Hot Chipのフロントマンとして知られる Alexis Taylor が、前作『Silence』から約5年ぶりとなるソロ7作目のアルバム『Paris In The Spring』を3月13日にNight Time Storiesからリリースします。パリ、メルボルン、ロサンゼルス、ロンドンでレコーディングされた本作は、彼の精神性をかつてなく露わにした「最高傑作(マグナム・オーパス)」と評されています。重厚なテーマを扱いながらも、サウンド面ではカントリーやエレガントなディスコ・ハウス、Vangelis風の音響などが融合した、明るく現代的な仕上がりです。
本作の魅力の一つは、彼の卓越したキュレーション能力によって集結した豪華なゲスト陣です。Air の Nicolas Godin や The Avalanches、Étienne de Crécy、Scritti Politti の Green Gartside らが参加し、ブリティッシュ・アメリカーナとフランス流の洗練が混ざり合う、唯一無二の「コスミック・カウボーイ」サウンドを構築。Paul McCartney 風のメロディや Sly and the Family Stone 的なファンク、そして雨に打たれたシンセサイザーのような質感が共存しています。
先行シングル「Out of Phase」では、俳優・音楽家として活躍する Lola Kirke と共演し、David Lynch 作品を彷彿とさせる「白昼夢と謎」に満ちた世界を描いています。本作を通じて Alexis Taylor が追求したのは、ジャンルや先入観からの「自由」です。聴き手に特定のジャンルを提示することを拒み、純粋に音楽を聴くことで新しい発見をしてほしいという彼の願いが込められた、驚きと共鳴に満ちた一作となっています。
