カテゴリー: drone
Drowse – “Wait And Bleed”
Kyle Batesのプロジェクト Drowseは、サンフランシスコのレコードレーベル The Flenserの新しいコンピレーションのために録音した Slipknotの “Wait And Bleed” のカバーをリリースしました。1999年に発表されたニューメタルの曲を、ベイツは物憂げにスローダウンさせています。この曲をどのように変化させたのか、ベイツが語っています。
「まず、真のマスターである Joey Jordisonにご冥福をお祈りします。このカバーを録音した数ヶ月後に彼が亡くなったことは、この2、3年の間に世界や自分の家族にあまりにも多くの死があったことを考えると、重い衝撃でした。
明るい話題としては、音楽があります。このコンピレーションへの参加を依頼されたとき、私はこのジャンルの最後の方しか見ていなかったので、躊躇しました。”Wait and Bleed” が発売されたとき、私は7歳でした。私のニューメタルのノスタルジーのほとんどは、学校に行くときに相乗りしていた友人の父親のトラックから流れてくるデフトーンズの音や、キャンプカウンセラーが着ていた怖いセルフタイトル・アルバム・アートのスリップノットのシャツの記憶にある。それでも、このバンドはゴスな従兄弟を通して私の耳に届き、この曲は私にとって名曲となりました。
どうやってカバーしようかと考えました。最初に決めたのは、すべてのギターをEBOWで録音することでした。そして、自分の直感に従って、Can、Andy Stott、Éliane Radigueの影響を受けたこの曲を作ってみました。私は、原曲に似せすぎたカバーが嫌いなので、新しいセクションやメロディーを追加しましたが、サウンドに導かれたのです。
結果として、この変なバージョンの “Wait and Bleed” は、私にとって催眠術のように感じられます。あなたにとってもそうであることを願っています」
Grouper – “Unclean mind”
Liz Harris(リズ・ハリス) による Grouperは、10月22日にニューアルバム ‘Shade’ を Krankyからリリースします。リズにとって Grouperのアルバムは、2018年の ‘Grid of Points’ 以来であり、Nivhekとしての2019年のアルバムにも続くものです。2作連続でピアノをベースにしたアルバムを発表した後、’Shade’ のリードシングル “Unclean mind” では、Grouperが2008年の名作 ‘Dragging a Dead Deer Up a Hill’ のフォーキーなアコースティックギターをベースにしたスタイルに戻っています。
Storms At Sea – ‘Storms At Sea’ (feat. The Telescopes)
Stumptone の Chris Plavidal と、The Telescopes の Stephen Lawrie によるサイケデリック、フォーク、ドローン・プロジェクト Storms At Sea が、”Oh Death”, “Until The End” をフィーチャーしたシングルを、Dreamy Life Records からリリース。
Yo La Tengo – “Georgia thinks it’s probably okay (Tuesday)”
Yo La Tengo が Bandcamp ページを開設し、昨日リリースした “James and Ira demonstrate mysticism and some confusion holds” に続き、新曲 “Georgia thinks it’s probably okay” をリリースしました。曲名の終わりに書かれていた(曜日)は、そういうことだったのですね。また明日も何かリリースされるのでしょう。
Golden Retriever and Chuck Johnson – “Empty Quarter”
ポートランドのサイケデリック、アンビエント・デュオ Golden Retriever と、オークランドのギタリスト Chuck Johnson によるコラボレート・アルバム ‘Rain Shadow’ が、5/15に Thrill Jockey からリリースされます。そしてファースト・シングル “Empty Quarter” をリリースしました。エレクトロニック、サックス、クラリネットそしてギターによる美しいミニマル・メロディーで構成されるアンビエント、ドローンです。
Windy & Carl – “Crossing Over”
1993年に Carl Hultgren と Windy Weber の夫婦によって結成されたアンビエント、サイケデリック・デュオ Windy & Carl が、6年ぶりになる新作アルバム ‘Allegiance and Conviction’ を、Kranky から3/27にリリースします。アルバムのラストに収録される “Crossing Over” が先行公開されました。ギター・レイヤー、ベースに薄っすらとヴォーカルを重ねたアンビエント・サイケ・ソングです。
Syko Friend – “Liberty”
ロスアンジェルスを拠点にする Sophie Weil によるエキスペリメンタル、ドローン、サイケフォーク・プロジェクト Syko Friend の新作アルバム ‘Fontanelle’ が、Post Present Medium から2/7にリリースされます。そのアルバムに収録される歪んだエレクトロニックギターにスポークン・ヴォーカルを重ねた曲 “Liberty” になります。
Matt Jencik – “Dead Comet Return”
シカゴを拠点にするギタリスト、プロデューサーで、90年代には Hurl, Don Caballero, Thee Speaking Canaries, そして Taking Pictures のメンバー、近年では Kranky からリリースしていた Implodes のギタリスト。そして Slint の再結成ツアーや PAPA M のツアーメンバーとしても活動してきた Matt Jencik が、新作ソロ・アルバム ‘Dream Character’ を Hands In The Dark から12/13にリリースします。そしてそちらから先行曲 “Dead Comet Return” がリリースされました。ギター、ベース、オルガン、シンセなどを用いたレイヤード・アンビエンス・トラックです。
Mamiffer – “All That Is Beautiful”
Faith Coloccia と Aaron Turner の夫妻による、ドローン・サイケ、ゴシック・フォーク・プロジェクト Mamiffer が、11/1に SIGE Records から新作アルバム ‘The Brilliant Tabernacle’ をリリースします。そしてそちらの作品から収録されるピアノの演奏を基調とした “All That Is Beautiful” を先行リリースしました。先にリリースされていた先行シングル “River Of Light” も一緒にどうぞ。