Asher White – “Stage diva”

ブルックリンを拠点に活動する多作なアーティスト、アッシャー・ホワイト(Asher White)が、今月末にリリースされるニュー・アルバム『Love Aggregates』から、先行シングル「The Eagle Is No Omen」に続く第2弾シングル「Stage Diva」を公開しました。本作は、名声や富に対するユーモア混じりの空想を描きつつ、ポップ・ミュージックビジネスを展開することの「意義」や、それがコミュニティや音楽シーンへの真の愛を反映しているのか、あるいは単なる自我の暴走に過ぎないのかという葛藤や不安をテーマに掲げた楽曲です。

リリック面では、かつて性別違和(ジェンダー・ディスフォリア)や自身の脆弱性と向き合うための瞑想として行っていたシェービング行為の変化を取り上げるなど、深い内省と個人的なテーマが盛り込まれています。音楽的にはインディー・ロックバンド「Alvvays」を意識して制作されたと語られており、独自の皮肉とポップセンス、そして誠実な内省が融合した一曲に仕上がっています。


2nd Grade – “Cellophane Girls”

Friendshipのギタリストとしても知られるPeter Gill率いるフィラデルフィアのパワー・ポップ・バンド2nd Gradeが、ニュー・シングル「Cellophane Girls」をリリースしました。これまでDouble Double Whammyから傑作アルバムを重ねてきた彼らですが、本作より地元のインディー・レーベルLame-O Recordsへと移籍。疾走感のある爽快なメロディと軽快なアンサンブルの中に程よい焦燥感を覗かせる、2nd Gradeらしい極上のポップ・ナンバーに仕上がっています。

楽曲についてPeter Gillは、「6コーラスあるBob Dylan風のバラードを、2分半のポップ・ソングの中にぎゅっと詰め込んだような曲を作りたかった」と語っています。ユーモアと独特の哀愁、そして皮肉を交えたストーリーテリングを展開しながらも、その根底には「世界の中で自分の居場所を見つけることの難しさ」に対する深い共感が込められています。60年代のポップスやフォークの要素をキャッチーに消化した、彼らの新たなチャプターの幕開けにふさわしい一曲です。


Rasco – “Shelter”

イスラエルのテルアビブを拠点に活動するサーフロック・トリオ Rasco の楽曲「Shelter」は、彼らのサードアルバム『Feeling O』からのシングルです。ドリーミーなヒプナゴジック・ポップと、彼らの持ち味である60年代風のサーフ・ロックが心地よく融合したサウンドが特徴です。歌詞では、愛を失った喪失感を抱えながらも、都会の丘の向こうにある「二人の夢の場所」や「太陽からの避難所(シェルター)」を静かに探し求める切なくも美しい世界観が描かれています。Eden AtiyaとGaya Wajsmanによる繊細なボーカルハーモニーと、レトロなハモンドオルガンやギターの音色が、どこかノスタルジックで温かみのある浮遊感を醸し出しています。

この楽曲のミュージックビデオは、バンドメンバー自らが撮影や編集を手掛けた、非常にDIY精神にあふれるアットホームな作品に仕上がっています。撮影はJonathan Horowitz、Gaya Wajsman、Eden Atiyaの3人が担当し、ベースのGaya自身が編集も務めました。メンバー自身の視点や手作り感が反映された映像は、楽曲が持つノスタルジックな雰囲気やパーソナルな歌詞の情景と見事にシンクロしています。洗練されたカラーリング(Jonathan Horowitz担当)によって、まるで古いフィルム映画を観ているかのような、ノスタルジックで美しいビジュアルが完成しています。

Steady Sun – “Mercy Vision”

ブルックリンを拠点に活動するサイケデリック・ポップ・プロジェクトSteady Sunが、待望のニューシングル「Mercy Vision」をデジタルリリースしました。本作は、2026年9月4日にリリースを控えている彼らの通算4作目となるフルアルバム『JOY』からの先行シングルです。約5年という歳月をかけ、メンバーそれぞれの幾多の大陸横断の旅や、音楽的な模索と発見を経て完成した、バンドの新たなフェーズを告げる記念碑的な楽曲となっています。

楽曲は、彼らの持ち味であるヴィンテージかつドリーミーなサイケデリアをベースに、長年の旅路で培われた深みのあるオーガニックなサウンドスケープが特徴です。これまでの活動を支えてくれたファンへの感謝と再会の挨拶として届けられた本作は、長い沈黙を破るにふさわしい瑞々しいメロディと温かな情感に満ちており、初秋に控えるアルバム『JOY』の豊かな全貌を期待させる極上の1曲に仕上がっています。


Tyler Ballgame – “Live It Down”

シンガーソングライターのTyler Ballgameが、今年初めにリリースしたデビューアルバム『For the First Time, Again』に続くニューシングル「Live It Down」を発表しました。本作は、アルバムでもタッグを組んだJonathan Rado(Foxygen、Miley Cyrus、Weyes Bloodのプロデュース等で知られる)やRyan Pollie(Los Angeles Police Department)とともに再びレコーディングされた楽曲で、リリースに合わせてJayla Smithが手掛けたビジュアライザーも公開されています。

楽曲の背景について、Ballgameは「ソングライターとして、自分の人生や人間関係を切り売りして(音楽の)素材にしてしまうことについて歌っている」と明かしています。さらに、本作を「最も優しい方法で突きつける、中指を立てるような別れの曲」と表現しつつも、かつてジョン・レノンがポール・マッカートニーへのディストラックについて問われた際の「結局はいつも自分自身のことを歌っているんだ。私は自分を攻撃しているんだ」という言葉を引用し、最終的には自らへの内省や葛藤をも内包した楽曲であることを語っています。


同世代で最もスリリングな才能、Asher Whiteが放つ新章──失恋と自己変革の痛みをポップへと昇華した新作から、濃密な自己棚卸しを歌う先行曲「The eagle is no omen」を解禁

マルチ・インストゥルメンタリストのAsher Whiteが、待望のニューアルバム『Love Aggregates』のリリースを発表し、その幕開けを飾る先行シングル「The eagle is no omen」を公開しました。ローリング・ストーン誌の「Future 25」に選出されるなど、同世代で最もスリリングな才能として注目を集める25歳の彼女は、今作をフォークやアート・ファンク、パワー・ポップが目まぐるしく交錯する、圧倒的な完成度を誇るポップ・ミュージックへと昇華させています。

リードシングルである「The eagle is no omen」は、彼女自身が「包括的な自己棚卸し」と語る通り、極めてパーソナルなテーマが織り合わされた楽曲です。自身の物質への依存、性別違和、摂食障害、祖父の他界、そして裏切りと依存症の渦中で迎えた長年の恋愛関係の終わり(失恋)といった重層的な苦悩が、2007年に絶滅危惧種から指定解除されたアメリカ白頭鷲の保護活動の成功というユニークなモチーフと真摯に結び付けられています。多くの人々が聴くことになるという意識と、執筆中のリアルな動揺や痛みが深く刻み込まれた、本作を象徴する重要なナンバーです。

アルバム『Love Aggregates』のタイトルにある「Aggregates(集合体)」とは、愛をひとつの連続体として捉える彼女の感覚に由来しています。新しい愛は古い愛を消し去るのではなく、ただひたすらに積み重なっていく(aggregate)という思想のもと、開いた傷口のような悲痛な感情から思春期の衝動まで、様々な愛の段階がスナップショットのように詰め込まれています。コカイン中毒を歌った陽気なアート・ファンクや、現代クラシックに通じる緻密なストリングスなど、前作以上の音の多様性を誇りながらも、プリズムのように単一の光から放たれる鮮やかな色彩感によって、バンドサウンドの枠組みを鮮やかに超える傑作へと仕上がっています。


Asher White – “The eagle is no omen”

マルチ・インストゥルメンタリストのAsher Whiteが、ニューアルバム『Love Aggregates』のリリースを発表し、リードシングル「The eagle is no omen」を公開しました。昨年Joyful Noiseからリリースされた前作『8 Tips for Full Catastrophe Living』に続く今作は、フォーク、アート・ファンク、パワー・ポップを自在に行き来するサウンドスケープが特徴です。本作の制作期間中、彼女は長年続いた恋愛関係の破局という壊滅的な失恋を経験しており、自身の作品を多くの人々が聴くことになるという強い意識と、執筆中のリアルな動揺や痛みが楽曲に深く刻み込まれています。

シングル「The eagle is no omen」について、Whiteは「包括的な自己棚卸しの試み」であると説明しています。楽曲の中では、彼女自身の物質への依存、性別違和、摂食障害、祖父の他界、失恋、道徳的強迫観念といった極めてパーソナルで重層的なテーマが、2007年に絶滅危惧種から指定解除されたアメリカ白頭鷲の保護活動の成功というユニークなモチーフと真摯に織り合わされています。アーティストとしての生々しい感情を強固な構造のポップ・ミュージックへと昇華させた、彼女の新たな旅路を鮮烈に告げる重要なナンバーです。


The Lazy Eyes – “Always In The Back Of My Mind”

オーストラリアが誇る新世代サイケデリック・ロックの雄 The Lazy Eyes が、2026年8月21日にリリースを控える待望のセカンドアルバム『Cheesy Love Songs』から、最新シングル「Always In The Back Of My Mind」を発表しました。これまでのシングルで見せたロマンチックでソフトな表情から一転、本作では地を這うようなヘヴィなギターと、渦巻くリバーブ、そしてヴィンテージのオルガン(Farfisa Bravo)の音色が楽曲を力強くドライヴさせます。内省的なソングライティングと、彼らの代名詞である万華鏡のようなサイケ・テクスチャーが見事なバランスで調和しており、王道のギター・ロックから壮大なサウンドスケープまでを自在に行き来する、バンドの底知れない進化を見せつける仕上がりです。

これまでにエルトン・ジョンをはじめとする世界的な大物たちから称賛され、ザ・ストロークスやウェット・レッグといったトップアーティストとの共演や世界各地の大型フェスを総なめにしてきた彼らですが、今回のビデオや新曲のリリースは、まさにその勢いをさらに加速させるものとなっています。これまでの活動を通じてクラシック・サイケデリア、ガレージ・ロック、そしてキャッチーなメロディック・インディをブレンドさせ、着実にそのサウンドを研ぎ澄ませてきた彼ら。弱冠25歳以下にしてグローバルなステージで培った自信とダイナミズムが楽曲全体から溢れ出ており、間近に迫ったニューアルバムへの期待を最高潮に高める、スリリングな仕上がりを提示しています。


Sleep – “Have Spacesuit Will Travel”(4:20 Flexi Edit)

伝説的なドゥーム・メタルバンド Sleep の最新シングル「Have Spacesuit Will Travel (4:20 Flexi Edit)」は、バンドにとって数々の大転換点となる驚きのサプライズ・リリースです。長年バンドの核であった Matt Pike (ギター) と Jason Roeder (ドラム) が不参加という異例の体制でレコーディングされており、フロントマンの Al Cisneros (ボーカル/ベース) に加え、ギターには Bubba Dupree (Void、Brant Bjork)、ドラムには名手 Dale Crover (Melvins) という、かつて Cisneros も在籍した Shrinebuilder の繋がりを彷彿とさせる強力な新布陣が敷かれています。お馴染みの Arik Roper が手がけたアートワークとともに Third Man Records からリリースされた本作は、これまでの熱狂的なラインナップを愛するファンの間で大きな衝撃と議論を呼んでいます。

楽曲は、タイトル通りバンドの代名詞でもある「4:20」にきっちりフェードアウトするエディット版となっており、今後のフルバージョン(未編集版)の存在を期待させる仕上がりです。Matt Pike の不在という記念碑的な変化を伴いつつも、Al Cisneros 特有の重厚なボーカルと Dupree による特徴的なギターソロ、そして Dale Crover の強靭なドラミングが見事に融合し、Sleep の名に恥じないヘヴィなサイケデリック・ドゥームを展開しています。今回のリリースに併せて、コミック本の付属や米国ツアー、そして音楽フェス「Levitation」へのヘッドライナー出演も発表されており、バンドの新たなフェーズの幕開けを告げる重要作となっています。


Bill Baird – “Endless Blue”

Bill Bairdが2026年6月5日にリリースしたシングル「Endless Blue」は、メディアから「サイケ・ポップの名匠」「現代サイケデリアの最高峰」と称される彼の卓越したソングライティングが光る楽曲です。プロデューサーのJasper Leachをはじめ、多彩なプレイヤーたち(Phil Carluzzo、Austin Day、Oliver O’Haver、Jordan Johns)が奏でるアコースティックギター、バンジョー、ヤマハオルガンなどの豊かなアンサンブルが特徴。ニューヨークの歴史あるSear Soundなどで録音され、伝説的なプロデューサーでありエンジニアのKRAMERがマスタリングを手がけたことで、生々しくも浮遊感のある極上のサイケデリック・ポップサウンドに仕上がっています。

本作は、言葉と音楽の双方でBill Baird独自の世界観が表現されており、Iris de la Torreによるアートワークがその魅力を視覚的にも引き立てています。「生きるロックンロールの天才の一人」とも評される彼の自由な感性が遺憾なく発揮されたこの楽曲は、緻密に重ねられた職人技のようなアレンジでありながら、決して型にはまらない新鮮な響きを持っています。これまでの彼のキャリアを正当に継承しつつ、2026年の音楽シーンにおいてもなお、現代サイケデリック・ミュージックの最前線を提示する一曲となっています。


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