元メンバーBrent Hindsの急逝という深い悲しみを乗り越えて――Mastodonが新体制で挑む待望のニューアルバム『Marrow Deep』をリリース、魂の結束を示す新曲も解禁

グラミー賞受賞のヘヴィメタル・バンドMastodonが、2021年の『Hushed And Grim』以来となる待望のニューアルバム『Marrow Deep』を2026年8月28日にLoma Vistaからリリースすることを発表しました。本作は、昨年バンドを不仲の末に脱退し、そのわずか半年後にバイク事故で急逝した元バンドメイトのBrent Hindsを追悼した6月のシングル「Your Ghost Again」に続く新プロジェクトです。ギリシャ神話の「運命の三女神(モイライ)」にインスパイアされた本作は、残されたBrann Dailor、Troy Sanders、Bill KelliherにギタリストのNick Johnstonが加わり、キーボードのJoão Nogueiraも深く関与した、バンドの新体制初となる13曲入りのアルバムに仕上がっています。

アルバムのアナウンスと同時に解禁された最新シングル「Snakes For Dinner」には、バンドの長年の友人であり、Queens Of The Stone AgeのフロントマンであるJosh Hommeがゲスト参加しています。Josh HommeがMastodonの楽曲に参加するのは、2006年のアルバム『Blood Mountain』に収録された「Colony Of Birchmen」以来20年ぶりのことであり、今回もバンドのヘヴィな世界観に完璧に溶け込んでいます。Ash Kronが監督を務めたミュージックビデオも公開されており、今後さらに明かされる予定の豪華なゲスト陣への期待を抱かせる、スリリングな幕開けを飾るナンバーです。

アトランタにあるバンドのスタジオ「West End Sound」で制作された本作は、Lana Del Reyなどを手がけるPatrik Bergerと、ConvergeのKurt Ballouという異色のコンビを共同プロデューサーに迎えてレコーディングされました。悲痛な別れを乗り越え、初期の頃のような「飢えと結束力、そして純粋な高揚感」を取り戻したというMastodon。彼らは本作のリリース後、新体制のエネルギーを引っ提げて「Poisonous Weapons Tour」へと乗り出す予定です。


Initiate – “Numb The Pain”

南カリフォルニア出身のハードコアバンド Initiate のシングル「Numb The Pain」は、彼らの真骨頂であるアグレッシブなハードコアサウンドと、繊細なメロディが見事に融合した楽曲です。これまでの王道なスタイルから一歩踏み出し、フロントウーマンである Crystal Pak の圧倒的なスクリームや激しいモッシュパートを炸裂させつつも、ヴァース部分にはアコースティックギターの音色を忍ばせるなど、予想外のインストゥルメンタルなアプローチが光ります。ブレイクダウンが来ると見せかけて美しくメロディックな展開へとシフトダウンしていく構成は、バンドの表現力の広さをまざまざと見せつけており、新作EP『With Love // With Rage』のリード曲として完璧な仕上がりとなっています。

楽曲のリリースと同時に公開されたミュージックビデオは、この楽曲が持つ激しさと内省的な美しさのコントラストを視覚的に捉えています。歌詞のなかで描かれる個人的な葛藤や、辛い時期を支えてくれた友人たちへの感謝など、従来のハードコアに多い「団結」のテーマを一歩深めた「愛と怒り」の二面性が映像を通してエモーショナルに表現されています。ただ激しいだけのアンセムではなく、バンドの確かな進化と、音の強弱だけに頼らないエモーショナルな芯の強さを感じさせる映像作品です。


Vein.fm や Fleshwater の精鋭たちが集結! ボストンのマスコア・シーンに衝撃を与えた Living Weapon が、ブルータルな新曲「The Leaving Process」とともに待望のデビューフルアルバム発表

ボストンを拠点に活動するメタルコア/マスコア・バンド Living Weapon が、待望のデビュー・フルアルバム『Death in the Family』を8月14日にデジタル・リリース(フィジカルは9月にリリース)することを発表し、あわせて先行シングル「The Leaving Process」を不穏な空気感をまとったミュージックビデオとともに解禁しました。本作のレコーディング、プロデュース、エンジニアリングは、バンドのギタリストであり、Vein.fm のメンバーでもある Jeremy Martin が自ら手がけています。

Living Weapon は、Vein.fm のベーシスト/バックヴォーカルとして知られる Jonathan Lhaubouet がフロントマンを務める実力派バンドです。2021年にリリースしたデビューEP『Paradise』でボストンのメタルコア・シーンに衝撃を与えて以来となる今回のフルアルバムでは、さらに強固な布陣へと進化。現在のラインナップには、同じく Vein.fm や Fleshwater で活躍する Anthony DiDio や、Fleshwater および元 Vatican の Josian Soto-Ramos、そしてベーシストの Justin Legere が名を連ねています。

アルバムからの第1弾シングルとなった「The Leaving Process」は、彼らの真骨頂とも言えるブルータルで容赦のないヘヴィネスが炸裂するキラーチューンです。変則的で獰猛なマスコアの緻密さと、一歩も引かないメタルコアの凶暴性が高次元で融合。Vein.fm や Fleshwater といった名だたる先鋭バンドのDNAを引き継ぎつつも、Living Weapon 独自のエクストリームな美学と圧倒的な破壊力をシーンに見せつける、記念すべきデビュー作への期待を最高潮に高める1曲に仕上がっています。


離れた拠点から交錯する3人の結束と、嵐の海原を彷彿とさせる圧倒的轟音――Russian Circlesが伝説的スタジオで研ぎ澄ませた新境地「Empath」、そして待望のニューアルバム『Nine』へ

シカゴを拠点に20年以上にわたり活動を続けるインストゥルメンタル・トリオ Russian Circles が発表した「Empath」は、彼らの通算9枚目となるスタジオアルバム『Nine』からのリードシングルであり、Sargent House からリリースされた楽曲です。現在、メンバーの Brian Cook(ベース/キーボード)はシアトル近郊、Mike Sullivan(ギター)はロサンゼルス、Dave Turncrantz(ドラム)はシカゴと、それぞれアメリカの異なる都市に拠点を置きながら別プロジェクトでも精力的に活動していますが、本作は彼らの強固な創造的結束が今なお健在であることを証明する、極めて緊迫感に満ちたポストメタル・トラックに仕上がっています。

本シングルおよびアルバムの大部分は、生前の Steve Albini が率いたシカゴの伝説的なスタジオ Electrical Audio にて、2016年以来バンドのプロダクションを支える Converge のギタリスト Kurt Ballou とともにレコーディングされ、マサチューセッツ州にある彼のスタジオ God City で完成を迎えました。「Empath」は、事前の予想を超えるヘヴィかつリフ主導の硬質なサウンドを特徴としており、うねるような轟音のベースやサイレンのように響くギタードローン、そして重厚なドラミングが激しく交錯します。その音像は、まるで激しい嵐に見舞われた暗い海原の真ん中で、一人取り残され翻弄されているかのような圧倒的な没入感と破壊力を聴き手に与えます。

このシングルを包含するニューアルバム『Nine』は、2022年の前作『Gnosis』に続く作品であり、バンドとしての緩やかな進化と規律あるサウンドの洗練を体現した一枚です。メンバー自身が「自分たちの音楽は、個人として、そしてクリエイティブな存在として歳を重ねていくことへの和解やナビゲーション、そしてリフレクション(内省)のプロセスである」と語るように、物理的な距離を超えて紡がれた本作は、彼らが培ってきたポストメタルやダークハードコアの限界をさらに押し広げています。バンドは本作を携え、Pelican や Primitive Man をサポートに迎えた北米ツアーを秋に控えており、時の経過を記録しながらも未来を見据え続ける彼らの新たな金字塔として、シーンに強烈な存在感を放っています。


Russian Circles – “Empath”

シカゴ出身のインストゥルメンタル・トリオである Russian Circles のシングル「Empath」は、彼らの9枚目となるスタジオアルバム『Nine』からのリードシングルであり、Sargent House からリリースされた楽曲です。本作は、2022年の前作『Gnosis』に続き、Converge のギタリストでもある Kurt Ballou をプロデューサーに迎え、故 Steve Albini のスタジオ Electrical Audio や God City でレコーディングされました。彼らが20年以上にわたり追求してきたポストメタルやスラッシュ、ブラックメタル、さらにはハードコアの要素までを緻密に練り上げた、重厚なリフが主導する極めてヘヴィなサウンドスケープを特徴としており、聴き手を激しい嵐の渦巻く海原へと突き落とすような、圧倒的な破壊力と緊迫感を持ったトラックに仕上がっています。

Madeline Hampton が監督を務めたオフィシャルビデオ(映像)は、この楽曲が持つダークで破壊的なエネルギーと、視覚的な物語性をシンクロさせた見事な映像作品となっています。メンバーがそれぞれアメリカの異なる都市(シアトル、ロサンゼルス、シカゴ)に拠点を置きながらも、長年培ってきた揺るぎない創造的コラボレーションの核を証明するかのように、映像もまた時間の経過や個々の内省をダイナミックに表現。轟音のベースcrunch(歪み)や竜巻のサイレンのように響くギタードローンが織りなす音像と呼応しながら、荒々しくも美しい、どこか孤独で緊迫した世界観をソリッドに描き出しています。


homewrecker. – “The suicide of the summer”

新鋭のメタルコア/叙情派ハードコアバンド、homewrecker.が、最新シングル「The suicide of the summer」をリリースしました。本作は、初期のWristmeetrazorやbulletsbetweentongues、holderといった近年のリバイバル系叙情派スクリーモ/メタルコアの潮流を汲んだサウンドを展開しています。激情的なシャウトと重厚なブレイクダウン、そして悲痛なメロディックさが交錯する、強烈な感情の爆発を詰め込んだエモーショナルなキラーチューンに仕上がっています。

楽曲の解禁と同時に公開されたミュージックビデオ(オーディオクリップ)は、曲が持つ退廃的かつ衝動的な世界観をストレートに視覚化しています。「夏の自死」というあまりにセンセーショナルでダークなタイトルが示す通り、痛切な焦燥感や孤独、そして精神的な崩壊の明滅を激しい音像とともにスピーディーに描き出しています。アンダーグラウンドなヘヴィミュージック・シーンにおいて、彼らの剥き出しの初期衝動をシーンへ強烈に印象付ける、禍々しくも美しい映像作品です。


GENGHIS TRON – “Signal Fire”

GENGHIS TRONの楽曲『Signal Fire』のオフィシャルミュージックビデオは、激しいエレクトロニック・ビートとインダストリアルなノイズ、そして絶叫が融合した1分54秒の強烈な作品です。全編にわたりグリッチエフェクト(画像の乱れ)が施された映像では、花や人間の顔、爆発や炎を思わせる抽象的なイメージが目まぐるしくカットバックされ、視覚的なノイズとなって押し寄せます。楽曲内で何度も繰り返される「heat」という叫び声が、カオティックで歪んだビジュアルと共鳴し、五感を刺激する圧倒的な緊張感と混沌とした世界観を短時間で叩きつけています。

この楽曲は、2026年6月12日にRelapse Recordsからリリースされた彼らの4作目となる同名のフルアルバム『Signal Fire』のタイトル曲です。前作『Dream Weapon』(2021年)のポスト・ヒューマンなSFファンタジーから一転し、本作は「情報過多によって人間が処理能力を失ったディストピア的な現代」という極めてリアルな現在地をテーマにしています。サイバーグラインドやデス・メタル、そしてインダストリアル・ポップの要素を貪欲に飲み込んだ全10曲のアルバムは、バンドが20年におよぶキャリアの中で洗練させてきた、美しくも禍々しい実験的サウンドの集大成となっています。

ピッツバーグの156/Silenceが放つ待望の6thアルバム『From a Distance』が9月発売決定!孤独と無力感に抗う先行シングル「No Arms」のMVも同時公開

米ペンシルベニア州ピッツバーグを拠点に活動するアトモスフェリック・メタルコア・ユニット、156/Silenceが、通算6作目となるニューアルバム『From a Distance』を9月4日にPure Noise Recordsからリリースすることを発表しました。このアナウンスに伴い、Errick Easterdayが監督を務めた公式ミュージックビデオとともに、アルバムからの先行ファースト・シングル「No Arms」が公開されました。

今作のプロデュース、エンジニアリング、ミックス、およびマスタリングは、Lorna ShoreやThe Plot In Youなどを手がけたことで知られるJosh Schroederが担当。ミシガン州ミッドランドにある彼のスタジオ「Random Awesome! Recording Studio」にて制作されました。また、アルバムにはMike Hranica(The Devil Wears Prada)、Alex Reade(Make Them Suffer)、Tony Castrati(Crippling Alcoholism)といった豪華なゲスト陣が参加していることも明かされています。

先行シングル「No Arms」についてバンドは、「自分自身や、自分に属するものを守る術を失ってしまうことについて歌った楽曲」であると説明しています。身に降りかかる状況をコントロールする手段を持たず、孤独と恐怖に怯えるなかで、誰かに救い出されるまで絶望的な無力感に圧倒され続ける、人間の心理的な葛藤や脆さを表現したナンバーとなっています。


情報が現実を侵食する「小島秀夫的ディストピア」を鳴らす――GENGHIS TRONが新作『Signal Fire』で辿り着いた、怒りと戦慄が混ざり合う究極の音響実験

Genghis Tronが、5年ぶりとなる通算4枚目のアルバム『Signal Fire』を6月12日にRelapseからリリースすることを発表しました。バンドリーダーであるHamilton JordanとMichael Sochynskyに加え、ボーカルにTony Wolski(The Armed)、ドラムにNick Yacyshyn(SUMAC、The Armed)、ベースにKenny Szymanski(The Armed)を迎えた新体制で制作され、プロデュースにはBattlesやModel/Actrizを手がけたSeth Manchesterが起用されました。Sochynskyは新メンバーの卓越した音楽性とソングライティングの直感力が、バンドを次のレベルへと押し上げたと語っています。

今作のテーマについて、ボーカルのTony Wolskiは「小島秀夫的なディストピア」を掲げています。溢れかえる情報が人間の処理能力を超え、無道徳で狡猾な者たちが執拗な主張によって現実を意のままに作り変えてしまう、終わりのない代理戦争の時代を投影した作品です。Wolskiは「正直なところ、これはおそらく2027年頃の話かもしれない」と、本作が描く世界観が現代社会の延長線上にある不安定な未来を射抜いていることを示唆しています。

アルバムからの先行シングルとして公開された「I Am All」は、彼らの真骨頂とも言える多様なヘヴィ・ジャンルを一つの器に詰め込んだような楽曲です。シンセサイザーの質感とエクストリーム・メタルの狂気が交錯するそのサウンドは、20年というキャリアを経て、かつての実験的なパッチワークから、より洗練された独自のスタイルへと昇華されています。混沌とした現代のディストピアを鋭く切り取る、圧倒的なエネルギーに満ちた最新作となっています。


The Callous Daoboys – “Gigantic Parasite Tongue”

The Callous Daoboysが、昨年のアルバム『I Don’t Want to See You in Heaven』以来となる強烈な新曲「Gigantic Parasite Tongue」をリリースしました。この楽曲は、コンクリートを粉砕するようなマスコアの変則的なグルーヴから、ハイパーポップの要素、さらにはバイオリンの旋律に乗せた切実なヴォーカルまでが渾然一体となった、彼ららしいカオスな仕上がりです。ギタリストの Dan Hodson はそのバイブスを「2005年のダウンロード・フェスで Meshuggah が『Future Breed Machine』を演奏しているよう」と例え、ヴォーカルの Carson Pace は「この曲が世界を変える」と豪語しています。

Sam Hahn が監督を務めたミュージックビデオは、バンドメンバーが現代の天使を誘拐し、ボルトカッターを用いた凄惨な儀式を通じてその翼を奪い、Carson Pace に縫い付けようとするという、神性の移譲を試みる衝撃的な内容になっています。アート性の高い映像ながら、やや刺激的な描写が含まれる本作は、彼らの過激な美学を象徴しています。バンドは来週から Arm’s Length のツアーサポートを開始し、6月と11月にはヨーロッパ公演も控えており、ライブシーンでもその圧倒的な存在感を放ち続けています。