Kinski – ‘Cosy Moments’ (Kill Rock Stars)

Cosy Moments

旅館等に行くとぶち当たるのが作法のようなもの。今回も使い方の分からないものがひとつ、急須と湯のみとポットとセットになっている、レンコンみたいな穴の開いた入れ物。お茶の出がらしを捨てるのは何となく知っていたが、さて、どう使うのが正解なのか悩んだ。ネットで調べてみようとなったが、山深い位置にあるためか電波が弱く繋がらない。結局出した解答は、出がらしを捨てるのを諦め、新たにお茶を飲むのは止めようという弱腰なもの。その後、気になっていたので改めて調べたら、あれは建水とか茶こぼしといい、出がらしや湯のみを暖めた湯を捨てるためのものだそうで、穴は直接中が見えないようにするためと、捨てた湯が落ち易くなるためらしい。つまり、肝心の出がらしの捨て方は、レンコンみたいなふたを外して直接捨てればいいそうだ。いやぁ危うく恥をかくとこだった。使いたが分からないことはないが、扱い方が意外と難しいバンド Kinski の久々の作品。Sub Pop からの前作は、2007年でしたので、6年振り。久々ですが、例によってまた扱い方が微妙な音楽をやってくれる。特に、今までに無かったようなパンクな曲もあったり、中盤はインストのサイケ・フォーク路線などと、更に当惑しちゃう。基本的にはサザーン・サイケロックな彼等らしい音で、今までと変らないけど、なぜかこの期に及んで勢いが増すという、6年間分の鬱積したものを一気に吐き出した感じか、彼等自身が Kinski の新しい扱い方に気付いて楽しんでるのか、わかりませんが、それこそが Kinski ってことで。

6.0/10

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Cayucas – “East Coast Girl”

Cayucas4

もう間もなくフル・アルバムをリリースするカルフォルニアはサンタモニカのバンド Cayucas が、先行曲をもうひとつ公開。”East Coast Girl” は、トロピカルな感じのポップ・チューン。デビュー・アルバム Bigfoot は、Secretaly Canadian から 4/30 のリリースです。

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=xj1LOpAcOPQ&w=640&h=200]

Mudhoney – ‘Vanishing Point’ (Sub Pop)

Vanishing Point

どこかに出かけると付き物なのがお土産。途中途中でお土産用の商品を目にすることが頻繁にあった。特産、名物のものを活かした商品があの手この手で存在するが、それを使っていれば何でもいいって分けでもなよね。みかん風味が混じったポテチが売っていて、気にはなったが想像するとどうしても美味しいとは思えない。試食が出来ればいいんだけど、そこは冒険せず辞めておきました。でも同じ商品のキャラメル・ヴァージョンは美味しかった。名産と言えばこのバンドもそうですね。シアトル産グランジの代表格として活躍し、メンバーも固定し、解散することなくこの日まで活動してきたと考えると、記憶の中での伝説化したバンドは沢山あるけど、彼等自身の存在がそのものが名物になってる。まぁね、全盛期のような奇跡的なフレーズや盛り上がりはもうないけど、出てくる音は恒例な感じで条件反射で感じてしまう。メージャーに移ってまた戻ってきて、またちょっと離れてたりしたけど、またこうやって Sub Pop に戻ってきた。シアトル、グランジ、Sub Pop の商標が揃って Mudhoney の価値があるのです。名物おじさん達の活動はまだまだ終りそうにありません。

5.5/10

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Young Man – ‘Beyond Was All Around Me’ (Frenchkiss)

Beyond Was All Around Me

宿の入り口や廊下には、テレビの収録で訪れた芸能人の写真が沢山飾られていた。よく知られた人達が結構来てるようで、その中には何を食っても「うっめ〜」とリアクションをする例の芸能人も来ていたようだ。自分たちも料理を頂く時には真似して「うっめええ」とやるように心がけていたのだが、ついつい普通に忘れて食うことに集中してしまう。たぶん腹が減っていてそれどころじゃないんだな。例の芸能人Kは、カップラーメンの特集でも「めっちゃうめええ」と雄叫びをあげていたようだから大したもんです。普通に「うまっ」くらいのほうが信憑性があるとおもうが、テレビの仕業ですからね。何事も程々が宜しいかと思います。ま、楽しいけど。このバンドのことはあまり知りませんでしたけど、色々と見ていると中心人物でソングライターと思われる Colin Caulfield を大きく扱う傾向あるようです。シカゴを拠点にするバンドでメンバーは彼を含めて5名。Panda Bear や Deerhunter のソングライターと比較するひともいるようですが、それらのアーティストの書くメロディよりは王道感がある。それは巧妙なバンドの演奏が影響しているのかな。もしPやDのようなちょっと粗いバンドの音で表現していたら違った印象があったかも。そういう意味ではソロ・バンド的なイメージで、バンドメンバーはあくまでサポート的な雰囲気。そつないけど、ちょっと月並みな感じかな。それでもKなら「めっちゃいいい〜」って言うんだろなあ。

5.5/10

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Landshapes – “In Limbo”

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=sjgg3ZNkTu0&w=640&h=360]

最初は Lulu and the Lampshades と名乗っていたロンドンのインディ・バンド Landshapes のデビュー・アルバム Rambutan からの新曲ビデオ “In Limbo” です。アルバムは、Bella Union から 6/17 にリリース。

Marriage – “Billy Gibbons Knocked Down My Fence”

Marriage

テキサス、オースチンのインスト・サイケデリック・バンド、Marriage のリリースされるフル・アルバムからの音源 “Billy Gibbons Knocked Down My Fence” です。影響受けたアーティストに Neu!, On-U Sound, Boredoms, Albert Ayler, U.S. Maple, Black Sabbath, Lungfish, The EX と挙げていますが、まさにそんな感じなんです。アルバム For Brötzmann は、Monofonus Press から 4/20 のリリース予定。

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Aidan Baker – “Tout Juste Sous La Surface, Je Guette (feat. Geneviève Castrée)”

Aidan Baker

以前にもポストしましたが、Nadja の片割れ Aidan Baker の新作ソロ・アルバムから新たな曲がアップされました。新作 Already Drowning は、全曲ゲスト女性ヴォーカルを招いた作品で、前回は Clara Engel をフィーチャーしたものですが、今回は Ô Paon こと Geneviève Castrée をフィーチャーしたものです。関係ないけど、Ô Paon は新作出さないのかな? Gizeh Records からリリースされるアルバムは、まもなく 4/15 のリリースです。下のサンクラは、その前回のものとのセットです。

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Beaches – “Send Them Away”

Beaches

以前もポストしたメルボルンの注目女子5人組 Beaches ですが、Chapter Music からリリースされる新作LP She Beats は、5/3 になるようです。その前に新たな曲 “Send Them Away” がアップされました。今回はガレージ・サイケ・ロック路線です。

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Kurt Vile – ‘Wakin On A Pretty Daze’ (Matador)

Walkin

ちょこっと温泉に行ってきた。温泉街は主要駅から出ている路線バスに乗って向うことに。日に5本ぐらいしか出ていないので、予定よりは駅に遅れて到着したため、当初計画していたバスには乗れず、2時間ほど時間をつぶしての出発。路線バスというよりはマイクロバスで、自分たちの他に客はおらず貸し切り状態。バスが走り始めると、どのバス停も止まることなくすいすいと進んで行く。そして交差点に差し掛かったところで、車内のアナウンス「ここからはフリー乗降システムになります」と。どういうことかなと外を眺めていると、ん?バス停がない。アナウンスではバス停の名前を読み上るが、その時バスらしきものは見当たらない。つまり、どこの場所でも乗れて降りれるってことか。なんかテレビで見たことがあるが、実際にあるんですね。幸い自分たちしかいないため、運転手は予め自分たちが降りるところは知っていた。バスは車一台しか通り抜けれないような細い道を抜けていく。なるほどこれでは路線バス・サイズでは無理だな。そして目的地付近に差し掛かるとフリー乗降システムが利用して、旅館目の前の場所で降ろしてもらった。普段生活していた当たり前にあるものが無いと、なんか不安になってくるもの。当たり前にあるからありがたさに気付かなければ、イライラすることだってある。帰り際に、スローライフの街と書かれている看板を発見した。スローライフとは緩いとか、自由とかとではなく、正しくは状況判断や、能動的ってことなのかなと感じました。まぁそんあこんなで、旅気分にはもってこいなこのアルバムから始めたいと思います。このアーティストもただ緩いだけじゃない、改めて素敵なソングライターだなと感じました。

8.0/10