Dying 4 & TaliaBle – “Sweetheart Grips”

ロンドンのアート・ロック・バンドBlue BendyのギタリストJoseph Nashによるソロ・プロジェクトDying 4が、TaliaBleを迎えて放つ「Sweetheart Grips」は、Practise Musicより9月4日にリリースされるデビューEP『Perish Songs』からの最終先行シングルです。UKガラージやベースラインといったダンス・ミュージックの骨組みに、エモの煌めくギターや歪んだボーカルを融合させた彼特有のサウンドが展開される本作。異彩を放つアーティストTaliaBleのエッジィなボーカル・パフォーマンスと交差することで、クラブ・ミュージックの疾走感とオルタナティヴ・ロックの切実なカタルシスが同居する刺激的なハイブリッド・トラックに仕上がっています。

あわせて公開されたミュージック・ビデオは、楽曲が持つユースカルチャー特有の緊張感とカオスな熱量をストレートに表現した映像作品です。都市の夜の空気感を切り取った視覚効果やダイナミックなカット割りが、Dying 4のエレクトロニックなトラックとTaliaBleの存在感を際立たせ、デジタル質感と生々しいアティチュードが見事に調和。結実を迎えるデビューEP『Perish Songs』の全貌と、Dying 4が提示する新たなオルタナティヴ・ポップの方向性を決定づけるインパクト溢れる内容となっています。


DJ Tennis feat Campbell King – “Misbehave”

Manfredi Romanoによるプロジェクト、DJ Tennis(あるいは彼の本名名義、もしくは主宰レーベルLife and Death周辺のリリース)の新曲「Misbehave」は、近年の彼のキャリアにおいて最もハイエナジーなクラブトラックの一つです。Kingの圧倒的なボーカル、ヘヴィーなパーカッション、うねるようなベースラインに、中毒性のあるクイーカのサンプルとデチューンされたシンセリードが融合。クラブカルチャーとカーニバルの行列が同居するような熱狂的なサウンドに仕上がっており、ピークタイムのセットやオープンエアーのダンスフロア、そして長い夏の夜を彩るために生まれたアンセムとなっています。

フロアに直撃するこの強力なシングルは、主宰レーベルであるLife and Deathの15周年という大きな節目を祝福する楽曲でもあります。かつてパンクのプロモーションや、The White Stripes、Sonic Youth、Björk、LCD Soundsystemといった巨匠たちのマネジメントに携わってきたRomanoのクロスオーバーな視点は、本作のビデオやクリエイティブなアプローチにも息づいています。ジャンルの境界を超えたメロディとボーカルを軸に、Demi RiquisimoやJennifer Lovelessといった多彩な才能が集うレーベルのエコシステムを象徴する作品として、アンダーグラウンド・エレクトロニック・ミュージック・シーンで鮮烈な存在感を放っています。


ニューヨークの新星「Diary」がKanine Recordsから待望のデビューを発表!マッドチェスターのグルーヴとシューゲイザーの轟音を融合させた鮮烈な先行シングル「Keep Comin’ Up」を解禁in’ Up”

ニューヨークを拠点に活動するバンド、Diaryが、Kanine Recordsからリリースされる待望のデビューアルバム『Spiral Bound』の発表とともに、その幕開けを飾るリードシングル「Keep Comin’ Up」のオフィシャルミュージックビデオを公開しました。本作は、早朝まで続くダンスパーティーの変調した意識状態(オルタード・ステート)からインスピレーションを得たトラック。90年代マッドチェスターのグルーヴとシューゲイザー特有の轟音(ウォール・オブ・サウンド)を大胆に融合させながらも、彼らのルーツである60年代サイケデリックやジャングリーなギターポップの瑞々しさを残した、極めて中毒性の高いサウンドに仕上がっています。

楽曲のストーリー背景には、90年代の秘密の田舎町でのレイヴや、アメリカ文学の短編小説『ヤング・グッドマン・ブラウン』を彷彿とさせる「森の奥深くで奇妙な儀式に不意に遭遇した」というパーソナルなミステリアスな実体験が反映されています。また、同時に公開されたビデオクリップは、Andy Warholの伝説的なスタジオ「ファクトリー」の世界観にインスパイアされたアートでスタイリッシュな映像となっており、楽曲が持つノスタルジックかつ幻惑的な空気感をクールに視覚化しています。

アート、インディー・ロック、ダンスカルチャーが交錯するこのシングルは、Diaryの鮮烈なデビューを印象付ける完璧なバイオグラフィーとなっています。

Diary – “Keep Comin’ Up”

ニューヨークを拠点に活動するバンド、Diary が、待望のデビューアルバムのリリース発表とともに、リードシングル「Keep Comin’ Up」を公開しました。本作は、早朝まで続くダンスパーティーの変調した意識状態(オルタード・ステート)からインスピレーションを得たトラック。90年代マッドチェスターのグルーヴとシューゲイザー特有の轟音(ウォール・オブ・サウンド)を融合させながらも、バンドが愛する60年代のサイケデリックやジャングリーなギターポップのルーツもしっかりと残した、ジャンルを横断するサイケ・ダンス・ロックに仕上がっています。

楽曲の背景には、90年代の秘密の田舎町でのレイヴや、短編小説『ヤング・グッドマン・ブラウン』を彷彿とさせる「森の奥深くで奇妙な儀式に遭遇した」という個人的な実体験が隠されています。同時に公開されたオフィシャルビデオは、Andy Warholの「ファクトリー」にインスパイアされたクリエイティブなクリップとなっており、楽曲が持つノスタルジックかつ幻惑的な世界観をクールに視覚化しています。このシングルは、限定100枚のブラック・ヴァイナル仕様で予約が開始された彼らのデビューアルバム『Spiral Bound』への期待を最高潮に高める、鮮烈なインダストリアル・サイケデリアの幕開けとなっています。

Niv Ast – “Back To The Club”

イスラエルのプロデューサーNiv Astが、Get PhysicalやDisco Halalといった名門レーベルからのリリースに続き、フロアを揺らすファンキーで中毒性の高い新作『Back To The Club』を発表しました。本作は、シャッフルするタンバリンの軽快なリズムと、フラクタル図形のように繰り返されるディープで催眠的なシンセワークが融合し、聴き手を独特の世界観へと引き込む魅力を持っています。

楽曲全体に生々しく原始的なエネルギーが満ちており、展開するにつれてサイケデリックに深化しながら、ブレイクダウンで一気に爆発してフロアに強烈な衝撃を与えます。オープニング、ピークタイム、そしてアフターパーティーまで、あらゆるシチュエーションのフロアを確実に盛り上げるキラーチューンに仕上がっています。


Vitesse X – “Take A Picture”

プロデューサーでありヴォーカリストでもあるVitesse Xが2026年5月にリリースしたシングル『Take A Picture』は、1990年代後半にアメリカのロックバンド・Filterが放ったオルタナティヴ・ロックの名曲を、彼女ならではの解釈で再構築した作品です。冬のドライブ中に偶然この原曲を聴き、そのシンプルで純粋な世界観に心を打たれて制作を決意したという本作は、原曲が持つエスケープ(現実逃避)の感覚や、その底に流れる憂いを見事に引き出しています。

サウンド面では、ドリーム・ポップ、トリップ・ホップ、そしてブレイクビーツの要素を巧みに融合。オリジナルが持っていたラフなギターやルーズなドラムの質感を、霞みがかった浮遊感のあるアトモスフェリックな空間へと昇華させています。彼女の持ち味である映画のワンシーンのような情緒的アプローチとシネマティックな音像によって、原曲のメロディの美しさを際立たせつつも、現代的で非常にパーソナルな未来志向のエレクトロニック・ミュージックへと鮮やかに生まれ変わらせています。


Dazy – “BIG Problem” b/w “Gravity”

昨年、Militarie Gunとのコラボ曲やEP『Bad Penny』で注目を集めたジェームス・グッドソンによるソロプロジェクト、Dazyが、新曲「BIG Problem」と「Gravity」をリリースしました。これら2つの「輝く宝石」のような新曲は、従来のトレードマークであった歪んだギターサウンドから一歩踏み出し、シンセを取り入れたインディー・ダンス・ミュージックの領域へと深く踏み込んでいます。Sleaford Modsとのツアーを控える中で発表された本作には、新たに導入したメロディカの音色も加わり、より多彩でダンサブルな質感を提示しています。

グッドソン自身は、自身の音楽を根底では「シンガーソングライターによる音楽」であると定義しています。シンプルなコード進行や歌メロという基本を大切にしながらも、そのプレゼンテーションをあえて捻じ曲げることで、新たな表現を模索しています。歪んだギターの壁の中でも、あるいはサンプリングやシンセ主体の構成の中でも、スタイルを変化させるほどに自分自身のソングライティングの「真の不変性」が浮き彫りになるという彼の言葉通り、実験的でありながらもDazyらしい個性が光る仕上がりとなっています。


Turzi & Gage – “Peace (in every garden)”

2025年11月、フランス南西部のシャトー「Rock Bottles Chateau」に集まった多彩なアーティストたちの共同生活から、Romain Turziの最新作『Drop!』は産声を上げました。「あらゆる庭に平和を」という精神を掲げ、AsiaやDeepFaithといった多ジャンルの才能が交差する中で制作された本作は、友情と奔放な創造性が凝縮された一作です。このたび、その象徴とも言える収録曲「Peace in every garden」のミュージックビデオが公開され、レジデンスの空気感を彷彿とさせる映像美とともに、アルバムの多層的な世界観が提示されています。

10年の沈黙を経て放たれたこのアルバムは、Oliver Gageの憂いあるヴォーカルを軸に、映画音楽の巨匠Goblinやテクノの先駆者808 State、さらにはMy Bloody Valentineのような音響的パワーまでをも内包しています。パンクスとダンサーを同時に揺らすクラブトラックから、繊細なフォークの調べまでが同居する本作は、公開された「Peace in every garden」の映像とともに、聴く者を現代の重力から解き放ち、今最も必要とされる恍惚の境地へと誘います。


Boy With Apple – “Come Down”

スウェーデン・ヨーテボリの「My Bloody Valentine」とも称される Boy With Apple が、ニューシングル「Come Down」をリリースしました。本作は、4月24日に発売を控えるセカンドアルバム『Navigation』からのラストシングルであり、彼らのキャリア史上最もダンスフロアを意識した一曲です。アシッド・ハウスとシューゲイザーを大胆にブレンドした巨大なサウンドスケープは、迷える現代の若者たちに向けたアンセムのような輝きを放っており、アップテンポでメロディックな多幸感に満ちています。

歌詞では、相手の存在を前にして高揚する感情を抑えきれないもどかしさや、「落ち着く(come down)まで返信しないで」という切実な願いが描かれています。何度も同じ相手に惹かれては、「本当にそれだけの価値があるのか」と自問自答するループから抜け出せない複雑な心情が、疾走感のあるビートに乗せて歌われています。内省的なリリックと、大音量で鳴らされるべきエネルギッシュなサウンドのコントラストが、世代特有の焦燥感と解放感を見事に象徴しています。


理性と狂気の境界に浮かび上がる、退廃的でセクシーな白昼夢。Douglas Diamond が放つ、セックスと陰謀がインフラとして機能する架空の楽園「Diamondland」への招待状

Douglas Diamondが、ニューEP『Welcome to Diamondland』からの最新シングル「All Night」をリリースしました。Diamondland(ダイヤモンドランド)は、理性的な判断の境界線上に存在する、セクシーで予測不能なアートが許されたファンタジーの世界です。カウボーイハットを被った過去不明のバーテンダーや、誰にも聴かれないヒット曲を歌うクルーナー、そして空に不吉な線を描くケムトレイルなど、倒錯した日常と陰謀が入り混じる奇妙な情景が描き出されています。

本作は、セックスやパラノイア(被害妄想)が社会のインフラとして機能しているような、極めて映画的な世界観を持っています。それはまるで、低予算で制作された『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』や、最初の一音が鳴る前から不穏な空気が漂う深夜のロードハウスでのライブのようです。不完全さや危うさをあえて内包することで、聴き手を現実離れした倒錯的な夢幻の世界へと誘う、強烈なステートメントとなっています。