Cocojoey – “TINY SPRITE” (COCOJOEY DANCE MIX)

シカゴの実験派レーベル Hausu Mountain よりリリースされた本作は、Cocojoey が2025年に発表したデビュー・アルバム『STARS』に収録されている楽曲「TINY SPRITE IN THE ORCHESTRA OF THE STARS」をセルフリミックス・アルバム『STARS REROLL』向けに再構築したトラックです。ジャズやシンセポップ、プログレッシブ・ロック、エレクトロニカを縦横無尽に横断する『STARS』の原曲が持っていた幻想的でポップな世界観を引き継ぎつつ、タイトル通りフロア仕様の力強いビートとダイナミックなグルーヴを前面に押し出したダンス・ミックスに昇華されています。

アルバム『STARS REROLL』は、原曲の多層的なサウンドスケープや複雑な展開を「再抽選(Reroll)」するように新たな視点とテンポで解体・アレンジしたリミックス/変奏プロジェクトとなっています。疾走感あふれるシンセ・ラインと軽快なリズムが緻密に組み合わさることで、タイトルが示すような妖精的でダンサブルな世界観が体現されており、Cocojoey らしい遊び心あふれる実験性とハイテンションなエレクトロニック・ポップ・サウンドが存分に味わえる一曲です。


Elderbrook – “Lost In The View”

グラミー賞ノミネート経験を持つ英国のプロデューサー/グラフィックアーティスト Elderbrook が、Ninja Tune 傘下の Counter Records との契約を発表し、同レーベルから2027年1月22日にリリースする4thアルバム『Heart on a Wire』のリードシングルとして2026年10月13日に公開された楽曲です。本作は、エレクトロニック・ミュージックにロックからの影響を融合させた、これまでで最もパーソナルで内省的なサウンドを展開。幼少期の脆さやかつての自分を見失う痛み、そして子供の頃に誰もが持っていた畏敬の念や素直な感情の誠実さを再発見していくストーリーが映画的に描かれています。

本シングル「Lost In The View」は、全10曲で構成されるアルバムの幕開けを飾る楽曲であり、型にはまらない直感的なアプローチと感情に深く訴えかけるメロディラインが特徴です。アートワークは Porter Robinson や Fontaines D.C. を手がけたクリエイティブ・ディレクター Charlie Drinkwater が担当。原点に立ち返り自由な発想で制作された本作は、エレクトロニック・ダンスミュージックの枠を超え、アーティストとしての新たな章を切り拓く仕上がりとなっています。


Aluna feat. Jengi – “Moaning”

元AlunaGeorgeのメンバーであり、2023年のアルバム『MYCELiUM』をはじめ極上のエレクトロニック・サウンドを届けてきたイギリス出身のシンガーAlunaが、オランダのプロデューサーJengiをフィーチャーした最新シングル「Moaning」をリリースしました。今年発表された「Houseboy」や「Misbehave」に続く本作は、洗練されたダンス・ビートに乗せて官能的で煌びやかな音響空間を立ち上げるトラック。ダンスフロアを揺らす刺激的なプロダクションとAlunaのしなやかなボーカルが見事に噛み合い、聴く者を魅惑的なクラブ・体験へと引き込んでいきます。

母親となり育児と仕事に没頭するなかで「バーンアウト(燃え尽き症候群)」に陥ったというAlunaが、自らの快楽や自己の所有権を取り戻すプロセスから生み出したという本作。「快楽こそが新たな無政府主義(アナキズム)である」というメッセージのもと、剥き出しの欲望や自己解放のテーマが鮮烈に描き出されています。あわせて公開された映像作品とともに、抑圧された日常から自己の愉悦を奪還する美しくも力強いアティチュードを提示する、至極のダンス・チューンに仕上がっています。


MRC Riddims – “What’s That Sound?”

MRC Riddimsの新曲「What’s That Sound?」は、ニューヨークのハーレムを拠点に活動するAlap MomiとMerc YesによるDJ/プロデュース・チームが解き放つ最新シングルです。「ダンスフロアで最高にヘヴィな楽しさを生み出すこと」を唯一無二の目的として掲げる彼ららしく、ずっしりと響く重低音(ディープ・サンプ)と弾むようなリズム(プレイフル・バウンス)が融合した力強いフロア・トラックに仕上がっています。

ミニマル・テクノからダンスホール、ハウスに至るまで、多様なジャンルを自在に吸収・昇華した独自のサウンド・スケープが魅力の本作。あらゆる音楽要素を呑み込みながらも、彼らの真骨頂であるニューヨーク特有のストリート感と刺激的なディープ・グルーヴを全身で体感できる、多幸感溢れる一曲です。


Skin On Skin – “Someone Like You”

新世代のクラブ・ミュージック・シーンを牽引するSkin On Skinが、2025年のミクステープ『Home Is True』以来となる待望のニュー・シングル「Someone Like You」を自身のレーベル Stay On Sight Recordingsからリリースしました。本作は、アムステルダムのDekmantelやマルタのGlitch Music Festival、イビサ(Ibiza)のAmnesiaでのKettamaとのB2Bセッションなど、世界各地の大規模フェスやクラブで先行プレイされ、フロアを熱狂させてきた注目のダンス・トラック。力強いビートと感情を揺さぶるヴォーカル・サンプルが交錯する、彼の真骨頂とも言えるエネルギッシュな一曲です。

Nick Astaneiが監督を務めたミュージックビデオも同時に公開されており、疾走感あふれるサウンドと見事にリンクした映像表現を展開しています。SkrillexやFred again..、Overmonoらとの共演を経て更なる進化を遂げたSkin On Skin。本作のリリースを皮切りにイギリスやヨーロッパ、アジアを巡り、オーストラリア(Australia)やニュージーランド(New Zealand)へと至る大規模なワールドツアーへと乗り出す彼の、新たな章の幕開けを鮮烈に告げる必聴のナンバーです。


Oscar Farrell – “Slow Me Down”

ロンドンを拠点に活動するエレクトロニック・プロデューサーOscar Farrellが、最新シングル「Slow Me Down」を解禁しました。ハウスやテクノの硬質なフレームワークを基盤にしながら、誰かに恋に落ちていく際の不確かで揺れ動く感情を描き出した本作。相手との関係性がどこに向かうのか、いつ崩れてしまうかもしれないという不安と恐怖、そして焦る気持ちを抑えて「時間をかけなければならない」と自分を戒める不器用で繊細な心の機微が描かれています。

浮遊感あふれるシンセ・パッドと緻密に刻まれる拍動的なリズムが交錯する音響空間の中、エレクトロニック・ミュージックの美学が見事に解像度高く結実しています。静かな情熱を秘めた繊細なメロディラインと洗練されたクラブ・プロダクションが溶け合い、フロアの喧騒と内省的な感情の狭間を心地よく揺ゆらめく、没入感の高いメロウなエレクトロニック・トラックに仕上がっています。


FUKHED – “Back Outside”

シドニーを拠点に極限のアンダーグラウンド・サウンドを研ぎ澄ますエレクトロニック・プロデューサーFUKHEDが、最新シングル「Back Outside」を解禁しました。ブレイクビーツ、ハード・ドラム、そして重厚なテクノの要素を高次元でクロスオーバーさせた本作。フロアの狂気をダイレクトに撃ち抜くような攻撃的なリズム・セクションと鋭利な音響設計が冴え渡り、都市の夜の闇を刺す力強いクラブ・トラックに仕上がっています。

凶暴にうねるベースラインと変幻自在のハードなドラム・パターンが交錯するサウンドスケープは、シドニーのダンス・ミュージック・シーンが持つ生々しいエネルギーをそのまま凝縮したかのような破壊力を放ちます。理性を揺さぶる圧倒的な音圧と硬質なグルーヴが聴く者を高熱量のトランス状態へと引きずり込み、FUKHEDの真骨頂であるダークかつ躍動的なクラブ・アティチュードを強烈に誇示する一作です。


Baauer – “Calling Out For U” (BRUX Remix)

トラップ〜ベース・ミュージック・シーンを牽引し続けるプロデューサーBaauerの楽曲「Calling Out For U」を、シドニー出身・ブルックリン拠点のエレクトロニック・プロデューサーBRUXが大胆に再構築した「Calling Out For U (BRUX Remix)」が解禁されました。原曲が持つエモーショナルなボーカル・フックとダークな音響特性を活かしつつ、BRUXが得意とするインダストリアルな質感とエッジの効いたクラブ・ビートが見事に注入されています。

生々しいアナログ・シンセの重厚なバンプと鋭利なパーカッションが交錯するトラック上で、神秘的なヴォーカル・サンプリングが力強く躍動。ダークで呪術的なエネルギーを放ちながらも、ダンスフロアを激しく揺さぶるモダンなハウス/テクニカル・ベースのダイナミズムを確立しています。Baauerのダイナミックなプロダクション美学とBRUXの鋭利なアンダーグラウンド感性が高次元で共鳴した、圧巻のフロア・チューンです。


Ikonika vs Bok Bok – “Warning”

ロンドン地下クラブシーンの重鎮であり、レーベルNight Slugsの核としてシーンを牽引してきたIkonikaとBok Bokによる強力なコラボレーション・シングル「Warning」がリリースされました。ダブステップやUKガラージのダークな遺伝子を継承しつつ、重厚なサブベースとインダストリアルな質感が激しくぶつかり合う本作。長年にわたり先鋭的なUKクラブ・ミュージックの第一線で独創的なサウンドを追求してきた両名の美学が融合し、ダンスフロアを極限まで加熱させる緊迫感あふれるトラックへと結実しています。

「Warning」というタイトルが象徴するように、空間を切り裂くようなシンセ・スタブとスリリングなパーカッションの連打が聴き手を不穏で刺激的な音響世界へと引き込みます。過飾を削ぎ落としたミニマルかつ攻撃的なプロダクションは、彼らが長年培ってきたDIYなサウンド・システム・カルチャーの精神とリアルな現場感を鮮やかに反映。エレクトロニック・ミュージックの先導者たる両者の確固たる存在感と先鋭的なビジョンを証明する、圧巻のクラブ・アセムです。


Kelbin – “Today”

イタリアを拠点とするプロデューサー/エレクトロニック・アーティストKelbinが、KUMOレーベルからリリースされる注目の最新EPより、第2弾先行シングル「Today」を発表しました。IDMやビーツ、ディープ・ハウスといったクラブ・ミュージックの要素を緻密に織り交ぜた本作は、洗練されたエレクトロニック・プロダクションと実験的な音響アプローチが冴え渡る一曲です。ディープで奥行きのある重低音(ベース)と表情豊かなリズム・センスが融合し、聴く者を深淵な没入感へと引き込んでいきます。

ダウンテンポのしなやかなグルーヴ感とエレクトロニックな実験性が心地よい緊張感を生み出しており、フロア対応のハウス・ミュージックとしての機能性と内省的なリスニング体験をハイレベルで両立させています。ジャンルの境界を自在に漂う独自のサウンド・デザインは、彼の先進的な音楽的探求を結実させたものであり、作品全体の完成度の高さを提示するとともに、待望のニューEPへの期待を大いに高める仕上がりとなっています。


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