西マサチューセッツを拠点とするアーティスト bobbie が、2026年3月6日に Orindal Records からニューアルバム『Lessons』をリリースします。先行シングル「Cloud Vision」が公開された本作は、ドリーム・ポップの儚さとアンビエントの抽象性、そして親密な歌声が融合した独自のサウンドを展開。前作『Rhododendron』に続き、自らパン職人としても活動する彼ららしい、丁寧で温かみのある表現がさらに深化しています。
アルバムの核心にあるのは、歪んだオムニコードのループやドローンシンセ、深く響くギターが織りなす重層的な音の風景です。エンジニアの Felix Walworth によるドラムと bobbie のボーカルが加わることで、Enya や Cocteau Twins のようなアンビエントな質感と、Frankie Cosmos に通じるポップな詩情が共存。楽曲同士が途切れることなく流れる構成は、まるで波や呼吸のようにリスナーを包み込みます。
今作のイメージの多くは、bobbie が毎朝記録している「夢やビジョン」から着想を得ています。Arthur Russell や Alice Coltrane などの幅広い影響を背景に、「人々や物事をあるがままに愛すること、そして世界を丸ごと受け入れようとする姿勢」をテーマに掲げています。不可能なことだと知りながらも心を開き続けようとするその探求は、2025年4月にブルックリンで録音され、Josh Bonati によるマスタリングを経て、極めて純度の高い作品として結実しました。
