ノルウェーのシンガーソングライター Susanne Sundfør が、8作目となるニュー・アルバム『Revelations of Divine Love』からの先行トラック「I It Am」を公開した。本作は、女性によって英語で書かれた最古の書物とされる14世紀の神秘家 Julian of Norwich(ノリッジのジュリアン)の同名著作(Grace Warrack による1901年訳)のみをテキストとして採り入れた壮大なコンセプト・プロジェクト。母となりノルウェーの農村部へ移住した彼女が、歴史から消し去られた女性たちの声を探求する中で出会ったテキストであり、宗教の枠を超えた普遍的な「愛」をテーマに掲げている。
マーキュリー賞ノミネート歴を持つピアニスト/オルガニストの Kit Downes と共作し、ノルウェーの教会でパイプオルガンとともにライヴ録音された本作。「力強く大声で歌う」という従来のオルガン伴奏の概念を覆し、近接マイク(close-miked)による囁くような柔らかで控えめなボーカルと、一発撮り(single takes)を重視した即興性・臨場感あふれるサウンドメイクが施されている。完璧さよりも生の気配や本物感を追求した、静寂と深い省察に満ちた唯一無二の音響作品に仕上がっている。
