを証明してきました。

しかし、この数年で彼の音楽へのアプローチは大きく変化しました。もはや単なるプロデューサーやコラボレーターではなく、第一に「アーティスト」として自身の役割を受け入れています。今作以降のリリースでは、彼自身が歌うことになります。

新曲「We never talk」について、Conor Albertは次のように語っています。「この曲は、僕が非常に親しみやすい音楽を作ろうと必死になっていた時期に作りました。たくさんのポップミュージックを聴いて、シンプルさに夢中になっていたんです。僕は人間関係を維持するのが得意じゃないので、おそらくそのことについて歌っているんだと思います」。