Hookworms – The Hum (Weird World)

先日のバーガー帰りに、普段あまり行く事のない駅を経由したので、ついでにいい酒はないかと降り立ち、一軒の酒屋に辿り着いた。老夫婦が営んでると思われる酒屋で、見本として空き瓶を陳列している率の高いところだった。とりあえず一本チョイスして会計をしようとすると、お店のおじいさんがしきりと商店会のスタンプは集めてるかと聞いてくる。こちらはめったに来ない場所だから大丈夫ですと断ると、ほんとにいいんか?近くじゃないのか?と食い下がらず聞いてくるから、遠いんですと答えると、やっと分ってくれたようでスタンプ斡旋を諦めてくれた。だけど帰った後に貰って置くべきだったかなと、おじいさんに少し後悔。 時間を置いてからじわっとやってくるやつは音楽にもある。昨年初頭に出た作品が改めてその年の終わりに違う場所から出て、それがまた最初のとこから今年も出るという、よく分からない繰り返し。それだけ評価がされてるという事でしょうが、こちらは新しいもの。前作から大きな変化はなく、アルバムの構成も似ている。そんなに芸達者な人達ではないが、同じ部分の繰り返し技を更に極めてる。ただ曲が長いだけではなく、長短を活用して全部でひとつの世界を作り上げており、アルバム本来を感じさせるいい作品です。