Moon Duo – “Animal”

2012年にリリースされたアルバム’Circles’以来となる久々の新作アルバムをリリースするサイケデリック・デュオMoon Duoです。先行シングルとしてアップされた”Animal”は、LPヴァージョンに一緒に入る7インチに収録される曲だそうです(デジタルは普通に収録)。この曲からアルバム全体を想像するのは難しいですが、かなりダークでダーティーでセクシーな曲で、ちょっと変化もありそうで期待です。新作アルバム’Shadow of the Sun’は、Sacred Bones Recordsから3/3にリリース。

The Blind Shake – Breakfast Of Failures (Goner)

職場に新たに加わるホープが休日を利用して本格始動前に来店してくれた。若い人達の中からこうやって似たような音楽を好み、何かをやろうとしている姿をみると素直に嬉しい。そして、おじさん達がなんやかんや言うより説得力があるよなあと、つくづく思う。どんな世界にも世代交代は必要。特に現場にジジイ達がいつまでも介入するのはよろしくない。もちろん全てを共有することなんて出来ないけど、こちらは害のない程度にボヤイて、ちょっとだけ気にしていればいいんだ。でも世代関係なく同士として共有出来ることがひとつある。それは金がない。そして金が増えない。いい加減ジジイには堪える。もう若い人達にまかせとこ。 でもそんな頑固ジジイから引き継ぎたいこのバンド。これまでの印象は薄めだが、もうこれが6作目になる。前作はJohn Dwyerのレーベルから出ていたけど、また違うところへと移動。でも相性が良かったようで、今作は抜群に良い。録音で時間をかけたのか、予算が良かったのか知りませんが、音に厚みや丸さがあって伝わり方が全然違う。これでブレイクってことは無いだろうけど、前よりもちょっとは評価されそう。

Sapat – “Rock Face”

ルイヴィルを拠点にするフリーク・ロック集団、Sapatが久々に新作をリリーすします。Siltbreezeからリリースされたデビュー・アルバム’Mortise And Tenon’が、2007年のリリースだったんで、約7年ぶりになります。人数が多い系のフリーフォームな人達特有の煙たさやイナタさに溢れる音楽性で、No Neck Blues BandやJackie-O MotherfuckerとかをDIYでローファイなロック寄りにしたような感じ。’A Posthuman Guide to the Advent Calendar Origins of the Peep Show’と題された新作アルバムは、Sophomore Lounge Recordsからもう間もなくリリースになります。

Acid Baby Jesus – “I’m Becoming a Man”

ギリシャのガレージっていうか、インディなシーンのバンドって凄くいいんですけど、そのなかでも一番のバンドは間違いなくこのアテネのAcid Baby Jesusでしょう。Slovenly Recordsがガッツリ押さえて離さないでいるのも納得できます。ただ、このレーベルはすごく好きだけど、レーベルの印象としてはパンクでガレージな方面にしかアピール出来ない気がするんで、彼等のポテンシャルからしたら、In The RedやBurger、そして最終的にはDrag Cityまで行けるくらいのポテンシャルはあるバンドだと思います。彼等の新作アルバムからの先行曲”I’m Becoming a Man”を聴いて、改めてそんな印象を受けました。彼等の新作アルバム’Selected Recordings’は、Slovenly Recordingsから11/16に出ています。

Hookworms – The Hum (Weird World)

先日のバーガー帰りに、普段あまり行く事のない駅を経由したので、ついでにいい酒はないかと降り立ち、一軒の酒屋に辿り着いた。老夫婦が営んでると思われる酒屋で、見本として空き瓶を陳列している率の高いところだった。とりあえず一本チョイスして会計をしようとすると、お店のおじいさんがしきりと商店会のスタンプは集めてるかと聞いてくる。こちらはめったに来ない場所だから大丈夫ですと断ると、ほんとにいいんか?近くじゃないのか?と食い下がらず聞いてくるから、遠いんですと答えると、やっと分ってくれたようでスタンプ斡旋を諦めてくれた。だけど帰った後に貰って置くべきだったかなと、おじいさんに少し後悔。 時間を置いてからじわっとやってくるやつは音楽にもある。昨年初頭に出た作品が改めてその年の終わりに違う場所から出て、それがまた最初のとこから今年も出るという、よく分からない繰り返し。それだけ評価がされてるという事でしょうが、こちらは新しいもの。前作から大きな変化はなく、アルバムの構成も似ている。そんなに芸達者な人達ではないが、同じ部分の繰り返し技を更に極めてる。ただ曲が長いだけではなく、長短を活用して全部でひとつの世界を作り上げており、アルバム本来を感じさせるいい作品です。

Noveller – “Into The Dunes”

ブルックリンから現在はオースチンに拠点を移したらしい女性ギタリスト、Sarah Lipstateによるソロ・プロジェクトNovellerの新作アルバムからの先行曲です。拠点を移してもニューヨークでの活動は続けてあるようで、元々はLee Ranaldoとのデュオとしてやる予定だったライブなども今月控えてるようです。そして、今まではわりとアングラなレーベルからのリリースが多かったですが、新作アルバムはFire Recordsからのリリースとなります。アルバム’Fantastic Planet’は、1/27にリリースで、新曲は前よりもパワフルな演奏になってますね。

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Dirty Beaches – Stateless (Zoo Music)

たまに行っていた焼き鳥屋に初めて一人で行こうと決めて到着すると休みだった。向う途中に行った事のない焼き鳥屋は開いていたのを思い出してそちらに変更。不器用そうなオヤジが一人でやってる店のようで、とりあえず好きな銘柄の酒と串コースを注文する。だが、出てきた酒が自分が記憶する銘柄の味とは全然違う。もう一杯同じのを頼む時に注意深く見ていると、全然違う銘柄のラベルが貼られた一升瓶で注いでいた。文句を言おうと思ったが、隣りのカップルが真似して同じのを頼んでいたから、ややこしくなるので我慢した。出てきたコース串もカッチカチの肉と磯辺焼みたいな味のタレで酷いもんだった。口直しに別の焼き鳥屋に行って、ある程度は持ち直したから良かったが、二度と行く事はないだろう。 この人も不器用なんかな。いきなりもうこの名前では最後の作品と言い出し、でも次のなんかしらは始めてるのことで、本人のこだわりが一人歩きしてる感じ。聞く側としては何でもいいし、面白けりゃそれでいい。でも今回の作品に至るまでの辻褄は分るけど、最初の頃と比べたらあまりに違うでしょ。本人自身がなんかを見失ってしまって、その修正のための終了であって、一度リセットしたかったのかな。ただ、最後だろうが何だろうが、意外と面白かったし、次の出方が興味深い。