Aurat – go away

ロサンゼルスを拠点とする音楽グループ、Aurat(オウラト、Urdu語で「女性」を意味する)が、ニューシングル「go away」をGet Better Recordsからリリースしました。パキスタン系アメリカ人のリードボーカリスト、Azeka Kamalを中心に、Gil Talbot(プロデュース/ベース)、Dolomedes(ギター)、Jordan Treadway(ドラム)で構成される彼らは、Urdu語の歌詞と非伝統的なサウンドを取り入れた独自の音楽を追求しています。

このシングル「go away」は、Auratが持つ母国語の歌詞へのこだわりと、エキゾチックで非定型的なサウンドの融合を示す最新作となります。彼らは、Urdu語を深く受け入れ、その独自の音楽性でロサンゼルスの音楽シーンに新たな風を吹き込んでいます。

Curse Mackey – Blood Like Love (Clan of Xymox Remix)

Curse Mackeyのニューアルバム『Imaginary Enemies』の感情的な核となるシングル「Blood Like Love」は、喪失と立ち直る力をテーマにしています。この曲は、The Soft MoonのLuis VasquezやSilent ServantのJuan Mendesなど、早すぎる死を迎えた友人たちへの追悼からインスピレーションを得ており、エレジー(哀歌)であると同時に、耐え忍ぶことを思い出させるメッセージとして機能しています。

この楽曲のリミックスは、ゴシック・ニューウェイヴのレジェンド、Clan of Xymoxが手掛けています。彼らは、その感情を暗さの中に共感性を伴う動きへと変換し、心と身体の両方を動かすダンス・トラックへと昇華させています。

メルボルンのScreensaver、3rdアルバム『Three Lens Approach』をリリース:コズミックな意識の流れとシンセサウンド拡張が導く現代社会の混乱への「頌歌」

メルボルンの5人組バンド screensaver(スクリーンセーバー)が、3作目のアルバム『Three Lens Approach』を11月7日に Poison City Recordsからリリースすると発表しました。同時に、強烈なニューシングル「Context is Everything」も公開されました。

アルバムのサウンド面では、バンドはシンセサイザーの音域を拡大しており、従来の豊かな音のパレットにクラシックなYamahaやCasioのテクスチャを加えています。これにより、重厚な叙情的なテーマを、ドライビング感のあるハイエナジーなリズムに乗せています。ニューシングルを含むいくつかのトラックでは、従来の楽曲構造から逸脱し、「Kosmische(コズミック)スタイル」の意識の流れを重視した構成を採用しています。

アルバムリリースを記念して、バンドは11月15日のメルボルン The Tote Hotelから始まる、東海岸を巡る6日間のヘッドラインツアーを行います。ツアーは、WarrnamboolのThe Dart and Marlin、アデレードのHotel Metro、ニューカッスルのCroatian Club、シドニーのWaywardsを経て、11月30日にキャンベラのDissent Cafeで幕を閉じます。新曲「Context is Everything」について、ボーカリストの Krystal Maynard(クリスタル・メイナード)は、「現代世界の混乱と『コンテクストの崩壊(context collapse)』という概念への頌歌(オード)」であるとコメントしています。

Activity – Halloween (Does it Make You Sad)

ブルックリンを拠点とするバンド、Activityが、10月の季節感を取り入れた新曲をリリースしました。メンバーは「これは僕たちのバージョンのホリデーソングだ」と表現しており、「誰にも10月の気分(Out-October’d)では負けない」と意気込みを表明しています。このコメントからは、彼らがこの時期特有の雰囲気を音楽に深く反映させ、遊び心と強いこだわりを持ってこのシングルを制作したことが伺えます。

Activityの「ホリデーソング」は、一般的に連想されるクリスマスソングではなく、10月の空気感、すなわち秋の深まりやハロウィンのスピリットといった要素を捉えた作品であると推測されます。このシングルのリリースは、批評家やファンに高く評価されている彼らの音楽性が、季節のテーマとどのように融合し、彼ら特有のサウンドスケープを生み出しているのかを垣間見せる機会となります。バンドの宣言通り、この楽曲はリスナーを10月の特別なムードへと引き込む、彼らの季節への敬意を示す力作となりそうです。

KOSMETIKA – Special

2023年と2024年に立て続けにアルバムをリリースしたインディーバンド Kosmetika が、2025年後半に最新の単独シングル「Special」をリリースし、活動を再開します。この楽曲は、ニュー・ウェイヴ、モーターリック・リズム(反復的なリズム)、そして実験的な楽器編成を探求したサウンドが特徴です。

「Special」は、バンドのホームレコーディング作品であるアルバム『Illustration』と、フルバンドによるスタジオアルバム『Luxury』という、過去の2作品の音楽的なギャップを埋める音の架け橋として位置づけられています。ジェームズ・モリスが監督を務めたミュージックビデオは、楽曲に合わせて特別捜査官と地球外生命体をテーマとしており、楽曲の持つユニークな世界観を視覚的に表現しています。

Pictureplane – “Dream Machine”

Travis EgedyがPictureplaneとして制作する音楽は、これまで特定のジャンルに収まらないユニークなものでした。初期のブログハウスの辺境から、ウィッチハウス、そしてウェアハウスでのノイズショー向けレイヴミュージック、さらにはゴス風味のユーロハウスへと、その音楽性は常に変化し続けています。彼の楽曲には常に繋がりが感じられるものの、その組み合わせは絶えず変わり、彼以外に似たサウンドを持つアーティストはいません。この孤高のアーティストは、素晴らしいタイトルが付けられたニューアルバム『Sex Distortion』をハロウィーンにリリースします。これに先立ち、既に不気味な雰囲気の「Heaven Is A State Of Mind」と「Weeping Sky」が公開されています。

今回、さらに公開されたのは、「Dream Machine」という、背筋がゾクゾクするような脈打つトラックです。この楽曲は、20世紀のアヴァンギャルドとの繋がりを持っています。エゲディ自身によると、曲名は、先見的なアーティストであるブライオン・ガイシンが1959年に制作し、ウィリアム・バロウズによって広められた「ドリームマシン」というアート・オブジェクトに由来しています。これは、回転するシリンダーがちらつく光のパターンを作り出し、人々に変性意識状態を誘発する装置です。この曲は、そのドリームマシンを使用している人の視点から書かれている、とエゲディは説明しています。

HighSchool – “Sony Ericsson”

オーストラリア出身のデュオ、HighSchool(Rory TrobbianiとLuke Scott)が、ハロウィーンにリリースされる予定のセルフタイトルのデビューフルアルバムに先立ち、新シングル「Sony Ericsson」とそのミュージックビデオを公開しました。ビデオは「高校最後の日」に関する不吉なナレーションで始まり、このデュオが「Dipped」に続いてティーンエイジャーのメロドラマの世界へ本格的に踏み込んだことを示しています。

「Sony Ericsson」は、神経質で細々としたニューウェーブのムードを作り出す楽曲で、多くの象徴的なバンドを彷彿とさせます。バンドはこの曲について、「現代的な繋がりが持つ奇妙な力学、人々がテキストで繰り広げるゲーム、そして一つのメッセージがどのように無限の過剰分析へと発展するか」をテーマにしていると説明しています。Rory TrobbianiがJoel Wilsonと共同監督したこのビデオは、ソフトフォーカスの映像美を通じて若き日の愛と裏切りを描き、『ヴァージン・スーサイズ』を思わせる雰囲気を誠実に実現しています。

John Maus – “Disappears”

アメリカのミュージシャン、作曲家、そして学者であるJohn Mausは、キャリア20周年を迎えるにあたり、これまでで最もパワフルな作品となるニューアルバム『Later Than You Think』をYoungレーベルから2025年9月26日にリリースしました。このアルバムは、正義、告白、再生、変容、そして精神的な戦いをテーマに探求しており、アウトサイダーアートがアートポップ、生々しい感情、そして知的な深みと衝突する、彼の独特な音楽世界をさらに拡大させています。カリフォルニア芸術大学で実験音楽、ハワイ大学で政治学の博士号を持つMausは、その学術的な厳密さとローファイなシンセポップの美学を融合させる手法から、「哲学者ポップスター」や「ノスタルジックな未来主義者」と呼ばれ、SkeptaやPanda Bear、nettspendといった多様なアーティストに影響を与え、神話的な評価を確立しています。

そして、アルバムリリース日である9月26日には、Blake James Reidと共に「Disappears」のビデオプレミアが開催されました。この「Disappears」のビデオプレミアは、ファンにとって新しいヴィジュアル作品を体験する機会となりました。『Later Than You Think』の中心にあるのは切迫した再生の感覚であり、豊かでありながら抑制され、神聖でありながら不遜なこのアルバムは、音楽界で最も謎めいた才能の一人による、抜本的な再覚醒を告げる作品となるでしょう。

Ora Et Labora – Kraftwerk

ora et laboraは、ウィーンを拠点とするミュージシャン兼プロデューサー、Leonie Tabea Kudlerのエイリアス(活動名)です。彼女の音楽は、夢見心地なシンセサイザーの構成、リバーブ(残響)のかかったボーカル、そして推進力のあるビートによって特徴づけられ、それらが融合することで、荒削りでありながら同時に繊細さを併せ持つ音楽的レイヤーを形成しています。

このアーティストのビデオ作品の制作には、いくつかのクリエイターが関わっています。Jennifer Gisela Weissがコンセプトを担当し、彼女自身も「影」役として出演しています。Yara Michelitschがカメラを担当し、ビデオの編集はLeonie Kudler(ora et labora)とYara Michelitschの共同で行われました。さらに、Hannes Starzがエフェクトを、Roberto Cassianがセット撮影を担当するなど、多岐にわたる才能が彼女の世界観の表現に貢献しています。

Odonis Odonis、インダストリアルからオルタナティブ・ロックへ:原点回帰の新作で新境地を開拓。80年代・90年代のレジェンドたちにオマージュを捧げる

トロントを拠点とするデュオ、Odonis Odonisが、ニューアルバムを11月15日にリリースすると発表しました。同時に、新レーベルRoyal Mountain Recordsと契約したことも明らかにしました。これまでのインダストリアルなサウンドから方向性を転換し、新作ではNew OrderやLove and Rockets、80年代後半から90年代初頭のCreation Recordsのアーティストに影響を受け、彼らの原点であるオルタナティブ・ロックへと回帰しています。

バンドの共同設立者であるConstantin Tzenosは、「インダストリアルというジャンルには行き詰まりを感じていた」と語っています。彼らはこのスタイルで可能な限りのことをやり尽くしたと感じ、新たな道を模索しました。以前はアルバムごとに新しいものを生み出さなければならないというプレッシャーを感じていたそうですが、今回は「ただただ一緒にいて、飲みながら音楽を作ろう」という気楽な姿勢で制作に臨んだといいます。「あらかじめどんなものを作るかという構想を持たずに曲を書き始めた。多くの曲はジャムセッションから生まれたんだ」。

アルバムに先行して、リードシングル「Hijacked」がリリースされました。Ryan Faistが監督を務めたミュージックビデオは、トロントのDance Caveで撮影されており、お馴染みの顔ぶれが登場しています。この楽曲は、Odonis Odonisが新たなサウンドへと移行したことを示す、彼らにとって重要な一歩となっています。