Plato III feat. Bei Bei – Stay Sane (ELUCID Remix)

ヒップホップ・アーティスト Plato III の楽曲「Stay Sane」に、東海岸のラッパーであり、アブストラクト/アンダーグラウンド・ヒップホップ・シーンのアイコンとして絶大な支持を集める Armand Hammer の ELUCID を迎えた新たなリミックス「Stay Sane (ELUCID Remix)」がリリースされました。オリジナルが持つ世界観をさらに深く掘り下げるように、ELUCID はその独自の鋭い視点から紡がれた強烈な新リリックを注ぎ込み、楽曲にダークで緊張感のある新たな息吹をもたらしています。

このリミックスにドラマチックな美しさと豊かな奥行きを添えているのが、中国の伝統楽器である古筝(グーチョン)の奏者/コンポーザーとして知られる Bei Bei による見事なストリングス・アレンジメントです。ELUCID のエッジの効いたスピリットあふれるラップと、Bei Bei が奏でる優美でシネマティックな弦の響き、そして Plato III のオリジナルの核がスリリングに融合。ジャンルやカルチャーの境界線を鮮やかに飛び越え、混沌とした世界の中で「正気を保つこと(Stay Sane)」の切実さを描き出した、極めて芸術性の高いコラボレーションに仕上がっています。


12k Gotti – “Climax”

アンダーグラウンド・シーンで頭角を現す12k Gottiがドロップしたシングル「Climax」は、ディープで中毒性の高いインディー・ラップの質感と、彼の研ぎ澄まされたリリシズムが炸裂する一曲です。本作は、7月23日にリリースを控える待望のプロジェクト『MADLIFE』からの先行トラック。新進気鋭のインディー・ヒップホップ・レーベル「10k.」からのリリースということもあり、耳の肥えたリスナーの間で大きな注目を集めています。張り詰めた緊張感のなかにエモーショナルな余韻を残すビートの上で、彼のリアルな生き様をストレートにスピットする姿は、まさにタイトル通り『MADLIFE(狂った人生)』の絶頂(クライマックス)へと向かうエネルギーを感じさせます。

また、楽曲と同時に公開されたミュージックビデオは、12k Gotti自身が自ら監督(Directed by 12k Gotti)を務め、気鋭のクリエイターである@fastlifeboloが撮影(Shot by @fastlifebolo)を担当しています。アーティスト自身のビジョンが100%反映された映像は、派手な演出に頼るのではなく、ストリートの生々しい空気感や日常の瞬間をドキュメンタリータッチで巧みに切り取っているのが特徴です。楽曲が持つどこか哀愁を帯びた、それでいて力強い世界観をヴィジュアル面から完璧に補完しており、映像と音楽がシームレスに融合した完成度の高いアートワークに仕上がっています。

The Koreatown Oddity – “Ragu & Prego”

ロサンゼルスを拠点に活動するラッパー/プロデューサーのThe Koreatown Oddityが、名門レーベルのStones Throw Recordsより待望のニューシングル「Ragu & Prego」をリリースし、あわせてオフィシャルミュージックビデオを公開しました。近年はビートテープの制作に注力していた彼にとって、ラッパーとしては約4年ぶりの新曲となる本作。これまでの作品でも見られたローファイでトリッピーな抽象的ヒップホップの系譜を継ぎつつ、独特のユーモアと鋭い着眼点が光るファンキーな仕上がりとなっています。

リリースと同時に公開されたビデオは、彼の独創的でどこか奇妙な世界観を視覚的にも表現した、没入感のある映像作品となっています。ロサンゼルスのローカルな空気感を漂わせながらも、現実とファンタジーが入り混じるような彼ならではの映像表現が、中毒性の高い楽曲の魅力をより一層引き立てています。お馴染みのStones Throwとのタッグにより、唯一無二の存在感を放つ新章の幕開けを告げるプロジェクトです。


Pinch & Trim – “Striker”

UKベース・ミュージック界の重鎮 Pinch と、独自のフロウでカルト的な人気を誇る実力派MCの Trim が再びタッグを組み、最新シングル「Striker」をリリースしました。本作は、高い評価を獲得した2025年のEP『No Caller I.D.』に続く待望の新曲です。Pinch の一切の妥協を許さない骨太なプロダクション・スキルと、Trim の卓越したリリシズムが 140-BPM の強烈なダブステップ/グライムの枠組みの中で再び融合を果たし、圧倒的なスケール感を誇るエピックな仕上がりとなっています。

サッカーの試合における「前後半」のようにドラマチックな展開を見せるこのトラックは、エモーショナルなシンセサイザーのメロディから幕を開け、まるで試合終了直前のラスト数秒でゴールへ向かって猛突進するような、息をもつかせぬ緊迫感と疾走感へと発展していきます。バンドや制作陣が「これはサッカーの曲ではない(が、そう思われても無理はない)」と語る通り、スタジアムさながらの爆発的な熱量と、ストリートのヒリヒリとした緊張感がスリリングに交錯する、クラブフロア震撼のキラーチューンです。


R.A.P. Ferreira, nahhphet & Rhys Langston – “Sound of Horns”

このシングルは、アーティストのBaraka Njenga(詩人としての別名はFrankie Jax No Mad)がICE(アメリカ移民・関税執行局)の拘留施設に収容された事件を受け、彼の救済と支援のために制作された作品です。彼は自宅近くで食料を買いに出た際に連行され、拘留中にケニアへの自発的強制送還を選択したため、今後の生活に向け多大な援助が必要となっています。アンダーグラウンドシーンの結束の象徴でもある彼の危機に対して、何千マイルも離れた各地のコミュニティが団結し、理不尽なシステムへ抗議の声を上げています。

収録曲の「Sound of Horns」では、God.Damn.Chanによる極上のプロデュースのもと、R.A.P. Ferreira、nahhphet、Rhys Langstonがラップや詩を乗せ、友人であり仲間である彼への注目と資金調達を呼びかけています。理不尽に住処を追われ、人間性を奪われていく友人を目の当たりにしたアーティストたちの心理的・感情的な記録であり、詩という表現手段を通じて仲間を救うために総力を結集した真摯な支援作となっています。


KNEECAP – “Cold At The Top” (Shanti Celeste Remix)

アイルランド・ベルファスト出身のヒップホップ・トリオKNEECAPが、最新リミックス・シングル「Cold At The Top (Shanti Celeste Remix)」をHeavenly Recordingsからリリースしました。本作は、本国アイルランドでチャート1位、全英でも2位を記録するなど世界的な大躍進を遂げている彼らが、気鋭のプロデューサー/DJであるShanti Celesteをリミキサーに迎えた注目作。Killer Mikeをフィーチャーした「Smugglers & Scholars」や、Kae Tempestが参加した「Irish Goodbye」といった一連のオルタナティブ・バージョンに続くもので、アルバム・サイクル以降も独自の熱量を絶やすことなくシーンに刺激を与え続けています。

今回のリミックスでShanti Celesteは、KNEECAPが持つヒップホップの緊迫感を、よりタフでディープな深夜のハウス・ミュージックの枠組みへと鮮やかに再構築(リルート)しました。がっしりと固定された4/4拍子の力強いグルーヴ、浮遊感のあるメロディックな音響工作、そしてエフェクトを施し細切れにされたヴォーカル・フラグメントが完璧に融合。原曲が内包するカオスや危うさを一切削ぎ落とすことなく、汗ばむような熱気と、クラブのピークタイムにふさわしい強烈なエナジーを放つレイトナイト・ハウスへと昇華させた傑作トラックに仕上がっています。


Everything Is Recorded & Peter Gabriel & IDK – “Beyond The Brilliant Haze”

Richard Russellが主宰するコラボレーション・プロジェクト、Everything Is Recordedが、メリーランド出身のラッパー.idk.とPeter Gabrielをフィーチャーしたニューシングル「Beyond The Brilliant Haze」をリリースしました。フォークやソウルにインスパイアされた2025年のアルバム『Richard Russell Is Temporary』や、それに続くエレクトロニックな作風の『Solstice Equinox』、EP『No Ends No Beginnings』といった精力的な活動の流れを汲む本作は、Peter Gabrielの提案によりMike Elizondoがミックスを担当。異なる音楽的背景を持つ異色の才能たちが、絶妙なタイミングで結集したプロダクションとなっています。

本作は、Richard RussellとPeter Gabrielが過去に行ったセッションの未発表アイデアを起点に、メロディパートの再構築を経て完成へと至りました。Peter Gabrielは「異質な要素の融合」と.idk.の参加による強烈な音楽的コントラストを称賛しており、一方で.idk.自身もこの予期せぬ豪華な共演に対して「美しい調和と並置(ジュクスタポジション)」が生まれたと語っています。互いへの敬意と予測不能なクリエイティビティが美しく絡み合い、それぞれの持ち味が最大限に引き出された作品として世界へ送り出されました。


jackzebra – “Sunshine”

中国・成都出身の気鋭ラッパーである jackzebra のシングル「Sunshine」は、ニューヨークを拠点とする先進的なヒップホップレーベル/コレクティブ Surf Gang Records からリリースされた楽曲です。彼のスタイルであるアンダーグラウンドなプラグ(Plugg)やクラウドラップ、エレクトロニックの要素が融合した質感を持っており、独特な浮遊感と中毒性のあるサウンドスケープを展開しています。中国のローカルなストリートカルチャーから、実験的なインターネットミュージックシーンの最前線へと逆輸入的に届く、彼のハイブリッドな音楽性が色濃く反映された一曲です。

この楽曲のミュージックビデオ(映像)についても、近年の Surf Gang 周辺のクリエイティブや、彼が Bloodz Boi などと展開してきたインターネット発の映像アプローチに通じる、ローファイかつエッジの効いた視覚演出が特徴となっています。どこか退廃的でありながらデジタルクオリティな質感や、アジアのリアルなユースカルチャーの空気感をそのまま切り取ったようなサイバー・DIYテイストが、楽曲の持つサイケデリックでドリーミーな世界観をより一層引き立てています。

TaliaBle – “LIFE ALWAYZ LANDZ”

TaliaBleが、Hot Chipのメンバーとしても知られるJoe Goddardらとタッグを組んだニューシングル「Life Alwayz Landz」をリリースしました。本作は、進むべき道が完全に見えない時でも自らの選択を信じる重要性を歌った「Dreams」と、過酷なツアーの真っ只中で制作された「Endless」の2曲から構成される作品です。気鋭のアーティストであるTaliaBleが持つ独自の詩的な世界観と、Joe Goddard、そしてJamesによる卓越したプロダクションが見事に融合し、彼女の内省的な感情やインスピレーションが鮮烈に表現されたナンバーとなっています。

収録曲の「Dreams」は、内なるインナーチャイルドへと語りかけるようなビートが特徴で、まるで色を失っていた塗り絵が突然鮮やかに色づき始めるかのような躍動感と、目に見えない大いなる力に守られている安心感を、故郷の静けさとともに描き出しています。一方で「Endless」は、スイスやコーンウォール、ブリストルなどを巡る18公演の過酷なツアーの中で生まれ、変化し続ける境界のない世界を彷徨いながらも、ステージの重低音を錨(アンカー)とし、自らの直感とリズム、そして少しの反骨心を羅針盤にして「果てしなく(Endlessly)」進み続ける力強い意志が込められています。


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