idialedyournumber – “Lovebird”

カナダ・ハリファックスを拠点とするJessie Everillによるソロ・プロジェクト、idialedyournumberが待望のニューシングル「Lovebird」をリリースしました。2025年3月に発表され大きな反響を呼んだアルバム『Mourning Glow』以来、約1年ぶりとなる待望の新曲です。

本作は、これまでのファンを裏切らないidialedyournumber節が炸裂した仕上がりとなっています。特に、エモーショナルなメロディを切り裂くように差し込まれる衝動的なギアチェンジは圧巻で、リスナーを釘付けにする劇的な場面転換も聴きどころです。1年の沈黙を経て、さらに研ぎ澄まされた独自のサウンドスケープを堪能できる一曲です。


電脳世界のカオスが色彩の交響曲へ変わる瞬間——Fire-Toolz が名門 Warp へ移籍、Zola Jesus からカントリー歌手まで境界なきゲスト陣を迎えた「インターフェース・アナーキズム」

シカゴを拠点に活動するプロデューサー Angel Marcloid によるプロジェクト Fire-Toolz が、名門 Warp Records との契約を発表し、移籍第1弾アルバム『Lavender Networks』を2026年5月8日にリリースします。スクリーモ、メタルコア、IDM、グリッチ、エモといった多彩なジャンルを縦横無尽に行き来し、情報過多な現代を鮮やかな色彩の交響曲へと変貌させる彼女の独創的なスタイルは、Aphex Twin や Squarepusher を擁する同レーベルにとってまさに理想的な新戦力と言えます。

全10曲を収録する本作には、多彩なゲスト陣が名を連ねています。Zola Jesus や Naliah Hunter、Brothertiger、さらにパートナーである Liverfire や実妹の Sling Beam に加え、カントリー歌手の Jennifer Holm が参加。「ナッシュビルの母親であり教会で歌う彼女が、シカゴのアナーキストによるノイジーな電子音楽アルバムで歌う姿を想像してみて」と Marcloid が語るように、既存の枠組みを打ち破る実験精神に満ちたコラボレーションが展開されています。

先行シングル「Balam =^..^= Says IPv09082024 Strawberry Head」は、西暦2389年から転送されてきたかのような、ダンス・ポップの熱量とカオスが同居する驚異的なオープニング・トラックです。Meredith Guerrero が手掛けたサイケデリックなアートワークや、cestainsi.funfactory による強烈なミュージックビデオと共に、Fire-Toolz は Warp という新たなプラットフォームから、エレクトロニック・ミュージックの限界をさらに押し広げようとしています。


Portrayal of Guilt – “Object of Pain” & “Death from Above”

特定のジャンルに当てはめることのできないヘヴィ・ミュージックを展開するバンド、Portrayal of Guiltが、ニューアルバム『…Beginning of the End』から新たに「Object of Pain」と「Death from Above」の2曲のシングルを公開しました。

本作は、彼ら独自のダークで過激なサウンドスケープをさらに追求した作品となっており、リリースに向けてファンの期待を高めています。Portrayal of Guiltは、既存の枠組みを破壊し続けるその音楽性で、ヘヴィ・シーンにおいて唯一無二の存在感を放っています。

ロサンゼルスDIYシーンの真髄、Quiet Fear が放つ魂の咆哮——新作『La Tierra Arriba / El Abismo Abajo』が境界線を越え、世代の重みを刻む2026年型スクリーモの極致

Quiet Fearは、現代ポスト・ハードコアの旋律と90年代スクリーモの切迫感を融合させた、ロサンゼルスのDIYシーンを象徴するバンドです。彼らはニューアルバム『La Tierra Arriba / El Abismo Abajo』を2026年6月19日にリリースすることを発表し、あわせてファーストシングル「Retén」を公開しました。スペイン語と英語が流動的に交錯する彼らの楽曲は、単なるスタイルではなく、コミュニティの歴史や世代を超えて背負ってきた現実の重みを映し出しています。

本作は、偽りの権威や搾取のサイクルに立ち向かうと同時に、その構造の中で生きることによる悲しみや心理的消耗にも深く切り込んでいます。サウンド面では、ハードコアやグラインドコアの激しさに現代的なアンビエンスを加え、従来のスクリーモの枠を超えたダイナミックな領域へと進化。Alex Estrada(Touché Amoré等)による録音と Jack Shirley(Deafheaven等)のマスタリングにより、圧倒的な混沌と息を呑むような静寂が共存する、極めて密度の高い作品に仕上がりました。

先行シングル「Retén」は、システムに囚われながらもその先を模索する、彼らの「忍耐と抵抗」の精神を象徴する一曲です。虚飾を排し、誠実さと強い意志によって築き上げられた彼らのアイデンティティは、このセカンド・フルアルバムにおいてさらなる高みへと到達しました。ロサンゼルスの路上から届けられるこの妥協なき響きは、2026年のハードコア・シーンにおいて、現実から目を逸らさない者たちのための確かな道標となるでしょう。


トリップ・ホップとニューメタルの闇が交差する。Portrayal of Guiltが最新作で提示する、最も予測不能で『醜悪』な進化

オースティンの超個性的バンド Portrayal of Guilt(以下POG)が、2026年4月24日に Run for Cover から4枚目のフルアルバム『…Beginning of the End』をリリースします。2023年のコンセプト作『Devil Music』を経て、結成から10年足らずで独自の音楽エコシステムを築き上げた彼ら。本作でも既存のラベルを拒絶し、ヘヴィ・ミュージックのあらゆる境界を侵食する、恐れを知らぬ実験精神を貫いています。

先行公開された2曲は、バンドの予測不能な進化を象徴しています。「Ecstasy」では、耳をかきむしるような金属的なギターと過酷なボーカルに、トリップ・ホップのブレイクビートを融合。一方「Human Terror」では、意外にもニューメタルのグルーヴを大胆に取り入れ、従来の激しさに新たな中毒性を加えています。これらの楽曲は、Deftones や Massive Attack のような偉大な先人たちの影響を、POG独自の禍々しい力へと昇華させたものです。

今作を携え、同じくオースティンの異才 Street Sects や、再結成したスクリーモの伝説 pageninetynine らと共に北米ツアーを行うことも発表されました。録音は Phillip Odom、マスタリングは Will Yip が担当し、約32分間に11曲の衝撃が凝縮されています。スクリーモやブラックメタルを出発点に、インダストリアルからダーク・アンビエントまでを横断してきた彼らの、10年間の革新の集大成と言える一作です。

モダン・ハードコアの極致。Chamberが放つ新曲「Violins」は、緻密なカオスとアニメ主題歌の疾走感が融合した破壊的傑作。

テネシー州ナッシュビル出身のハードコア・バンド Chamber が、ニューアルバム『this is goodbye…』を3月27日に Pure Noise Records からリリースすることを発表しました。絶賛された2023年の前作『A Love to Kill For』に続く本作は、モダン・ヘヴィミュージック・シーンにおける彼らの圧倒的な地位を不動のものにする野心作です。リリースの発表に合わせ、Malevolence および Guilt Trip と共に巡るツアーの詳細も公開されました。

アルバムからのリードシングル「Violins」は、数学的な緻密さとメタル、ハードコアが激突する暴力的な破壊力を備えた楽曲です。緻密にコントロールされたカオスと、恐れを知らないソングライティングが融合したこの曲は、バンドの揺るぎない信念を証明しています。ボーカルの Gabe Manuel は、この曲がバンドにとって非常に意図的で、かつ創造的なまとまりを持った重要な一曲であることを強調しています。

楽曲の制作背景について Gabe は、The Mars Volta の初期作品(『De-Loused in the Comatorium』や『Frances the Mute』時代)やアニメの主題歌からリズムのインスピレーションを得たと明かしています。ハードコアやメタルの枠に捉われない、メンバーそれぞれの多様な音楽的志向を融合させることで誕生した「Violins」は、彼らが愛するエクレクティック(折衷的)な感性が爆発した、唯一無二のヘヴィ・アンセムとなっています。

Biological Fathers – “Caddy”, “Camry “, “The All-New Mitsubishi Galant”

Biological Fathersによる本作には、Frail Body、Eyelet、Crowning、New Grass、そしてMajorelといった実力派バンドのメンバーが名を連ねています。レコーディングは2024年から2025年にかけての18ヶ月間、断続的に行われ、緻密な制作期間を経て完成に至りました。

Cissné – “Water Lily”

東京を拠点とするバンド Cissné が、カリフォルニアの名門インディーレーベル Lauren Records からニューシングル「Water Lily」をリリースしました。彼らのサウンドは、ポストブラックやスクラムズ(skramz)の持つ激動のレイヤーと、アンビエントやポストクラシカルの繊細な旋律が交錯するアヴァンギャルドなスタイルを特徴としています。叙情性と実験精神を兼ね備え、静と動が共存する独自の世界観を提示しています。

今作では、これまでの音楽性をさらに深化させ、静寂(しじま)や空間の広がりを活かしたよりオーガニックな表現へと進化を遂げています。重厚な轟音の奥に、削ぎ落とされた空間美が息づいており、都市の喧騒と内面的な静寂を繋ぐようなダイナミックな音像が魅力です。国境を越えたレーベルからのリリースにより、日本の先鋭的な音楽表現が世界のオルタナティブ・シーンへと波及する重要な一歩となっています。

LAスクリーモの新星Knumears、デビュー作『Directions』をリリース。Jeromes DreamのJeff Smithも参戦。Jack Shirleyが刻んだ、家族愛と剥き出しの感情が咆哮する衝撃の全貌。

ロサンゼルスを拠点とする期待のスクリーモ・トリオ Knumears が、名門 Run For Cover および Summer Shade との契約を発表し、デビューアルバム『Directions』を4月3日にリリースすることを明らかにしました。本作のレコーディングは、Deafheaven や Gouge Away を手がけた Jack Shirley が担当。先行シングル「Fade Away」には、スクリーモ界のレジェンド、Jeromes Dream の Jeff Smith がゲストボーカルとして参加しており、世代を超えたスクリーモ・ファンを熱狂させる一曲となっています。

ギタリスト兼ボーカリストの Matthew Cole は、ハードコアを聴いて育った経験が自分たちの創造性や知性に大きな影響を与えたと語ります。メンバーは vs self や Elm、Bettin Horses といった別プロジェクトでも活動していますが、攻撃性だけではない多様な音楽を探求したことが、逆に本作で「感情のすべてをさらけ出す」ための集中力に繋がったといいます。彼らにとってスクリーモとは、虚飾のない生の感情をぶつけるための、最も深い表現の場となっています。

歌詞の面では、「愛」という言葉をより広い視点で捉え、家族との絆や苦難に深く切り込んでいます。Matthew Cole は、恋愛だけが愛ではなく、祖母や両親、親友こそが真実の愛の対象になり得ると考え、自身の創造性の源泉である家族への想いを綴りました。ライブの爆発的なエネルギーを捉えた Gabe Herrera 監督のビデオと共に、彼らの音楽は単なるジャンルの枠を超え、聴く者の魂に直接訴えかけます。

SUPERWORLDがデビューアルバムを発表。スクリーモとマスロックを融合した、緻密で熱狂的な最新シングル「The Dream」公開

昨年、Spy、Leer、Stickup Kidのメンバーによって結成されたスーパーグループ SUPERWORLD が、待望のデビュー・フルアルバム『Super World』のリリースを発表しました。先行シングルとして公開された「The Dream」は、そのバンド名から連想されるグランジ的な響きとは裏腹に、スクリーモとマスロックを融合させた、エネルギーに満ち溢れたエモ・アンセムに仕上がっています。

ギタリストの Dan Vo が「あえて凝った構成に振り切った」と語る通り、楽曲は各楽器が絶え間なくフレーズを交差させる複雑な展開が特徴です。高速でアグレッシブな演奏の中に、重層的なボーカルやピアノ、トロンボーンといった多彩な楽器を導入。単なる激しさだけでなく、リスナーを引き込む豊かなメロディ要素を核に据えることで、緻密に構築された独自のサウンドスケープを提示しています。

アルバム『Super World』には、本日公開の「The Dream」のほか、10月に発表された「Locked Room」や既発EP『Surefire』の楽曲も収録される予定です。一筋縄ではいかない高度なテクニックと、エモーショナルな衝動を共存させた彼らのスタイルは、現代のギター・ミュージック・シーンにおいて一際異彩を放っています。