Sharp Pins – “Queen Of Globes And Mirrors”
ローファイ・パワーポップ界のホープ、Kai Slaterが、カルト的な人気を博したデビューアルバム『Radio DDR』に続き、Sharp Pins名義で来月ニューアルバム『Balloon Balloon Balloon』をリリースします。LifeguardのフロントマンでもあるSlaterは、これまでも「I Wonder Where You Hide All Your Love」を含む複数の先行トラックを公開してきました。
そして今回、アルバム発売を前にして早くも次なる新曲「Queen Of Globes And Mirrors」を発表しました。この曲は、物悲しい雰囲気を持つジャングラー(Jangler:軽快なギターサウンドを持つ楽曲)に仕上がっており、レトロなHi8形式のミュージックビデオと共に公開されています。
156/Silence – “Our Parting Ways”
ピッツバーグを拠点とするメタルコア・バンド、156/Silenceが、名門レーベルPure Noise Recordsとの契約を発表しました。バンドは、「Pure Noiseは、私たち全員がずっとファンだったレーベルなので、契約の選択肢が目の前に現れたとき、見送ることはできませんでした」とコメントし、レーベルのサポートに対する興奮と感謝を表明しています。
この契約後初のリリースとなるシングルは「Our Parting Ways」と題されています。バンドはこの楽曲について、「私たちの別れは、常につながり合っているでしょう。過去と現在の間に残された空間は、優雅さをもって記憶されるべき独自の場所を保持しています」と述べています。「私たちの物語のページが減るにつれて、私たちはかつて共有した道の記憶にアクセスするために血を流す」と、喪失と回顧という、感情的で詩的なテーマを説明しています。
The Rural Alberta Advantage – Falling Apart
フォーク・ロック・トリオのThe Rural Alberta Advantage (RAA)は、「ライブバンドによるライブバンド」と称されるほど、ステージでの雷鳴のようなエネルギーを音楽制作の基盤としています。新曲はジャムスペースで爆発的に生まれ、ライブショーを通じて叩き込まれ、形作られていきます。彼らはステージで感情を露わにするのと同様に、その熱のこもった信頼性をソングライティングにも持ち込んでいます。
現在、バンドは6枚目のアルバム制作に取り組んでおり、その最初のシングルとなる「Falling Apart」がリリースされました。この楽曲は、彼らのライブでの熱狂的なエネルギーと真実味を凝縮したものとなっています。
Lala Lala – “Does This Go Faster?”
Lala LalaのLillie West(リリー・ウェスト)は、シンセとディストーションの効いたドラムビートが特徴のニューシングル「Does This Go Faster?」をリリースしました。この楽曲は実存的で推進力のあるサウンドが特徴で、ウェストは浮遊感のあるボーカルで「この世に無料なものなどない // 恍惚の中でも // パーティーの翌日は地獄だ // 虚無は天国のように思えるけど // パーティーの翌日は地獄だ」と歌っています。
ウェストは、この曲について「私は自分の人生を爆発させ、2年間、荷物を保管所に預けて旅をしていました。アイスランドにいる間に、私は『自分は何をしたんだろう?何が起こった?これからどうなる?』と少し感じ始めた時、この曲を書きました」と、曲の個人的な背景を明かしています。この曲は、ウェスト(ボーカル、ギター、シンセ)とMelina Duterte(ベース、シンセサイザー、ギター)が共同プロデュースし、Abby Blackがドラム、Sen Morimotoがサックスで参加しています。これは2024年のインストゥルメンタル・アルバム以来の新作であり、ボーカル曲としては2023年のシングル以来となります。
Lisa O’Neill – “The Wind Doesn’t Blow This Far Right”
キャバン出身のシンガーソングライター、Lisa O’Neill(リサ・オニール)が、Rough Trade Recordsより11月19日に6曲入りの新作EPをリリースすることを発表しました。本日公開された先行シングル「The Wind Doesn’t Blow This Far Right」は、「私たちが生きる不安定な時代への反応」として2017年から2025年にかけて書かれた、感動的でパワフルな楽曲です。このビデオはEllius Graceが監督を務め、Kae Tempest、Kevin Rowland、The PoguesのSpider Stacey、Feli Speaks、女優のOlwen Fouéréら多数の著名人がフィーチャーされています。
このEPは、社会的なテーマを扱った楽曲で構成されています。収録曲には、Peaky Blindersの最終話のクロージング・シーンのサウンドトラックとして使用されたBob Dylanの「All The Tired Horses」の心に残るカバー、そして今年1月にシングルとしてリリースされたPeter Dohertyをフィーチャーした「Homeless In The Thousands (Dublin in the Digital Age)」が含まれています。また、最近のライブで人気を博している、アイルランド出身の活動家Mary G. Harris Jones(メアリー・G・ハリス・ジョーンズ、別名「Mother Jones」)を歌った新曲「Mother Jones」も収録されます。EPはさらに、季節の話題に合わせた「The Bleak Midwinter」の美しいバージョンと、James Stevensの詩「Autumn 1915」の感動的な朗読で締めくくられています。
Yndling – “Time Time Time (I’m in the Palm of Your Hand)”
ノルウェーのミュージシャン Silje Espevik によるドリーム・ミュージック・プロジェクト Yndling が、ニューアルバム『Time Time Time (I’m In The Palm of Your Hand)』の正式リリースを前に、収録曲のほぼ全てをBandcampなどのストリーミングサービスで公開するという異例の決断をしました。これは誤って公開されたものではなく、彼女の意図的な判断によるものです。この10曲入りのアルバムは、夏の初めに先行EPとして前半がシェアされ、その際は「Even If It’s A Lie (I Don’t Mind)」などの曲が注目を集めました。
Under The Radar によると、アルバムの前半はオールドスクールなドリーム・ポップやシューゲイザーの影響が強かったのに対し、後半はよりルーズで遊び心のあるゾーンに入っているとのことです。先行公開された「Fences」や「Falling Behind」に加えて、アルバムタイトル曲でもある新たなシングル「Time Time Time (I’m In The Palm of Your Hand)」も発表されました。彼女はこの曲を「ハッピーなコードのトリップホップ」と表現し、Massive Attack や Portishead といった古いトリップホップと、Erika de Casierのような新しいアーティストからの影響を挙げています。楽曲のテーマは、関係が自然に終わりを迎えつつあることを感じながらも、「もう少しだけその中に留まりたい」と願う切ない感情が込められています。
Drauve – “Window”
ロサンゼルスを拠点とするドリーム・ポップ・デュオ、Drauve がニューシングル「Window」をリリースしました。Drauveは、プロデューサー兼ギタリストのStephen Grzenda(ステファン・グジェンダ)と、シンガーソングライターのVictoria Draovitch(ヴィクトリア・ドラオヴィッチ)によって構成されています。
この最新シングル「Window」は、プロデューサーとシンガーソングライターという二つの才能が融合した、彼らの持ち味であるドリーミーなサウンドを体現する作品となっています。
Wet Leg – “mangetout”
イギリス・ワイト島出身のバンド、Wet Legが、LP『moisturizer』収録曲「mangetout」のミュージックビデオを公開しました。このビデオはバンド自身がディレクターを務めており、メンバーのRhian Teasdale(リアン・ティーズデイル)は、銀色のショートパンツ以外は判別がつかないほど巨大なウィッグに覆われた姿で、トウモロコシ畑やビーチを踊り抜けます。
この映像は、催眠的で不穏な雰囲気を醸し出した後、Teasdaleがトラックの荷台から血まみれの姿で出現し、悪魔的な笑みを浮かべるという衝撃的な展開を迎えます。バンドは現在ツアー中で、ベルリン、ロサンゼルス、パリなどで公演を控えています。
Aurat – go away
ロサンゼルスを拠点とする音楽グループ、Aurat(オウラト、Urdu語で「女性」を意味する)が、ニューシングル「go away」をGet Better Recordsからリリースしました。パキスタン系アメリカ人のリードボーカリスト、Azeka Kamalを中心に、Gil Talbot(プロデュース/ベース)、Dolomedes(ギター)、Jordan Treadway(ドラム)で構成される彼らは、Urdu語の歌詞と非伝統的なサウンドを取り入れた独自の音楽を追求しています。
このシングル「go away」は、Auratが持つ母国語の歌詞へのこだわりと、エキゾチックで非定型的なサウンドの融合を示す最新作となります。彼らは、Urdu語を深く受け入れ、その独自の音楽性でロサンゼルスの音楽シーンに新たな風を吹き込んでいます。
Katy & the Null Sets – Last Time/Next Time
ポートランドを拠点に活動する Katy Ohsiek(foamboyのメンバーでもある)率いるバンド、Katy & The Null Sets が、ニューシングル「Last Time/Next Time」をリリースしました。この楽曲の最大の聴きどころは、上品なボサノヴァのメロディーの途中に、オルタナティブ・ロックのディストーションが効いた爆発的なブリッジを組み込むという、斬新なアイデアです。
Ohsiek は、この曲のインスピレーションについて、幼少期に Jobim の曲を演奏するなど、ボサノヴァへの長年の愛があったと説明しています。しかし、この曲を際立たせているのは、「全くエレベーター・ミュージックの雰囲気と合わない、爆発的でアグレッシブなファズギターのブリッジ」であると言います。これは、「落ち着いた顔をしているけれど、まさにパニック寸前であるという感情」を表現しようとしたもので、Katy & The Null Sets の次のアルバム『Troublemaker』からの最後の先行公開曲となります。アルバムは来週リリース予定で、これまでに公開された「F me!」と「I Wish I Had Met You In The Summer」も併せてチェックする価値があるでしょう。
