Axis: Sova – “Blow Up”

Axis: Sovaによる新曲「Blow Up」は、ニューアルバム『Flowerage』のオープニングを飾るリードシングルであり、爆発的なエネルギーを放つトラックです。ポストパンクをベースにしながらも、ロックの興奮をまっすぐに捉えたアプローチが特徴で、Brett Sova、Jeremy Freeze、Josh Johannpeterのトリオが推進力あふれるリズムと強烈なリフを重ね合わせています。WireやMission of Burmaのようなポストパンクの焦燥感や緊張感に、クラシック・ロックのダイナミズムを融合させたスリリングな楽曲に仕上がっています。

Sean Pierceが監督を務めたミュージックビデオは、楽曲が持つ動的なエネルギーとスピード感を鮮やかに映像化しています。「No flash, no flash / Photography!」というサビのシャウトやエレクトリック・ギターの閃光と見事に同期しており、バンドの研ぎ澄まされたパフォーマンスと『Flowerage』への期待感を高める力強い映像作品となっています。


TVOD – “Meetings”

ブルックリンを拠点に活動するポストパンク/ガレージロック・バンドTVODによる新曲「Meetings」は、2026年10月16日にMothlandおよびGet Better Recordsよりリリースされる2ndフルアルバム『The Farm』からの先行シングルです。ジョージ・オーウェルの『動物農場』から着想を得て制作されたアルバムのテーマ性を汲み取りつつ、現代社会の政治的不信感や荒んだ日常を鋭いユーモアと疾走感あふれるアンサンブルで描き出しています。

歪んだギターリフとパンク特有の原初的なダイナミズムが炸裂する本作は、彼らの真骨頂である生々しく荒削りなエネルギーが満ち溢れたトラックに仕上がっています。同時公開された映像作品(MV)とともに、地下シーンで培われたDIYスピリットとカオスな熱量をダイレクトに提示しており、次作アルバム『The Farm』の全貌に期待が膨らむ力作です。


Death Valley Girls – “Message From the Venus Flower”

Death Valley Girlsが届けるニューアルバム『Welcome To Earth』からのリードシングル「Message From the Venus Flower」は、悲劇的な喪失や苦難を乗り越えて放たれたしなやかで力強いアンセムです。カリフォルニアの山火事で自宅と愛犬を失ったヴォーカルのBonnie Bloomgardenが、新たなバンドメンバーたちとともに生み出した本作は、彼ららしいグルーヴィーでサイケデリックなロックンロール・サウンドを軸に、深い悲しみを永遠の繋がりや希望へと再解釈する前向きなメッセージが込められています。

Ian Svenoniusが監督を務めたミュージックビデオは、楽曲が持つ力強さとモチベーションを高めるエネルギーを鮮やかに映像化しています。壊滅的な破壊からの再生や人々の絆をテーマにした楽曲の世界観と見事にシンクロしており、試練を経てより強固で親密になったバンドの新たな章の幕開けを象徴する作品に仕上がっています。

Both Hands – “Ladder”

エディンバラを拠点に活動するアート・ポップ・グループ、Both Handsによる新曲「Ladder」は、しなやかで官能的なグルーヴが印象的な最新シングルです。ニューアルバム『Be Like A Mountain In A Moonlit Way』からの先行トラックとなる本作は、彼ら特有の捻りの効いたポップセンスと緻密なアンサンブルが美しい美学を描き出しています。

「slinky」と評される独特のしなやかなリズムと幻想的な音像が交錯し、リスナーを洗練されたアート・ポップの世界へと引き込みます。卓越したソングライティングと静かなる熱量を秘めたプロダクションが融合し、アルバム全体の緻密で幻想的な世界観を力強く提示する一曲に仕上がっています。


Clutter – “Robot”

スウェーデン・ストックホルム出身のオルタナティヴ・ロック・バンドClutterによる新曲「Robot」は、10月2日にリリースされるデビュー・アルバム『Sugar Rush』からのサード・シングルです。ShitKidとの英国ツアーに先駆けて公開された本作は、「少女とロボットの関係」をテーマにテクノロジーの台頭をユーモアと風刺を交えて描いた遊び心あふれるトラックに仕上がっています。

サウンド面では、歪んだローファイ感と細切れにされた特徴的な楽器の音像が重なり合い、まるで電子音楽のような独特の音響空間を作り出しています。静けさとノイズ(static & fuzzy)が同居する中毒性の高い楽曲構成となっており、90年代グランジのダイナミズムと独自の歪んだポップセンスを凝縮した一曲です。


Slow Pulp – “Spill”

Slow Pulpによるシングル「Spill」は、バンドならではのノスタルジックなメロディラインと洗練されたドリーム・ポップ/インディー・ロックのサウンドが交錯するミディアム・トラックです。緻密に重なるギター・レイヤーとどこか儚げで親密さの漂うボーカルがダイナミクスを生み出し、情動的な感情の揺れ動きを見事に表現しています。内省的でありながらも開かれたエモーションを感じさせる本作は、静けさとエクスプロシブなグラデーションが心に残る一曲に仕上がっています。

本楽曲のミュージックビデオは、楽曲が持つストーリー性やセンチメンタルな空気感を視覚的に補完する情景描写と、メンバーの飾らない空気感が印象的な映像作品となっています。光と影を緻密に活かしたノスタルジックな映像美が、ボーカルの詞世界や楽曲の叙情的な展開と美しくシンクロしています。本楽曲は、2026年9月18日にリリースされる待望のニューアルバム『Melodie』からの先行カットであり、新作の方向性を指し示す象徴的なリリースとなっています。

Grace Cummings – “Bloodhorse!”

オーストラリアのシンガー・ソングライターGrace Cummingsによる新曲「BLOODHORSE!」は、ATO Recordsより8月14日にリリースされる同名ニューアルバムからのタイトル曲であり、アルバム発売前最後の先行シングルです。自信のなさやトラウマ、逃避行をテーマにした本作は、「勝つことを期待された過剰に繊細な競走馬(サラブレッド)」になぞらえた重厚な世界観を展開。ボトックス施術によって感情の表情を奪われた実体験からインスピレーションを得ており、内に秘めた焦燥感や抑圧された情動が、圧倒的な表現力を誇るヴォーカルとともに爆発する迫力満点のトラックに仕上がっています。

Tori Stylesが監督を務めたミュージック・ビデオとともに解禁された本作は、グラミー賞ノミネート経験を持つJonathan Wilson(Father John Misty、Angel Olsen等)がプロデュースを担当。カリフォルニア州トパンガ・キャニオンで録音されたオーガニックかつスケール感溢れる音像の中で、彼女の力強くドラマチックな歌声が際立ちます。痛みの克服と自己受容へと向かうアルバム全体の核となるテーマを力強く提示し、次世代を担う稀代のヴォーカリストとしての真価を鮮烈に証明する一曲です。


Fujiya & Miyagi – “Lowest Common Denominator”

ブライトンを拠点に活動するエレクトロ/クラウトロック・バンドFujiya & Miyagiによる新曲「Lowest Common Denominator」は、2026年10月30日に自身のレーベルImpossible Objects Of Desireからリリースされるニューアルバム『New Shiny Object』からのリードシングルです。Neu!やCANを思わせるモーターリックなリズムに、Talking HeadsやNew Order譲りのポップなフレーバーを融合させた、しなやかでダンサブルなトラックに仕上がっています。

フロントマンのDavid Bestが「この曲に深い意味はないんだ。主な目的はみんなを踊らせることで、それだけで曲が存在する理由として十分だと思っている」と謙遜気味に語る通り、本作はバンドの根底にあるエレクトロ・ポップとしての即効性と中毒性が前面に押し出されています。彼ら特有の捻りの効いたポップセンスと癖になるグルーヴが、アルバムへの期待を最高潮に高める一曲です。


Chat Pile – “Same Rules”

Chat Pileによるシングル「Same Rules」は、バンドの代名詞であるヘヴィでノイズに満ちたスラッジ・ロック/ポスト・ハードコア・サウンドが容赦なく襲いかかる重厚なトラックです。歪みきったベースラインとノイジーなギター、そしてボーカルのRaygun Buschによる叫びとも切実な語りともつかない独特のボーカルスタイルが、現代社会の歪みや不安感を強烈に描き出しています。不穏な緊張感を漂わせながら雪崩のように押し寄せるヘヴィネスは、彼らならではの圧倒的な脅威と熱量を突きつけてきます。

本楽曲のミュージックビデオは、楽曲が放つ殺伐としたダークな世界観を不穏かつ鮮烈な映像表現でヴィジュアル化した作品となっています。生々しい質感と緊迫感のあるカットワークが、詞世界に潜む狂気やテーマ性を際立たせ、見る者に強い心理的圧迫感を与えます。本楽曲は、2026年9月4日にThe Flenserからリリースされるニューアルバム『Who Loves The Sun』からの先行トラックであり、新作におけるより深化された混沌と実験性を象徴する一曲となっています。

When I Return – “To Admire”

When I Returnによるシングル「To Admire」は、バンドにインスピレーションを与え、目指すべき指標となってきた人々やミュージシャンへの敬意と意思表明を込めて書かれた楽曲です。疾走感のある高揚した展開と、優美に伸びるロングメロディの間を柔軟に行き来する複雑なアレンジメントが特徴で、絶えず熱量を帯び続けるリズムセクションが現代ジャズの先進的かつ広範な表現力を力強く牽引しています。

7人編成(セプテット)ならではの豊かな即興性が存分に発揮されており、トランペッターのOla Lømo Ellingsenによるスケール感のあるソロから、ドラマーのSteinar Heide Bøとトロンボーン奏者のJørgen Bjelkerudによる白熱したソロの掛け合いへと展開し、楽曲全体が熱量を増していきます。本楽曲はデビューアルバム『The Weight of Bloom』と同じセッションで録音されたものであり、Oslo Jazz Festivalへの出演に合わせてリリースされた注目のトラックとなっています。