Lindsey Jordanによるソロプロジェクト Snail Mail が、ニューアルバム『Ricochet』を3月27日に Matador Records からリリースすることを発表しました。本作は、ノースカロライナ州とブルックリンのスタジオで、Momma の Aron Kobayashi Ritch をプロデューサーに迎えて制作。死やその後の世界といった、これまで避けてきた重厚なテーマに正面から向き合いつつ、彼女特有の卓越したメロディセンスとリズムの明快さによって、感情を浸透させるような超越的なサウンドへと昇華させています。
アルバムからのリードシングル「Dead End」は、郊外の日常や思春期の淡い意識を映し出した楽曲です。The Smashing Pumpkins や Sunny Day Real Estate といったグランジ/エモの影響を感じさせる重厚なギターリフと、Matthew Sweet を彷彿とさせる甘美なメロディが融合。友人たちと何もしないで過ごした日々が、振り返れば「すべて」だったという、シンプルながらも切実な追憶を歌い上げています。
あわせて公開された「Dead End」のミュージックビデオは、Jordan 自身と Elsie Richtor が監督を務め、極寒のノースカロライナ州の田舎町で夜を徹して撮影されました。撮影中に打ち上げた花火を不審に思われ、警察を呼ばれるというハプニングもありながら、楽曲の持つ生々しい空気感を映像に収めています。ニューヨークからノースカロライナへの移住という私生活の大きな転機を経て、アーティストとしてさらなる深化を遂げた彼女の現在地を示す一作です。
