ポートランドを拠点に活動するアメリカン・プリミティヴ・ギターの巨匠Marisa Andersonと、カリフォルニアを拠点に活動するマルチ・ディシプリナリーな大御所Tara Jane O’Neilは、2020年にコラボ7″でタッグを組んだ。この夏、ふたりはまた新たな作品をリリースする。A面は、アンダーソンがナイロン弦ギター、オニールがうっとりするようなヴォーカル、そして2人ともエレクトリック・ギターで、デュオによるスタンダード曲「For All We Know」のスパースでドリーミーな演奏を収録している。オニールはこの曲を2018年にレコーディングし、現在オンラインで世界中に公開している。
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Tal Arditi – “I’m Living Again”
“自分が好きなのはこれだ、これしかない”と気づいた。- Tal Arditi
タルの次のEPからの2枚目のシングル “Nothing Is Real” は、優しいアコースティックなトラックです。Jimmy Pageのギターパッキングに影響を受けたこの曲は、Jose GonzalesやPatrick Watsonのような現代のインディーヴォイスを彷彿とさせるヴォーカルを持つ。
この曲は、タルが再びステージに上がった翌日、最初のコビドロックダウンが解除された時に書かれました。13歳からステージに立っていたベテランのパフォーマーであるタルは、パフォーマンスができないという経験が完全に破滅的なものであることを知りました。
再びステージに立ったとき、タルは、パフォーマンスが好きだった頃の懐かしい感覚がよみがえった。この瞬間が、この曲の中で不滅のものとなり、捉えられています。タルは “This is how it feels…to breathe again” と歌っている。”I’m Living Again” という曲名も偶然ではないだろう。
ギターパートを書くとき、タルは最初、バッハに影響を受けたという。この曲は独自の生命を持ち、音楽的な複雑さを増していきました。スタジオに入ったタルは、バッハの影響を受けたヴァージョンをピンで弾こうとした。しかし、何度試しても、タルはこの曲に感情移入することができなかった。彼はシンプルなバージョンに挑戦した。Jimmy Pageのメロディックなフォークと不協和音のギターピッキングスタイルに影響されたものだ。
Realizer – “No Blocks”
Realizerは、多作なミュージシャンでマルチ・インストゥルメンタリストのMatt C. Whiteの瞑想的なギター中心のサイド・プロジェクトである。
G.S. Schray – “The Coin Blinked”
オハイオはアクロンのニューエイジ、ギタリストで、Last Resort レーベルから出してた G.S. Schray が、Looking Glass に登場。Mexican Summer との繋がり、なんかあったけな。
Noveller – “Effektology”
ブルックリン出身のインスト・ギタリスト Sarah Lipstate によるプロジェクト Noveller の新作アルバム ‘Arrow’ が、Ba Da Bing から6/12にリリースされます。そちらのアルバムより先行シングル “Effektology” が 公開されました。
Sir Richard Bishop – “Celerity”
Sun City Girls の結成メンバーでギタリスト Sir Richard Bishop が、2015年の ‘Tangier Sessions’ 以来となる新作ソロ・アルバム ‘Oneiric Formulary’ を、Drag City から4/17にリリースします。そちらの作品から先行シングル “Celerity” をリリースしました。
Charles Rumback & Ryley Walker – “Half Joking”
シカゴのギタリスト、シンガーソングライター Ryley Walker は、ソロ作品の他に、Bill MacKay や Katinka Kleijn など、様々なアーティストとのコラボレート作を残していますが、以前もコラボレート作を残していたジャズ・ドラマー Charles Rumback との新作アルバム ‘Little Common Twist’ を、Thrill Jockey から11/8にリリースします。そしそちらから、アメリカン・プリミティブ的ギターとドラムの組み合わせによるインスト曲 “Half Joking” を先行リリースしました。
Sandro Perri – “Time (You Got Me)”
Polmo Polpo, Glissandro 70, Off World のメンバーとしても活動してきたトロントのアーティスト Sandro Perri が、2018年の ‘In Another Life’ に続き新作ソロ・アルバム ‘Soft Landing’ を Constellation から9/6にリリースします。アルバムは、ここ最近では最もギターを中心とした作品になっているようで、そちらから収録される “Time (You Got Me)” のエディット`ヴァージョンが先行公開されました。
Steven R. Smith – “Everything in Circles”
カルフォルニアを拠点にするギタリストで、Ulaan Passerine, Ulaan Khol, Ulaan Markhor, Hala Strana といった名義やプロジェクトでも活動する Steven R. Smith が、本名名義で8年ぶりに新作アルバム ‘A Sketchbook of Endings’ を、Soft Abuse から5/31にリリースします。そしてそちらの作品から収録される “Everything in Circles” が先行公開されました。
Roy Montgomery – “Landfall” (Feat. Liz Harris)
ニュージーランドのギタリスト Roy Montgomery が来月新作アルバム ‘Suffuse’ をリリースします。2016年にリリースした4作のインスト・シリーズ作の後、ヴォーカルを入れた作品を再び作りたいと思ったそうですが、本人の歌声があまり好きではなく、そこで様々なアーティストに声をかけゲスト・ヴォーカルの形で完成させた作品です。参加しているアーティストは、Grouper こと Liz Harris, Julianna Barwick, She Keeps Bees の Jessica Larrabee, Circuit Des Jeux こと Haley Fohr, Katie Von Sleicher, そして Purple Pilgrims の Clementine and Valentine Nixon という素晴らしいメンバー。そしてそちらから、Liz Harris をフィーチャーした “Landfall” が、先行公開されました。アルバム ‘Suffuse’ は、Grapefruit Records から8/17にリリースされます。