シンガーソングライター/マルチ奏者のEmma Ruth Rundleが、数週間後にリリースを控えるニュー・アルバム『These Killing Times』より、その中核をなす重要シングル「God’s Picture」を公開しました。「神は世界全土が焼き尽くされ、真っ白な熱い灰と化すその詳細までの写真を持っている」という衝撃的なラインで幕を開ける本作。前作『Engine of Hell』を思わせる静けさの中にピアノとギターが漂うゴシックなトーチ・ソングとして始まりながら、Patrick ShiroishiのサックスやJess Gowrie(Chelsea Wolfeの協働者)のドラムらが加わることで、雄大で破壊的なカタルシスへとビルドアップしていきます。地球規模の気候変動や世界的な紛争、階級社会の歪みに着想を得て作られた本作は、西洋の覇権主義の解体を訴える重厚かつ過激な作品全体のテーマを象徴する核(テーゼ)となっています。
Emma Ruth Rundle自らが監督を務めたミュージック・ビデオは、彼女自身が2025年から2026年の冬にかけて入念にセットを組み上げ、多くの友人たちとのコラボレーションによって完成させた壮大な映像作品です。作中で神話的な複数の役割を演じる彼女のヴィジュアルは、楽曲が持つ暗黒の美的センスと終末論的なムードを美しく補完。気候災害や社会的混乱に対する切実な瞑想と、多様なアコースティック/バンド・アンサンブルによる重厚な音像が一体となり、アルバム『These Killing Times』がもたらす圧倒的なインパクトと深い世界観を強烈に予感させる仕上がりとなっています。
