日常の崩壊と自己破壊の果てに、それでも中指を立てて突き進め――新星 Crush Fund が不条理な世界への焦燥感を爆発させた、渾身のデビューアルバム『GO』と先行シングル「Open Secret」
ロックバンドCrush Fundが、待望のデビュー・アルバム『GO』からの最新先行シングル「Open Secret」を公開しました。本作は、災難が日常のあらゆる隅々に付きまとい、当たり前だと信じていた希望や制度が腐敗していく現代社会の不条理を鋭く抉り出すナンバーです。「Open Secret(公然の秘密)」というタイトルが示唆するように、社会に蔓延する欺瞞や目を背けたくなる真実を白日の下に晒す、強烈なインティメイト・ソングに仕上がっています。
彼らの名刺代わりとなるデビュー・アルバム『GO』は、自分たちが大切にしているすべてのものが、個人のコントロールの及ばない凶暴な外部の力によって無残に引き裂かれていく現実に対する、バンドの剥き出しの焦燥感を全編にわたって捉えた作品です。混迷を極める世界の中で、進みながら答えを見つけ出そうとする彼らのリアルなドキュメントであり、初期衝動を宿したダイナミックなロック・アンサンブルが全編にわたり激しく脈打っています。
アルバム全体、そしてこのシングルを通じて描かれるのは、自己破壊、拒絶、暴力といった絶望的な状況に直面しながらも、彼らに残された唯一の選択肢は「それでも前へと進む(GO)」ことだけだという不屈のアティチュードです。混沌とした激動の時代を泥臭く生き抜くための圧倒的なエネルギーと生命力を聴き手に突きつけ、スピーカーの向こうから激しく鼓動を打つ、タイムレスな魅力を持った渾身のデビュー作となっています。
沈黙するアンダーグラウンドに反旗を翻す、不屈のハードコア CEREMONY が突きつける7年ぶりの宣戦布告。パレスチナへの言及、社会政治的暴力への怒りを生々しく刻んだ魂の進化クオリティ『Tell Me Your Dream』
カリフォルニア生まれの不屈のハードコア/パンク・バンドCEREMONYが、前作『In the Spirit World Now』以来、約7年ぶりとなる通算7作目のニュー・アルバム『Tell Me Your Dream』をRelapse Recordsより8月7日にリリースすることを発表し、先行第2弾シングル「Death Destruction Mayhem」を公開しました。本作は、硬質なベースラインと鋭利なカッティングが火花を散らすストレートなポスト・パンク・ナンバーです。アンダーグラウンドが奇妙なほど静まり返っている現代において、時代に妥協せず牙を剥き続ける彼らのアティチュードを証明するソリッドなトラックに仕上がっています。
ニュー・アルバム『Tell Me Your Dream』は、2015年の『The L-Shaped Man』でもタッグを組んだJohn Reis(Rocket from the Crypt)を再びプロデューサーに迎え、バンドメンバーが「彼に完全に鍵を渡した」と語るほど緊密な共同作業のもとで制作されました。わずか30分という凝縮された時間の中に、ささくれ立ったハードコアからムーディなポスト・パンクまで、焦熱の広がりを持つ全10曲を収録。メンバーが10代の頃に政治的な声を獲得するきっかけとなったDischargeやCrassといったアナーコ・パンクからの純粋な初期衝動を核に据えながら、結成21年のキャリアすべてを内包したダイナミックな進化を提示しています。
アルバム全体を通して、バンドは経済的、政治的、精神的な大いなる不確実性(mass uncertainty)の時代に対する強い警戒心と応答を表明しています。先行第1弾シングル「Other Hells」のアナーコ・パンク的な焦土の痕跡から、戦争の卑劣さと巨額の資金調達を告発しつつ実際に「パレスチナ」の言葉をはき出す「Madness」の重厚なバウンス、そして漆黒のジャングルを響かせる「Dark Summer」へと至る流れは、まさに圧巻です。大規模な社会政治的暴力の告発と、Ross Farrarの最も親密な個人的葛藤とを地続きで描き出し、不確実な時代を生き抜くための明確な目的意識を突きつける、パンクの真髄が詰まった傑作へと仕上がっています。
30歳のリアルな葛藤とアメリカの大地を往く放浪記――Squirrel Flower が激動の旅路の果てに紡ぎ出した、初期衝動へと立ち返るタイムレスな最高傑作『Say A Prayer To The Gods Of Getting Going』
シカゴを拠点に活動するElla Williamsのソロ・プロジェクトSquirrel Flowerが、前作『Tomorrow’s Fire』以来となる待命の4作目のスタジオ・アルバム『Say A Prayer To The Gods Of Getting Going』をPolyvinyl Recordsから今夏にリリースすることを発表し、先行シングル「Reelin」を公開しました。本作は、期限切れの高速道路の請求書に歌詞を書き留めたことから始まったインティメイトなフォーク・バラードです。「30歳になったら夫と庭と計画を持つ」という実生活への切実なビジョンと、そこから逃れようとする崩壊衝動の間で何度も引き戻される(Reelin)複雑な心理描写が、12弦アコースティック・ギターやアコーディオンの美しい音色とともに、聴き手の胸を強く揺さぶります。
今作『Say A Prayer To The Gods Of Getting Going』は、2024年から2025年にかけてElla Williamsが広大なアメリカの大地を一人で旅する中で出会った風景や人物、そして彼女自身の感情を時間から切り離して保存した「生きたアーカイブ」のような作品です。ウィスコンシン州のドア郡にある簡易スタジオ Merry Meadow でシカゴのインディー仲間たちとライブ録音された後、アシュビルの名スタジオ Drop of Sun にてプロデューサーのAlex Farrar(Wednesday、MJ Lenderman等)の手によって徹底的に洗練されました。アルバムには、Dave Hartley(The War on Drugs)やDimitri Giannopolous(Horse Jumper of Love)、Clay Frankel(Twin Peaks)といった錚々たる友人や、彼女の家族までもがゲストとして名を連ねています。
アルバム全体を通して、彼女の初期衝動に通じるエレリアル(空気のよう)でありながら地に足のついた広大なフォーク・ミュージックが展開されており、Stevie NicksやLinda Ronstadt、Joni Mitchellといった伝説的な女性アーティストたちの独立心(インディペンデント・スピリット)が色濃く反映されています。アルバムの中盤に位置するテーマ曲「Highway Woman」に象徴されるように、本作は単なる旅行記ではなく、変化し続けるロード生活の中でアートと放浪を通じて不滅性と戯れ、自立を模索するボヘミアンな生き様そのものを描き出した、ほろ苦くもタイムレスな傑作へと仕上がっています。
ストックホルム発・平均年齢22歳の4人組Clutterが、DIY精神とライブ直系のヘヴィな熱量を詰め込んだ待望のデビュー・アルバム『Sugar Rush』のリリースを発表!
ストックホルムの音楽高校で結成された4人組パンク・バンドClutterが、待望のデビュー・アルバム『Sugar Rush』のリリースを発表しました。昨年リリースしたチャーミングで荒削りなデビューEP『Clutter Loves You』で瞬く間に注目を集めた彼らですが、今回のフルレングス作品は、学業やアルバイトと両立しながらすべてを自分たちで制作。グランジやローファイ、さらにはブリットポップ期のサウンドからさらにヘヴィでロッキーな飛躍を遂げた全10曲が収録されており、メンバーのOve Jerndalがスウェーデンの田舎にある実家でプロデュースを手がけ、ライブさながらの生々しい熱量と意志の力を封じ込めています。
全編にパンク精神と快楽主義的なエネルギーが漲る本作は、「自分自身の条件で大人になること」をテーマに据えています。共同ヴォーカリストのHilda Anderが「前作は成長することについてだったけれど、今は内なる子供の心に忠実であり続けようとしながら、大人になる方法を学んでいるところ」と語る通り、ティーンエイジャーのようにはなりたくないけれど、自分の生きたいように生き、やりたいことをやるという強い決意が込められています。一人暮らしの始まり、恋、複雑な友人関係といった現実の物語を内包しながら、綺麗でキラキラした要素とヘヴィなサウンドのコントラスト、そして遊び心を忘れない「シュガー・ハイ」な世界観が見事に提示された作品です。
アルバムからの最新プレビューとして先行公開されたニュー・シングル「Grease Baby」は、Emma Frenchがギリシャへの夏旅の後に書き下ろしたトラックです。誰かを偶像化すると同時に自分と比較してしまうという複雑な内なるモノローグを、ポップの要素を携えた温かくクラウトロック風のサウンドに乗せて表現しており、バンド自身も「美しい夏を背景にした、憧れについてのハッピーで切ない曲」と語っています。また、Zara Larssonの「Lush Life」などを手がけたMåns Nymanが監督を務めるミュージックビデオも同時に公開されており、終わらない夏への憧憬と、楽曲が持つエッジの効いたDIYなエネルギーを視覚的に鮮烈に描き出しています。
アコースティックと電子パルスが織りなす瑞々しい新境地:John Vanderslice、移住先のオランダで紡ぎ、盟友と完成させた先行シングル「From The Life Of The Marionettes」を世界公開
インディー・ロック界で長く輝かしいキャリアを誇るJohn Vandersliceが、待望のニュー・アルバム『Focus』のリリースを発表しました。近年は『d E A T h ~ b U g』や『CRYSTALS 3.0』といった作品で実験的なエレクトロニック・ミュージックへと傾倒していた彼ですが、今作では一転してインディー・シンガーソングライター・モードへと回帰。「これほど歌にフォーカスしたレコードは本当に久しぶり」と本人が語る通り、ボーカルを前面に押し出した原点回帰の意欲作となっています。
本作の誕生には、彼の妻であるMariaとの特別な約束がありました。夫の挑戦的なエレクトロニカ・サウンドを支持しつつも「彼の歌声が恋しい」と感じていた彼女に、John Vandersliceが「もう歌詞を書くのはやめた。言うべきことは何も残っていない」と返したことから物語が始まります。そこで「私が代わりに歌詞を書くなら、また歌ってくれる?」という夜の約束が交わされ、Mariaが作詞を手がける形でこのアルバムが結実しました。また、カバーアートではピンクのレザーガーターを身にまとい、自身のクィア・アイデンティティを初めて前面に押し出すなど、ビジュアル面でも極めてパーソナルな瞬間を切り取っています。
アルバムの幕開けを飾る先行シングル「From The Life Of The Marionettes」は、ロサンゼルスからオランダへの移住後に書き上げられ、オークランドにある自身のスタジオ「Tiny Telephone」でJames Riottoと共に共同プロデュースされました。彼の唯一無二の歌声に、アコースティックの爪弾き、エレクトロニックなパルス、そして豊潤なソフィスティ・ポップの背景音が融合した瑞々しいサウンドに仕上がっており、「私は見ることのできない言葉と色で話す」と歌う彼のアーティストとしての生命力が見事に表現されています。
奇跡の出会いから生まれたポストパンクの新鋭Guiding Lightが、半年間の空白を飛び越える圧倒的な緊迫感を孕んだニュー・アルバム『Fear On My Own Time』のリリースを発表!
インストゥルメンタルとして活動していたGuiding Lightの演奏陣が、Elise Cookにヴォーカルを依頼した奇跡的な出会いからバンドの物語は始まりました。現在では、John Moralesによる精緻でジャングリーなギター、Rachel Kirkの鋭いベース、Charles Powellの強烈なドラム、そしてElise Cookのメロディが同じ部屋で生み出されています。2026年8月21日にPost Present Mediumからリリースされるニュー・アルバム『Fear On My Own Time』は、6ヶ月の期間を空けた2回のセッションで録音されたにもかかわらず、全編に圧倒的な切迫感とエネルギーが漲る作品に仕上がっています。
本作のナラティブは、失恋への内省から人間関係の本質、さらには社会的な問題へとスケールを広げていきます。自己批判や混乱、剥き出しの誠実さを経て、アルバムの終盤を飾る最後の2曲はファシズムへの反抗の叫びへと昇華。打ちのめされた私たちが、自らの脆弱さ(弱さ)を受け入れられないことでいかに分断されていくかを描き出します。バンドの慣習であるドイツ語が分からなくても、今作に初めて収録された英訳歌詞「檻の中で、私たちは共にしか鍵を見つけられない」という言葉が、その切実なメッセージを伝えてくれます。
アルバムからの先行シングルとして公開された本作のミュージックビデオは、Adam TarangoとOlivia Garnerが撮影を担当し、Olivia Garnerが編集を手がけました。映像にはAby OviedoとJay Dilick、そしてGuiding Lightのメンバー自身が出演しており、彼らの鋭利なポストパンク・サウンドが持つ緊張感と世界観を視覚的に表現した映像作品となっています。
メイン州の田舎町でバンドと共に数日間で紡ぎ上げた結晶:Lily Seabirdが過渡期の記憶と年齢を重ねて得た「大胆さ」を注ぎ込んだ、共同プロデュースによる新境地『Lightspheres on Their Way』
バーモント州を拠点に活動するミュージシャンLily Seabirdが、ニュー・アルバム『Lightspheres on Their Way』のリリースを発表し、そこからの最初のエクスクルーシブなプレビューとして新曲「Election Day」を先行公開しました。本作は2025年のアルバム『Trash Mountain』に続く作品となります。これまでの物語的なナラティブからは距離を置き、彼女自身の人生における記憶や出来事、周囲の登場人物に対する「観察」に焦点を当てることで、日々の断片から楽曲を丁寧に紡ぎ出しています。
先行シングル「Election Day」は、David BowieやJoni Mitchell、Elvis Presley、さらにはThe Grateful DeadやWeenといった偉大なアーティストたちからインスピレーションを得て制作されました。楽曲についてLily Seabirdは、「どちらの選択肢も苦痛で混乱を伴うような、重大な決断を下さなければならない状況について歌ったもの」と説明しています。実際の選挙の日に書かれたため、現在の政治情勢のメタファーとしても機能していますが、本質的なテーマは投票そのものではなく、苦渋の決断を迫られる混沌とした感情や、暗闇の中で光を探し求める姿そのものにあります。
アルバムに収録された全9曲の大半は、彼女が各地を転々としていた過渡期に書かれ、長年の協力者であるGarrett Linckを共同プロデューサーに迎えて制作されました。年の初め、メイン州の田舎にあるGarrett Linckの自宅にバンドメンバーが集まり、わずか数日間で一気にレコーディングを敢行。年齢を重ねて自分への理解が深まったことで生まれた「大胆さ」が反映された本作では、星や太陽、UFO、車のヘッドライトといった物理的な光から、生命や人間関係まで、あらゆる形の光を内包する「ライツフィア(光の球体)」という独自の概念を探求しています。
Julia Jacklinが名門4ADから放つ最新作『The Gem』――孤独だった過去の自分を支えた思い出のパブに帰り、キャッチーな新曲とともに紡いだ「愛と自由」の物語
Julia Jacklinの4枚目のスタジオアルバム『The Gem』が9月25日に4ADから世界同時リリースされます。本作はRobert Muinosとの共同プロデュースのもと、彼女の地元であるメルボルンで全編レコーディングされました。アルバムの底流には「愛したい、でも自由でありたい」という彼女の人生の普遍的なテーマが流れており、先行シングルとしてキャッチーな楽曲『Get Away From Me (I Think I’ll Love You Soon)』が発表されています。
アルバムタイトルの由来であり、制作の舞台となったのは、Julia Jacklinが2017年にシドニーからメルボルンへ移住した際に見つけた「The Gem」という小さなパブです。レーベル契約が切れ、マネージャーを探していた彼女は、このパブの2階にあるスタジオ「Rat Shack」に気心の知れたミュージシャン仲間を集めました。近隣への配慮による夜間録音の禁止や、階下のバンド音、周囲の足音といった「音漏れ」という制限を楽しみながら、かつてないほどアットホームな環境で制作は進められました。
過去の作品のように2週間で一気に仕上げることはできず、納得のいく形になるまで約1年間の試行錯誤を要した本作の制作を、彼女は「暗闇の中での発掘作業(digging)のようだった」と振り返ります。自分の直感を信じ、本来の自分へと戻る旅路のようなプロセスを経て完成した最終日には、バンドメンバー全員で彼女の好きな宝石(オパール)をモチーフにしたお揃いのタトゥーをパブのバーテンダーに彫ってもらい、特別な絆を記念に刻みました。
儚さを受け入れ、その中にある意味を探す旅──Katie Pruittが贈る、圧倒的な脆弱性と共鳴に満ちた最高傑作『Fools for the Fleeting』
Katie Pruittが、オハイオ出身の気鋭のシンガーソングライターNolan Taylorをフィーチャーした新曲「Blackout」をリリースしました。このシングルは、2人の感情豊かな歌声と、むき出しの人間味がリアルに交錯する楽曲となっています。作詞・作曲には両者に加え、気鋭のプロデューサー陣も名を連ねており、聴き手の心に真っ直ぐに突き刺さるような力強い仕上がりを見せています。
この「Blackout」は、彼女の次なるスタジオ・アルバム『Fools for the Fleeting』の先行シングルとして、その中心的な役割を担う3曲目に収録されています。アルバムは全10曲で構成されており、自身の経験や視点から、今日の移り変わりの激しい文化的風潮を深く見つめ直す、きわめてパーソナルな瞑想のような作品となる予定です。
『Fools for the Fleeting』は、Katie Pruittにとってこれまでで最もスケールが大きく、深い共鳴を呼ぶ野心作となっています。提示された情報にもあるように、彼女の飾らない率直な表現(raw, unflinching delivery)は、周囲の雑音をかき消すほどの確かな脆弱性を孕んでおり、聴き手をもその深い対話の中へと引き込みます。「諸行無常(儚さ)」を受け入れながらも、その中に存在する本質的な意味を必死に探し求めるような、エモーショナルで美しい世界観がアルバム全体に広がっています。
ウェスト・ケリーの静寂の中でSorcha Richardsonが見出した、自身の「頭の中の対話」を夢幻的に描き出す最新作への軌跡
アイルランド・ダブリン出身のシンガーソングライターである彼女は、2026年9月11日にニュー・アルバム『Draw The Outline』をリリースすることを発表し、新曲「Illinois Again」を公開しました。本作は、これまでの作品で見られたシンセサイザー主導のサウンドから一転し、アコースティック・ギターや木管楽器、サックス、ハモンドオルガン、ピアノを取り入れた温かみのあるプロダクションが特徴で、プロデューサーにはクリス・W・ライアンを迎えています。
先行シングルとなった「Illinois Again」は、夢のような北米ツアーの記憶と、過密なツアースケジュールがもたらす孤独感からインスピレーションを得て制作されました。彼女自身が「つながりと孤独を描いた、ほろ苦い楽曲」と語るように、念願のツアーを親しい人々に囲まれて実現させた喜びの裏側にある、言葉にできない孤立感やユーフォリア(幸福感)と乖離の共存を、繊細に描き出しています。
ダブリンとニューヨークを行き来した年月を経て、現在はウェスト・ケリーの静かな環境へ移住した彼女は、自然体で無理のない制作プロセスを通じて今作を完成させました。他者との対話を客観的に見つめていた過去作に対し、今作は自身の脳裏に浮かぶ恐怖や記憶、想像といった「頭の中の対話」を観察するような、シュルレアリスム的で夢のような世界観となっており、アルバムタイトルには「行き先を決めずに、まずは始めてみる」という前向きなメッセージが込められています。
