SPARKLING & COMA – “It won’t be like this forever”

ドイツ・ケルン出身のインディー・バンドSPARKLING(スパークリング)とエレクトロニック・デュオCOMA(コマ)がコラボレーションしたシングル「It won’t be like this forever」は、ローカルな友人同士である両者の強みが融合したトラックです。「Not The Right Place (COMA Remix)」などの過去の共作を経て生み出された本作は、インディー・ロックの疾走感とダンス・ミュージックの浮遊感が心地よく交錯するサウンドが特徴的で、変化への希望やエモーショナルな熱量を帯びたアンセムに仕上がっています。

あわせて公開されたミュージック・ビデオは、ケルンを拠点に活動する2組の親密なアトモスフィアと楽曲のダイナミズムをストレートに捉えた映像作品です。クラブ・カルチャーとバンド・サウンドが交わる絶妙な躍動感が表現されており、リズミカルな音像とともにリスナーを魅了する鮮烈なビジュアルに仕上がっています。


Sondre Lerche – “Drive Me Away From You”

ノルウェー出身のシンガーソングライターSondre Lerche(ソンドレ・ラルケ)が、絶賛を博す最新アルバム『ACROBATS』から公開した「Drive Me Away From You」のミュージック・ビデオは、新鋭映像監督Lea Meyerが手掛けたロマンチックで叙情的な映像作品です。映画『ワイルド・アット・ハート』や『サムシング・ワイルド』からインスピレーションを得た本作には、ノルウェーの権威ある女優Petronella Barkerが出演しており、鬱屈としたディストピア的な世界から逃避する恋人たちの逃避行が描かれています。

楽曲の「私をあなたから遠ざけて」というタイトルをストレートに映像化しながらも、映画的なエレガンスと気品あふれる美しさが凝縮された短編映画のような仕上がりとなっています。ダンサブルでエモーショナルなサウンドに乗せて、不確実な世界の中で愛を見出そうとするアルバム『ACROBATS』のテーマ性を象徴的に映し出しており、北米ツアーへの高揚感を煽るインパクトに満ちた映像作品です。

THAO feat. Neko Case – “Catch As Catch Can”

THAO が待望の復活アルバム『Show Me』より、Neko Case をフィーチャーした新曲「Catch As Catch Can」を先行リリースしました。本楽曲は「海のなかでお互いに身を委ね合う身体や、荒々しい海のそばに立つ孤立した灯台」といった情熱的で刺激的なイメージから着想を得て作られたトラックです。すでに公開されている Tune-Yards や The Linda Lindas とのコラボ曲「Fossils」や「Sick Of The Times」に続く先行シングルであり、アルバムへの期待をさらに高める存在となっています。

長年 Neko Case のファンであり、彼女のツアーでオープニングアクトを務めてきた歴史を持つ THAO にとって、本コラボレーションは夢の実現となりました。Neko Case の伸びやかで威厳あるボーカルが楽曲に注ぎ込まれた瞬間、THAO 自身も思わず涙したと語るほど、二人の絆とリスペクトが色濃く反映されています。Neko Case の圧倒的な歌声と THAO のエネルギッシュなサウンドが見事に融合した、エモーショナルで力強い一曲に仕上がっています。

Ziemba – “We Implode”

シンガーソングライターやジャーナリストなど多彩な顔を持つ René Kladzyk のソロプロジェクト Ziemba が、今秋リリース予定の最新アルバム『The Braid』より新曲「We Implode」を先行公開しました。本楽曲は彼女が10年という歳月をかけて書き上げた作品であり、過去の自分や失敗した人間関係と静かに対話するような、切なくも爽快で心に響くトラックとなっています。Cleaners from Venus 風のポスト・パンクから The Zombies を思わせるストリングス、さらには The Pretenders を連想させる心地よいシンセ・ポップへと柔軟に変化する展開が特徴で、時間とともに深みを増していった歌詞世界と見事にリンクしています。

楽曲の公開とあわせて、Laura Bartczak と Liz Charky が監督を務めたミュージックビデオも公開されました。「かつて大きく見えた世界が、今や何もなくなってしまった」という楽曲が描く切なくも美しい無常観や、人生の歩みを俯瞰して受け入れていくドラマティックな感情の動きが、映像を通して魅力的に描き出されています。「The Perfect Rose」や「The Pleasure Seekers」といった先行シングルに続き、約6年ぶりとなる待望のアルバム『The Braid』への期待を決定づける注目の作品です。


Odd Beholder – “Thank You For Shopping With Us”

Odd Beholderがリリースするダブルシングルは、消費社会の混乱と人工知能をテーマに据えた対照的な2曲で構成されています。先行シングルであるインディー・トロニカ調の「Thank You For Shopping With Us」は、アレン・ギンズバーグの詩にインスパイアされた楽曲で、スーパーマーケットの店員目線から現代社会の不条理を描いています。公共空間が減少する中でスーパーが人々の避難所となる一方、店員は接客だけでなく監視や排除といった複数の役割を強要され、高齢者やホームレスが「ネオンの楽園」から追い出されていく様子を通じて、人間すらも商品化される消費社会の歪みを浮き彫りにしています。

対するB面の「Dreaming Water」は、ライプチヒのミュージシャンMarkus Romとのコラボレーションによる、バラード調でドリーミーな楽曲です。労働というテーマから切り離せないAIに焦点を当て、キネティックMIDIロボットや17世紀の自動作曲アルゴリズム(Arca Musarithmica)を取り入れることで「機械による作曲」を試みています。あえて最新のLLMを使わず歴史的な手法を選んだ背景には、膨大な水とエネルギーを消費するデータセンターへの問題提起があり、人間を「夢見る水」と表現しながら、水分でできた生き物同士の連帯と生物的基盤の大切さを訴えています。



ジャンルを超越してきたSen Morimotoが描く新たな音像:先行曲「Overthinker」から紐解く、アコースティックな温もりと手作業で紡ぎ上げた傑作アルバム『Time Is On Your Side』

京都生まれ・シカゴ在住の日系アメリカ人マルチアーティスト Sen Morimoto が、先行シングル「Overthinker」をリリースしました。自身の頭の中に閉じ込められて思い悩んでしまう感覚をテーマにした本楽曲は、あたたかみのあるアコースティックな音像と軽やかなグルーヴが印象的なインディー・ポップ・トラックです。日差しの差し込む穏やかな森の中でギターを弾く姿を捉えたミュージックビデオも彼自身が監督を務めており、親密で飾らない魅力を生々しく表現しています。

この「Overthinker」をリード曲に据え、2026年10月23日に自身のレーベル Sooper Records より通算4作目のフルアルバム『Time Is On Your Side』がリリースされます。ジャズ・ラップ、エレクトロ・ポップ、プログ・ジャズと作品ごとにスタイルを鮮やかに変遷させてきた彼ですが、今作では70年代のポップスやジャズ、90年代ヒップホップ、現代のインディーを融合。ヴィンテージのドラムマシン、ルーツ感のあるギター、豊かなストリングスを織り交ぜたスローバーニングなサウンドを展開しています。

情報が絶え間なく過熱する現代社会において、「時間をひとつの素材として扱う」というアプローチで制作された本作は、立ち止まるための自由を提案する作品となっています。プロデュースやアートワーク、映像制作に至るまで自ら手掛け、Kaina Castillo や Ryan Person らツアーバンドの仲間であるシカゴの緊密なコミュニティとともに完成させたアルバム『Time Is On Your Side』は、彼の音楽的探求とパーソナルなソングライティングの到達点を感じさせる傑作です。


Sen Morimoto – “Overthinker”

京都生まれ・シカゴ在住のマルチアーティスト Sen Morimoto が、2026年10月23日に自身のレーベル Sooper Records よりリリースする通算4作目のニューアルバム『Time Is On Your Side』から、先行シングル「Overthinker」をリリースしました。ジャズ、ヒップホップ、エレクトロ・ポップ、プログ・ジャズなど作品ごとにジャンルを横断してきた彼ですが、本作ではあたたかみのあるアコースティックなインディー・ポップへと鮮やかにアプローチを変更。自身の頭の中に囚われて思い悩んでしまう葛藤を描きつつも、どこか軽やかでスローバーニングな心地よいグルーヴが漂う楽曲に仕上げています。

自らプロデュースを手掛けた本作には、ツアーバンドの仲間である Kaina Castillo、Ryan Person、Elijah Bradford、Brok Mende などの信頼するシカゴのミュージシャンたちが参加しており、密接なコミュニティの温かみが音像に反映されています。また、日差しが差し込む穏やかな森の中でギターを弾く姿を捉えたミュージックビデオも Sen 自身が監督を務めて制作しており、時間の加速に抗い「立ち止まる自由」を提案するアルバム『Time Is On Your Side』のパーソナルでハンドメイドな世界観をまっすぐに伝える先行曲となっています。


Bloc Party – “Pigwig”

ロンドン出身のオルタナティヴ・ロックバンド Bloc Party が、最新シングル「Pigwig」とそのミュージックビデオを公開しました。本楽曲は、Contagious Music より2026年9月11日にリリースが予定されている通算7作目のスタジオアルバム『Anatomy Of A Brief Romance』からの先行シングルです。「Coming On Strong」「Love Bombs」「Now We Can’t Be Friends」に続く新曲であり、 Trevor Horn をプロデューサーに迎えたアルバムの全貌をさらに紐解く一曲となっています。

フロントマンの Kele Okereke が「抗えないほどの大きな愛に打たれた瞬間の歌」と語る本作は、ビアトリクス・ポターの絵本キャラクターに由来する愛称「Pigwig」をタイトルに掲げたロマンチックで情感豊かなトラックです。海辺へ出かけた愛おしい夏の記憶を軽やかなサウンドに乗せて描いており、映像と共に甘く少し切ない愛の瞬間を美しく表現した作品に仕上がっています。


Yung Lean – “Robotboy”

スウェーデン出身のラッパー/プロデューサー Yung Leanによる「Robotboy」は、Robynが2005年の名盤『Robyn』で発表した楽曲の公式カバー・シングルです。原曲のプロデュースを手掛けた Klas Åhlundが本作の制作にも携わっており、元々ミニマルだった原曲のトラックを、ドローン感漂う深遠で削ぎ落とされた静謐なサウンドスケープへと再構築しています。

本カバーは Robyn 自身の強い希望と要請によって実現しました。Robyn が「この曲は私ではなく彼のために作られたように感じる。彼が歌うと、まるで昔の自分自身に向けてセレナーデを歌っているかのよう」と評する通り、Yung Lean 特有の哀愁を帯びたヴォーカルと内省的なアプローチが静かに響き渡る、孤独と自己対話に満ちた秀逸なカバーに仕上がっています。


Mal Not Bad – “DHF”

ロサンゼルスを拠点に活動するソロ・アーティスト Mal Hauser によるプロジェクト Mal Not Bad のシングル「DHF」は、オルタナティヴ・ロックやサイケデリック・ポップの要素を繊細に融合させた印象的なトラックです。メロウでノスタルジックなギター・サウンドと浮遊感のあるメロディに乗せて、Mal Hauser 特有のアンニュイでセンチメンタルなヴォーカルが響き渡ります。日常の中に潜む漠然とした感情や内省的なテーマを、ドリーム・ポップ的な質感とエッジの効いたアンサンブルで巧みに描き出した一曲です。

ミュージック・ビデオは、Mal Hauser のパーソナルな魅力と楽曲の世界観をストレートに表現した、ヴィンテージな質感の漂う映像作品となっています。ロサンゼ自然光やレトロな色調を活かしたシネマティックなカット割りが特徴的で、都会の孤独感や静けさを叙情的に捉えています。楽曲の持つノスタルジックな気配と映像が完璧にシンクロし、ソロ・プロジェクトとしてのクリエイティヴな美学が存分に表現された完成度の高い仕上がりです。


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