Dorio – “New Energy”

テキサスのポップ・デュオDrioが、ポップなファンタジーと飽くなき実験精神を融合させた最新先行シングル「New Energy」を、躍動感あふれるミュージックビデオと共に公開しました。本作は、国際スパイ、グラマー、そして執着といった架空のイマジネーションの世界を軸に構築された待望のニュー・アルバム『Agent Friday & the Perfect Angel』からの最新プレビュー。Chad Doriocourtによるプロデュースは、歪んだギターや爽快なパーカッションが幾重にも重なり合いながらも決して過剰にならず、そこにRachel Rascoeの温かみのあるメロディックなボーカルが完璧なコントラストを描き、ノスタルジックでありながらも近未来的な音響空間を作り出しています。

「3…2…1…Go!」というフレーズで幕を開け、幕を閉じるというコンセプト・アルバム『Agent Friday & the Perfect Angel』は、先行曲「My Own Personal Racer」などのハイオクな楽曲に象徴されるよう、クラブ・ポップやネオアコ、ミレニアム期の電子音楽のエッセンスを縦横無尽にアーカイブした大作です。ミュージックビデオでは、具体的な物語に頼るのではなく、このアルバムが内包する「古いものを脱ぎ捨て、鮮やかで謎めいた新しいエネルギーを受け入れる」というテーマを、動的かつ幻惑的なビジュアルでシネマティックに視覚化。デュオとしての揺るぎない自信を覗かせつつ、親密さと遊び心を忘れないDrioならではのポップ・ワールドが見事に結晶化しています。


Wray – “Sweet Sad Saint”

米アラバマ州バーミンガム出身のインディー・ロック・トリオ Wray のシングル「Sweet Sad Saint」は、彼らが2020年にリリースしたアルバム『Stream of Youth / Blank World』のレコーディングセッションから生まれた未発表曲です。当時は形にすることができず一度は埋もれてしまったものの、数年後にバンドが再び発掘し、新たに手を加えて完成へと至りました。ミックスは Stereolab や Tortoise との仕事で知られる巨匠 John McEntire が手がけており、楽曲の魅力を最大限に引き出しています。

Wray の特徴であるシューゲイザー、ドリーム・ポップ、ポストパンク、ガレージロックの要素が巧みに融合した本作は、幾重にも重なるギターのレイヤーと心地よいミニマルなリズムが印象的です。アルバム『Stream of Youth』が持っていた、どこか希望を感じさせる微睡みのような空気感を色濃く引き継いでおり、たゆたうようなボーカルとともに、独自のノスタルジックで美しいサイケデリック・サウンドを構築しています。


テキサスのポップ・デュオDorioが7月に新作『Agent Friday & the Perfect Angel』をリリース! 90年代電子音楽が脈打つ新曲「My Own Personal Racer」をMVとともに公開

CDフォーマットへのオマージュを捧げた前作『Super Love 3』のリリースから1年足らずで、テキサス州オースティンを拠点に活動するデュオDorioが、早くも次なる一手を展開します。2026年7月24日にEarth Librariesからリリースされるニューアルバムのタイトルは『Agent Friday & the Perfect Angel』。お互いにスパイ映画のアイデアを温めていたことに気づいたChad DoriocourtとRachel Rascoeの2人は、全11曲を通じてスパイ小説のような物語を紡ぐ、これまで以上にコンセプチュアルな作品を作り上げました。

アルバムからのファースト・シングルとして、新曲「My Own Personal Racer」が公開されました。今作は90年代半ばから2000年代初頭のサウンドからの影響を色濃く残しており、Orbitalを彷彿とさせる屈強な電子パルスに、彼ららしい軽快なサイケ・ポップのハーモニーが融合しています。サンプラーによるドラムとベースを用いた彼らのDJスタイルのライブで、人々が熱狂的に踊る姿を見たことが、生楽器の不在に対する引け目を払拭し、このエレクトロニックな路線を突き詰める目を開かせるきっかけになったと語られています。

楽曲の解禁に合わせて、Nick Stoner監督が手掛けた映画『カンバセーション…盗聴…』を思わせるミュージックビデオも公開されており、その質感は初期のDanny Boyle監督映画のサウンドトラックのようです。


ペルソナを脱ぎ捨て、多角的な表現者としての核心へ。Jack Breretonが本名名義で綴る、静かなる再始動の記録『Jenny + Ash』

シカゴを拠点に活動するシンガーソングライター、Jack Breretonが、Earth Librariesからリリースされるニューアルバム『Jenny + Ash』より、先行シングル「Fire Start」を公開しました。2026年7月3日のアルバム発売に先駆けて届けられた本作は、10歳から音楽を続けてきた彼が、表現上のペルソナを脱ぎ捨て、自身の創造性をより純粋に反映させるために本名名義での活動を開始した新たな一歩を象徴しています。

彼は高校時代からホームレコーディングへの情熱を燃やし続けており、そのサウンドはAndy ShaufやCourtney Barnett、さらにはSlow PulpやSteely Danといった幅広いアーティストたちからの影響を独自に消化したものです。音楽制作のみならず、フィールドレコーディングやフィルム写真、木版画といった多彩な芸術的関心を一つの美学として統合することを目指しており、その多角的な視点が楽曲の深みへと繋がっています。

現在はシカゴのインディーシーンで友人たちのバンドをサポートするなど精力的に活動する一方で、屋外で過ごす時間を大切にする自然体なライフスタイルを送り続けています。本名名義での本格的な始動となる今作は、彼のパーソナルな物語と洗練されたソングライティングが交錯する、極めて誠実なアルバムとして期待を集めています。

Degler – “It’s All The Same Somehow”

Deglerのシングル「It’s All The Same Somehow」は、アイダホ州ボイシを拠点とする才人、Zachary Deglerの脳内から溢れ出した、既存の枠組みに囚われない実験的な精神の結晶です。「どういうわけか、すべては同じことの繰り返し」というタイトルを掲げながら、その内実はインディー・ロックの枠を押し広げ、特定のジャンルに分類されることを拒むようなエクレクティック(折衷的)で予測不能な展開を見せます。

本作は、ボイシの風景が持つ独特の孤独感とZachary Deglerの思索的なビジョンが交錯する、ジャンル超越(ジャンル・ベンディング)な一曲に仕上がっています。ミニマルな定石をあえて崩し、多層的な楽器構成と大胆な展開を組み込むことで、時代に流されない「タイムレス」な響きを追求。彼の頭脳が描き出す複雑な音の迷宮は、日常の倦怠を単なる繰り返しではなく、重層的で奥行きのあるロックの叙事詩へと昇華させています。

John Andrews & The Yawns、最新作『Streetsweeper』を発表。70sフォーク・ポップの心地よい気だるさとサイケの調べ。昼寝上がりのような歌声が、都会の喧騒を優しく溶かす。

Cut WormsやWidowspeakのメンバーとしても活動するJohn Andrewsが、ソロプロジェクト John Andrews & The Yawns としてニューアルバム『Streetsweeper』のリリースを発表しました。ロサンゼルスにてLuke Templeをプロデューサーに迎えて制作された本作は、70年代のフォーク・ポップに軽微なサイケデリック要素をまぶした、心地よいサウンドスケープが特徴です。

アルバムの幕開けを飾るシングル「Something To Be Said」では、Andrewsの歌声が「昼寝から目覚めたばかり」のような、絶妙にレイドバックした質感を醸し出しています。そのカジュアルで気だるい雰囲気は、DrugdealerやWoodsといった近しいアーティストたちのファンにも響く、親密で温かみのある空気を纏っています。

この「くしゃくしゃとした軽やかさ」とは対照的に、アルバムのカバーアートやミュージックビデオには「アイスホッケー」という意外なモチーフが採用されています。ブルックリンのレッドフックでスーパー8フィルムを使って撮影された映像に、Andrews自身による手書きのアニメーションが合成されたビデオは、どこか懐かしくも独創的な視覚体験を届けてくれます。

Neighbourly – “La Memoria”

カナダ、バンクーバー島を拠点とするサイケ・ポップ・アンサンブル、Neighbourlyが、ニューシングル「La Memoria」をEarth Librariesよりリリースしました。彼らは、サイケ・ロックの持つ自由さに、エクレクティックなポップやファンクの要素を重ねることで、独自の音楽性を築いています。

以前はSPEAK EASYという名義で活動していたこの4人組は、遊び心と陶酔的なトーンに満ちた魅力的なアレンジを、エレクトリックに融合させています。Neighbourlyの楽曲は、メロディとリズム、そして正直さと楽しさの間の対話を通じて、親近感がありながらも予期せぬサウンドを提供しています。

Pansy – Mercy, Kill Me

シアトルを拠点に活動するバンド Pansyが、11月7日に Earth LibrariesからリリースされるEP『Skin Graft』より、新曲「Mercy, Kill Me」を公開しました。もともとシカゴでソングライターの Vivian McCallによる宅録プロジェクトとして始まった Pansyは、McCallがシアトルに移住した後、ギタリストの Liz Perlman、ドラマーの MJ Harbarger、ベーシストの Syd Brownstoneと出会い、バンドとして本格的な活動をスタートさせました。このEPは、2024年にワシントン州アナコーテスにある the Unknownスタジオでレコーディングされました。

「Mercy, Kill Me」の歌詞は、終わってしまった恋愛関係と、それに伴う心の痛みを赤裸々に描いています。愛が突然消え去り、「どう考えても私たちに相応しいとは思えなかった」と歌い、関係の終焉によって得られた解放感と喪失感を表現しています。所有物を売り払い、髪を切り、遠くまで車を走らせるといった行動は、過去を断ち切ろうとする決意を表しているようです。また、楽曲のレコーディングは Nich Wilburが担当し、ミックスとマスタリングは Greg ObisがChicago Mastering Serviceで行いました。Vivian McCallのヴォーカルとギターに加え、Liz Perlmanのギター、MJ Harbargerのドラム、Syd Brownstoneのベースが、この感情的な物語を力強く支えています。

Dial Alaska – Dry Rot Belly

Dial Alaskaは、アンビエントやエレクトロニック、実験的な音楽を制作するアーティストで、ニューシングル「Dry Rot Belly」をリリースしました。

2024年に、アルバム『907 600 1698』をリリースしていました。この作品は、実際に電話をかけるとコンテンツを聴くことができるという、ユニークな試みが特徴です。

Kaycie Satterfield – paris, texas

ロサンゼルスを拠点に活動するシンガーソングライター、Kaycie Satterfieldが、2025年7月11日に新シングル「paris, texas」をリリースしました。この楽曲は、彼女の多岐にわたる音楽性と、詩的な作詞へのこだわりが詰まった一曲です。

「paris, texas」は、彼女の音楽スタイルであるメロディックで歌詞重視のインディーロックをさらに深く追求したものです。過去には、カナダのAlvvaysを彷彿とさせるボーカルを持ちながらも、Snail MailやSoccer Mommyのような荒々しいガレージロック的な音楽性も持ち合わせると評されていました。

「paris, texas」のサウンドは、緻密にレイヤーされたシンセサイザーとエレクトロニックなパーカッション、そして彼女の力強いボーカルが特徴です。時に繊細で、時にパワフルに、彼女の内なる世界を映し出すようなサウンドスケープを創造しています。

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