Anthony Fremont’s Garden Solutions – “Nature”

シカゴのレーベル Sooper Records よりリリースされた Anthony Fremont’s Garden Solutions の新曲「Nature」は、Marcus Drake の手によって描かれる独創的で中毒性の高いシングルです。パンク、ポスト・ハードコア、エクスペリメンタル、スクロンク(skronk)といったジャンルを横断するカオティックかつエッジの効いたサウンドを展開しており、短尺ながらも鮮烈なインパクトを残す一曲に仕上がっています。

歌詞では「Cooperation」「Conservation」「Revolution」「Television」といった言葉のリフレインや、「噛みついて、吐き戻して、また噛みつく」といった刺激的なフレーズ、さらには調理プロセスになぞらえた詩的な描写が目まぐるしく交錯します。狂気とユーモア、そして歪んだ社会批評が入り混じったカオスな世界観を、鋭利なサウンドとともに叩きつける不穏で刺激的なオルタナティブ・トラックです。

Cor de Lux – “The Deli”

ノースカロライナ州キルデビルヒルズを拠点とする4人組バンドCor de Luxの楽曲「The Deli」は、J. Robbinsプロデュースのもと9月18日にリリースされるニューアルバム『Year Of The Horse』からの先行シングルです。ポストハードコアの切迫感やシューゲイザーの浮遊感、ノイジーなインディー・ロックとポップなメロディが融合したサウンドが特徴で、Dawn MoragaとTim Luskによる絡み合うギターと交互に交わされるボーカルが力強い疾走感を生み出しています。現代の政治的批判や他人に流されない思考の大切さをテーマに、独自の社会風刺とユーモアを交えて表現した楽曲です。

Stephen Coadが監督・アニメーションを手掛けたストップモーション・ミュージックビデオは、楽曲の歌詞やシュールなテーマ性をハンドクラフト感溢れる世界観で鮮やかに拡張しています。「政治家をサンドイッチのように食べてしまえ」といった歌詞の風刺精神や、現代の政治状況をTVショーに見立てたメッセージが、独創的な映像美とともに描き出されています。前作「The Cringe」のビデオに続くクオリティの高い映像作品となっており、秋のアルバムリリースとツアーに向けてバンドの勢いを強く感じさせる注目の作品です。


Self Defense Family – “Reclusion”

ニューヨーク州オールバニ出身の個性的で実験性豊かなポスト・ハードコア・コレクティブSelf Defense Familyが、久しぶりとなる待望のニューシングル「Reclusion」をリリースしました。Drug Churchのフロントマンとしても活躍する中心人物Patrick Kindlon率いる彼らは、メンバーが流動的に入れ替わるプロジェクトとして数々のアルバムやEPを発表してきましたが、近年は活動を休止していました。2020年の未発表曲集や2023年のライブ盤を経て届けられた本作は、バンドの本格的な再始動を提示する一曲となっています。

「Reclusion」は、Kindlonが愛好するLungfishを彷彿とさせる、力強く響くポスト・ハードコアのグルーヴと独特の重厚感が印象的な楽曲です。オーストラリアへと生活の拠点を移したKindlonの静けさや家族への想い、そして「森の聲」に引き寄せられてゆく詩的な詞世界が、怒号のような力強いボーカルとともに重厚に響き渡ります。「全員がおかしくなっていると感じる孤独感」を彼らしい美学で捉え直し、長年ともに音を重ねてきたメンバーとの有機的な絆と、徹底的に感情と向き合ったストイックな表現美が凝縮された復活作です。


Control Topの元メンバーが東西両海岸で再集結!新デュオ Index が放つ、インダストリアル&ニュー・メタルを融合した衝撃のデビューアルバム『Vis Inertiae』リリース決定

かつて高い評価を得たフィラデルフィアのDIYパンク・トリオControl Topの元メンバーであるAlan CreedonとAlex Lichtenauerが、新たなバイコースタル(東西海岸)デュオ「Index」を結成し、デビューアルバム『Vis Inertiae』のリリースを発表しました。現在フィラデルフィアに拠点を置くCreedonと、ロサンゼルスでインディレーベル「Get Better Records」を運営するLichtenauerの二人は、昨年夏から大陸を横断してエレクトロニック色を帯びたパンク・デモのやり取りを開始。その後、CreedonがLAを訪れたことでプロジェクトは本格的な始動へと至りました。

ニーチェの引用から名付けられたデビューアルバム『Vis Inertiae』のレコーディングは、ニューヨークにて、ヘヴィ・ミュージックの名プロデューサーとして知られるArthur Rizkを迎えて行われました。Rizkの巧みなディレクションにより、従来の生ドラムとエレクトロニック・ドラムの融合が突き詰められ、彼らが引き出したいと熱望していたエレクトロニック、インダストリアル、そしてニュー・メタル的なエッセンスが完璧に引き出されたサウンドスケープが構築されています。

アルバム発表に合わせて先行公開されたセカンドシングル「Fractured」は、焦燥感に満ちた(jittery)ビートでありながら、恐るべき襲撃(fearsome attack)のような激しさを湛えた強烈なトラックです。Lichtenauerが最初にこのデモを聴いた瞬間に大興奮して練習スペースへ直行したという逸話を持つこの楽曲は、アルバムのオープニングを飾るデビューシングル「Cellophane」に続き、新生デュオとしての強烈なクリエイティビティと圧倒的なエネルギーを示す、破壊力抜群の仕上がりとなっています。


Index – “Fractured”

フィラデルフィアのDIYパンク・トリオControl Topの元メンバーであるAlan CreedonとAlex Lichtenauerが新たに結成したバイコースタル(東西海岸)デュオ「Index」が、デビューアルバム『Vis Inertiae』のリリース発表に伴い、ニューシングル「Fractured」を公開しました。本作は、メンバーがフィラデルフィアとロサンゼルス間でエレクトロニックに影響されたデモを送り合う中で生まれた楽曲です。LAに渡ったLichtenauerがこのデモを初めて聴いた際、その圧倒的なクオリティに衝撃を受け、スタジオへ直行してドラムを叩き込んだという熱いエピソードが残されています。

名プロデューサーArthur Rizk(アーサー・リズク)を迎えてニューヨークでレコーディングされた「Fractured」は、焦燥感に満ちながらも恐るべき襲撃のようなアタック感を持つインダストリアル・パンク・ナンバーに仕上がっています。生ドラムとエレクトロニック・ドラムを巧みに融合させた重厚なビート、そして彼らが本来表現したかったニュー・メタルやインダストリアル、エレクトロニックのエッセンスが余すことなく引き出された、破壊力抜群のトラックです。


「約束された未来は来なかった」――名手 Scott Evans と組んだ Porcelain が、国家のシステム的暴力に抗う焦燥のノイズと息を呑む映像美で現代のディストピアを告発する

テキサス州オースティンを拠点とする4人組ポストハードコア・バンド Porcelain が、待望のセカンドアルバム『Today’s Minor Victories』のリリースを発表し、そのリードシングルとなる新曲「Apocalypse」を公開しました。2022年に結成された彼らは、2024年にセルフタイトルのデビューアルバムを発表し、そのノイジーで喉を掻き切るようなポストハードコア・サウンドで注目を集めてきました。今回のアルバムは、名プロデューサーである Scott Evans を迎えてレコーディングされており、バンドにとって大きな進化を示す作品となっています。

先行シングルである「Apocalypse」は、不穏でザラついた重厚なベーストーンと、耳を切り裂くようなジャギドなギターリフが容赦なく渦巻く、極めてヘビーな楽曲です。歌詞のテーマは「無垢の喪失」であり、子供の頃に約束されていたはずの明るい未来が、悲劇の連鎖や、権力と強欲に突き動かされる暴力的な帝国主義によって、ゆっくりと崩壊していく現実への絶望と怒りを描いています。私たちが直面している国家の構造的な暴力に対し、生々しい感情をぶつけるような強烈なメッセージが込められています。

あわせて公開されたミュージックビデオは、著名な写真家・映像監督である Pooneh Ghana が手がけ、テキサスの牧場で撮影されました。このビデオは楽曲が持つディストピア的な世界観を完璧に視覚化しており、バンドの新たなフェーズを象徴する仕上がりとなっています。彼らはこの新作のリリースに伴い、バンド史上初となるアメリカ西海岸ツアーの開催も発表しており、アルバム『Today’s Minor Victories』への期待はさらに高まっています。

Porcelain – “Apocalypse”

テキサス州オースティンを拠点とする4人組ポストハードコア・バンド Porcelain が、プロデューサーの Scott Evans とタッグを組んだセカンドアルバム『Today’s Minor Victories』のリリースを発表し、そのリードシングルとなる「Apocalypse」を公開しました。2022年に結成され、2024年にセルフタイトルのデビューアルバムを発表した彼らは、ノイジーで重厚なポストハードコア・サウンドを得意とする注目のバンドです。今回の新曲「Apocalypse」も、不穏でザラついたベーストーンと強烈なギターリフが炸裂し、彼ららしい荒々しくも緻密なノイズの世界を構築しています。

この楽曲は、私たちが幼少期に抱いていた明るい未来への希望が、現実の悲劇や社会の不条理によって崩壊していく「無垢の喪失」をテーマにしています。歌詞には、権力や強欲、帝国主義に突き動かされる世界に対する焦燥感と、国家の根底にあるシステム的な暴力に直面した人々の怒りが生々しく表現されています。あわせて公開されたミュージックビデオは、写真家・映像監督の Pooneh Ghana が手がけ、テキサスの広大な牧場を舞台に撮影されました。この映像は、曲が持つヒリついたディストピア感を見事に視覚化しており、バンド初の西海岸ツアーに向けてさらに勢いをつける仕上がりとなっています。

Slow Mass – “GBP”

シカゴを拠点に活動するインディー/ポスト・ハードコアバンド Slow Mass の12インチ作品『GBP』は、彼らの実験性とコラボレーション精神が凝縮されたシングルです。1曲目に収録されている「Thirsty」は、イギリスツアーの後にロンドンで活躍する実力派ミュージシャンたち(Tangled Hairの James Trood、Outlanderの Joe House、Wrenの Seb Tull、Modern Ritualsの Rob Hollamby)を迎え、わずか2日間で書き上げられ、レコーディングされました。重厚かつスリリングなポスト・ハードコアサウンドに、ロンドンの猛者たちによるエッジの効いたエッセンスが見事に融合した楽曲に仕上がっています。

続く2曲目には、「存命する最も偉大な英国人」と称される Martin Newell が率いる伝説的なインディー・ポップバンド、The Cleaners from Venus の名曲の再解釈(カバー)が収録されています。イギリスの音楽シーンへの深いリスペクトが込められたこのトラックは、1曲目のカオティックな熱量とはまた異なる、彼らのソングライティングの幅広さとメロディセンスを感じさせる仕上がりです。ロンドンでの濃密なコラボレーションと英国ポップの伝統へのオマージュが詰まった、バンドの新たな音楽的探求が楽しめる1枚となっています。


Laughter – “Slime”

ロンドンのポストハードコア/オルタナティブ・バンドであるLaughterが、Venn Records移籍第1弾となるセカンドEP『Slime』を8月28日にリリースすることを発表し、あわせてタイトルトラックであるニューシングル「Slime」とそのミュージックビデオを公開しました。本作は、Cro-MagsやCocteau Twins、Polvoといった幅広いアーティストから影響を受けており、ポストハードコアやノイズロックの生々しい激しさと、ドリームポップの豊かで空間的なサウンドスケープをシームレスに融合させています。ギザギザとしたギターリードと幽玄で感情を浄化するようなボーカルが特徴的なこのリードシングルについて、ギタリストのLou Perryは、記憶や夢、既視感(デジャヴ)が混ざり合い、現実か夢か判別がつかなくなるような混乱した精神空間を掘り下げた歌詞であると説明しています。

この新作は、アンダーグラウンドシーンで瞬く間に彼らの地位を確立したデビューEP『Group Bonding』の勢いをさらに発展させたプロジェクトです。新曲のビデオとともに届けられたこの待望の発表により、バンドは圧倒的な重厚さときらめくメロディの狭間へとそのサウンドをさらに押し進め、新たな章へと突入します。彼らの特徴であるノイズロックの激しさとドリームポップの美しさが、今回のシングルとビデオを通じてよりエモーショナルかつカタルシス溢れる世界観へと昇華されています。


Being as an Ocean – “Only Light Fills The Frame”

カリフォルニア出身のポスト・ハードコア/メロディック・ハードコア・バンド Being as an Ocean が、人間の心の最も深い闇と、そこからの救済を描いた魂のニューシングル「Only Light Fills The Frame」を、胸を打つリリックビデオとともにリリースしました。フロントマンの Joel Quartuccio が綴る歌詞は、「再び自死を考えた」という衝撃的で凄絶な独白から始まります。若き日のトラウマ、自己嫌悪、そして永遠の眠りへと誘う「虚無(Void)のサイレンソング」に引きずり込まれそうになる生々しい心の葛藤が、叫びとスポークン・ワードが交錯する彼らならではの圧倒的なエモーショナル・サウンドに乗せて、聴き手の胸に痛烈に突き刺さります。

しかし、この楽曲の本質は絶望ではなく、暗闇の先にある「生への讃歌」にあります。曲の中盤、イギリスの著名な霊長類学者ジェーン・グドール(Jane Goodall)の「あなたたちの誰もが果たすべき役割があり、人生には意味がある。希望を捨てないで」という力強いスピーチがサンプリングとして挿入され、楽曲の流れは劇的な転換を迎えます。「誰もあなたの代わりにはなれない、どうか生きてくれ」という祈りにも似た切実な叫びとともに、悲痛な叫びは「この人生という夢を慈しみ、生きていく」という確固たる決意へと昇華。ビデオの映像と言葉が一体となり、苦しみを抱えるすべての人へ「生きる価値」を肯定する、暗闇を光で満たすような救済のカタルシスに満ちた大作です。


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