ジェームズ・ボールドウィンの小説を道標に、日常の影を「フルカラー」の音像へと描き出す —— サンフランシスコのスロウコア・バンドCindy、渾身の5thアルバム『Another Country』を発表

ジェームズ・ボールドウィンの小説を道標に、日常の影を「フルカラー」の音像へと描き出す —— サンフランシスコのスロウコア・バンドCindy、渾身の5thアルバム『Another Country』を発表

サンフランシスコを拠点に活動するスロウコア・バンドCindyが、5月1日にTough Loveからニューアルバム『Another Country』をリリースすることを発表しました。フロントウーマンのKarina Gillによれば、タイトルはJames Baldwinの同名小説に由来しています。世の中の表面的な説明では捉えきれない、心の奥底にある切望やドラマを描き出す同作の世界観に深く共鳴し、自身の音楽へと昇華させた一作となっています。

楽曲制作についてKarina Gillは、自身の脳が日常の風景や経験から作り出す「X線写真」のようなものだと表現しています。本作ではバンドメンバーとの緊密なコラボレーションにより、その影のような断片がフルカラーで肉付けされた鮮明な音楽へと変容しました。お互いの音楽的感性を確信し合い、「そう、私の言いたかったことはこれだ」と確信できるようなプロセスを経て完成に至ったことが明かされています。

アルバムの発表に合わせて公開された第1弾シングルは、非常に美しく、ゆったりとしたワルツのリズムが心地よいスロウ・ダンス・ナンバーに仕上がっています。Cindyらしい静謐な空気感の中に、バンドの確かな歩みと表現の深まりを感じさせる、アルバムへの期待が高まる先行曲となっています。