映画音楽のサウンドトラック制作や外部プロデュースで多忙なDaniel Lopatin (Oneohtrix Point Never) が、数週間後に自身のニューアルバム『Tranquilizer』をリリースします。このアルバムは、彼が発見した90年代のコマーシャル・ミュージックのサンプルCDのアーカイブにインスパイアされています。既にアルバムからは、発表時に3曲、先週「Measuring Ruins」が公開されており、今回はそれに続く新曲「Cherry Blue」がシェアされました。Lopatinはアルバム発売前に多くのトラックを公開する予定です。
新曲「Cherry Blue」は、Oneohtrix Point Neverが時折見せる奇妙に感情的でほろ苦いデジタル・ノスタルジーの光沢を帯びています。ドローン・サウンドは比較的静かで美しく、幾層にも重なるパルスへと落ち着きます。その音響は、「起きているには疲れすぎているけれど、まだ働かなければならない」時の頭の中の感覚を、心地よい形で表現しているかのようです。「Cherry Blue」には、今回が初めてのミュージックビデオ制作となるフランスのビジュアルアーティスト、Pol Taburetによる抽象的なビデオが添えられています。
