FaltyDL – “Mission Barnhus”

ニューヨークの至宝 FaltyDL が、親密な関係を築くレーベル Studio Barnhus へと帰還し、ハウス・ミュージックへの回帰を告げるニューシングルをリリースしました。リード曲の「Mission Barnhus」は、深夜のダンスフロアを燃え上がらせるキラーチューン。楽曲の途中で飛び出す、意表を突くラップ・ヴァースが強烈なアクセントとなり、リスナーを驚かせる仕掛けが施されています。

カップリングには、シルクのような滑らかさとディスコの煌めきを纏った「Tape E (Touche Mix)」を収録。「袖をまくり上げ、明かりを落とせ!」というスローガンがふさわしい、没入感溢れる仕上がりです。ベテランらしい洗練されたプロダクションと、遊び心溢れるフロア仕様のサウンドが融合した、ファン待望の一枚となっています。

Harry Hayes – “I Did You Wrong”

シドニーを拠点とするDJ兼プロデューサーのHarry Hayesが、Ninja Tune傘下のTechnicolourより待望の新シングル「I Did You Wrong」をリリースしました。Sofia KourtesisやBarry Can’t Swimらが名を連ねるレーベルで頭角を現すHayesは、Fred again..、Caribou、Floating Pointsといったシーンの重鎮たちからも大きな支持を受けています。特に「I Did You Wrong」は、Fred again..によるリヨンやニューヨークでのUSB公演でプレイされるなど、すでに世界中のダンスフロアを熱狂させている注目のアンセムです。

Harry Hayesのサウンドは、ハウス、UKG、インディー、ジャングルといった多彩なジャンルを融合させ、ポップなメロディとアンビエントな質感、そしてダイナミックなクラブ要素を緻密に構築している点が特徴です。「I Did You Wrong」もまさにそのスタイルを体現しており、ドラマチックな構成と幸福感のあるメロディが共存しています。Hayesは、本作について「純粋なフロー状態で制作を開始したが、楽曲の起伏を際立たせ、ストーリー性を伝えるために構造を練り上げた」と語り、その大胆なアレンジがリスナーにとって刺激的で記憶に残るものになることを期待しています。

Elder Islandが新章突入の3rdアルバム発売!先行曲「Pink Lemon」は日常を彩る多幸感溢れるソウル・ポップ。パンデミックの苦悩を乗り越え、遊び心とダンスフロアの熱量を解放。

ブリストル出身のインディー・エレクトロニカ・トリオ、Elder Islandが、2026年5月8日に待望の3rdアルバム『Hello Baby Okay』をリリースすることを発表し、先行シングル「Pink Lemon」を公開しました。本作は、世界的なパンデミックによる活動停滞や財政的危機、そしてクリエイティブな行き詰まりという困難な時期を乗り越え、バンドが「すべてをひっくり返す」という決意のもとで制作した、新時代の幕開けを告げる作品です。

これまでの緻密で物憂げなサウンドスケープとは対照的に、今作では「超越」と「多幸感」をテーマに掲げています。90年代のハウス・ミュージックやクラブ・クラシックに影響を受けた本作は、自由奔放なジャム・セッションを通じて、自発的でダンスフロアのような温かい抱擁感を取り戻しました。先行曲「Pink Lemon」は日常からの脱出を歌った晴れやかなソウル・ポップで、アナログ写真のような温かみのある音像が特徴です。また、愛や人間関係をよりダイレクトに描いた歌詞など、シンプルさを追求したソングライティングへの進化も見られます。

美術やグラフィック・デザインに背景を持つ彼ららしく、ピカソの絵画や映画、ポッドキャストなど多岐にわたるインスピレーションが各楽曲に独自の物語を与えています。地下聖堂(クリプト)で録音されたシアトリカルな曲から、希望に満ちたダウンテンポまで、光と闇を内包しながらも、全編を通して「遊び心」と「希望の兆し(シルバー・ライニング)」が貫かれています。ブリストルのパーティー文化で育った彼らのルーツが、よりポジティブでエネルギッシュな形で結実した一作と言えるでしょう。

Fcukers – “Beatback”

ニューヨークの「インディー・スリーズ(退廃的なインディー文化)」の代名詞となりつつある、快楽主義的で大胆不敵なダンス・デュオ Fcukers が、デビューアルバム『Ö』から新曲「Beatback」を公開しました。本作は、Geese のプロデューサーとして知られる Kenneth Blume(元 Kenny Beats)と共同制作され、さらに 100 gecs の Dylan Brady が追加プロダクションで参加。先行シングル「L.U.C.K.Y.」に続き、フェスティバルの群衆を熱狂させること間違いなしの、中毒性の高いトラックに仕上がっています。

楽曲の核となるのは、Shanny Wise が「Yo, run the beat back, I wanna hear that(ビートを戻して、もう一度聴きたい)」と執拗に囁くウィスパー・チャントです。この気だるくもセクシーなフレーズが、弾むようなベースラインや初期の Daft Punk を彷彿とさせるチープで中毒的なシンセ・ギターと見事に融合しています。Shanny Wise 自身が監督したミュージックビデオは、ダンサーの Eric Schloesser が踊り狂う姿を監視カメラのような粗い固定ショットで捉えた、彼ららしいエッジの効いた映像作品となっています。

Sunrise – “Dublon” (feat. jev. and Dana Williams)

ノルウェー出身のプロデューサー兼DJである dublon は、TikTokで「Summer in Marseille」や「belle」といったハウス・トラックを発表してデビューし、SNS上で数百万回のインプレッションを記録して大きな注目を集めました。彼のサウンドは、ダンサブルなハウスの要素にメロディアスなジャズの楽器奏法を巧みに融合させているのが特徴で、一晩中踊り続けたくなるような心地よいグルーヴを生み出しています。

最新シングル「Sunrise」では、jev. と Dana Williams をフィーチャリングに迎え、その音楽性をさらに深化させています。透明感のあるボーカルと洗練されたジャズのエッセンスが、dublon 特有のハウス・ビートの上で鮮やかに交錯しており、夜明けを象徴するような爽やかさと温かみを兼ね備えた、極上のラウンジ・アンセムに仕上がっています。

Fakear – “those trees”

Fakearは、わずか数年でフランスのエレクトロニック・ミュージック・シーンを牽引する中心人物の一人となりました。Fred AgainやFour Tet、Bonoboといった巨匠から、Sammy Virji、Camouflyといった現代的な感性を持つアーティストまで幅広く共鳴する彼は、現在のフランスにおけるベース・ミュージック・シーンの再興を象徴する存在です。

そんな彼の新曲「Those Trees」は、これまでの作品よりも夜の静寂を感じさせる、魔法のような魅惑に満ちたトラックです。森林へのオマージュであり、ただ静かに物事を見つめる時間をテーマにした本作は、子供と大人の対話を通じて、世界を初めて発見し、身近な光景に驚きを感じる「純粋な心」へと優しく語りかけます。

Two Shell – “The Nightmare”

謎めいたエレクトロニック・デュオ、Two Shellが新曲「The Nightmare」をリリースしました。2025年は、話題を呼んだ一連のリリースやバイラル・ヒット、さらにはガーディアン紙による「正体暴露」騒動など、彼らにとって激動の1年となりました。11月にロンドンの象徴的な会場Ormside Projectsで開催された特別パーティー『Hear The Music』では、3時間にわたる未発表曲のみのセットを披露。そこで提示された「私たちは悪夢(ナイトメア)の中に生きている。暗く混乱した世界だが、それは果たして悪いことなのか?」という問いが、今作のテーマへと直結しています。

新曲「The Nightmare」は、まさにこのコンセプトを体現した、強烈でダーク、そして不敵な一曲です。聴き手を翻弄するような混乱と、それと表裏一体の爽快感が同居するサウンドは、まさにTwo Shellの真骨頂と言えるでしょう。混沌とした現代社会を「悪夢」と捉えつつも、それを逆手に取るような彼らの実験的でエネルギッシュなアプローチは、電子音楽シーンにおいて唯一無二の存在感を放ち続けています。

Tiga & Boys Noize – “HOT WIFE”

Tigaが、待望のニューアルバム『HOTLIFE』からの最新シングル「HOT WIFE」をリリースしました。ベルリンでBoys Noizeと共に制作された本作は、あえて「クールなダンスレコード」という安全圏を脱し、自身の口で作った強烈なベースラインに乗せて、私生活や妻について歌い上げる大胆なポップ・センスが炸裂しています。彼は、DJを「究極の独身貴族」として神格化する幻想に終止符を打ち、自身の真実をコントロールするために、あえてプライベートを公にする道を選んだと語っています。

歌詞については、わずか6単語というミニマルな構成ながら、彼が提唱する「ラディカルな感謝」という概念に基づいています。「魅力的な妻を持つ幸運な男たちの声を聞いてほしい」と語る一方で、曲名の「HOT WIFE」がスワッピングを指すスラングであることをリリース直前まで知らなかったという、彼らしいユーモラスなエピソードも明かされています。自らの結婚生活を次のレベルへと引き上げるべく、タブーや世間の目を恐れずに制作された、遊び心満載の一曲です。

NYの超新星Fcukersが放つ、2000年代ブログハウスへの賛歌。Kenny Beats制作、Dylan Bradyも参戦したデビュー作『Ö』が降臨。最新曲「L.U.C.K.Y」でダンスフロアを掌握せよ。

ニューヨークを拠点に、享楽的でパーティーに最適なエレクトロニック・ダンス・ミュージックを鳴らすデュオ、Fcukersが待望のデビューアルバム『Ö』を3月にリリースします。2024年のデビューEP『Baggy$$』で脚光を浴びた彼らは、昨年、本名名義(Kenneth Blume)で活動する Kenny Beats との2週間にわたる自発的なセッションを経て、本作を完成させました。

アルバムのエンジニアには Lady Gaga や Charli XCX を手掛ける Tom Norris を迎え、収録曲のうち3曲には 100 gecs の Dylan Brady もプロデューサーとして参加しています。最新シングル「L.U.C.K.Y」は、重厚なワブ・ベースとスタッカートの効いたピアノが印象的な一曲です。Shanny Wise が「幸運だからあなたは私のもの」と歌うそのサウンドは、2000年代のブログハウス・シーンを彷彿とさせます。

この新曲は、目を閉じれば伝説的なパーティー・スナップ・サイト「The Cobrasnake」に写真を撮られているような錯覚に陥るほど、甘美で活気あるエネルギーに満ちています。記事の下部では、ミュージックビデオやアルバムのトラックリスト、さらに Fcukers の今後のツアー日程も確認することができます。

Hot Chip の Alexis Taylor が到達したソロ史上最高の金字塔──豪華客演陣と紡ぐ、ジャンルを超越した万華鏡のような新章『Paris In The Spring』

Hot Chipのフロントマンとして知られる Alexis Taylor が、前作『Silence』から約5年ぶりとなるソロ7作目のアルバム『Paris In The Spring』を3月13日にNight Time Storiesからリリースします。パリ、メルボルン、ロサンゼルス、ロンドンでレコーディングされた本作は、彼の精神性をかつてなく露わにした「最高傑作(マグナム・オーパス)」と評されています。重厚なテーマを扱いながらも、サウンド面ではカントリーやエレガントなディスコ・ハウス、Vangelis風の音響などが融合した、明るく現代的な仕上がりです。

本作の魅力の一つは、彼の卓越したキュレーション能力によって集結した豪華なゲスト陣です。Air の Nicolas Godin や The Avalanches、Étienne de Crécy、Scritti Politti の Green Gartside らが参加し、ブリティッシュ・アメリカーナとフランス流の洗練が混ざり合う、唯一無二の「コスミック・カウボーイ」サウンドを構築。Paul McCartney 風のメロディや Sly and the Family Stone 的なファンク、そして雨に打たれたシンセサイザーのような質感が共存しています。

先行シングル「Out of Phase」では、俳優・音楽家として活躍する Lola Kirke と共演し、David Lynch 作品を彷彿とさせる「白昼夢と謎」に満ちた世界を描いています。本作を通じて Alexis Taylor が追求したのは、ジャンルや先入観からの「自由」です。聴き手に特定のジャンルを提示することを拒み、純粋に音楽を聴くことで新しい発見をしてほしいという彼の願いが込められた、驚きと共鳴に満ちた一作となっています。

1 2 3 23