「The Jesus Lizardの再来」を彷彿とさせる不穏なグルーヴ——Bitter Branchesが新境地を切り拓く新作で、ダークかつ知的なポストハードコアの未踏領域へ

フィラデルフィアのポストハードコア・スーパーグループ、Bitter Branchesが、セカンドアルバム『Let’s Give the Land Back to the Animals』を3月6日にEqual Visionからリリースすることを発表しました。本作は、JawboxのJ. Robbinsがプロデュースを手掛けています。

フロントマンのティム・シンガー(Deadguy)は、今作について「より不穏でダークな思考を探求した」と語り、典型的な激しさよりも、The Jesus Lizardを彷彿とさせるような「空間を活かしたポストハードコア」のスタイルを追求したことを明かしています。また、歌詞には彼のヴィーガニズム、環境保護、反資本主義といったメッセージが強く反映されています。

アルバムの解禁に合わせ、重厚なミドルテンポの「Basic Karate」と、カオティックで疾走感のある「Cave Dwellers」のシングル2曲が同時公開されました。ドラマーのジェフ・ティラバッシが語る通り、バンドとしての結束を高め、より「グルーヴ」に重きを置いた意欲作となっています。

Bitter Branches – “Basic Karate”

かつて1990年代に絶頂期を迎えて解散したニュージャージーのハードコア/ノイズ・ロックバンド Deadguy の、激しいフロントマンとして知られた Tim Singer は、バンドの再結成後も精力的に活動しています。今年、Deadguyは1995年の金字塔『Fixation On A Co-Worker』以来となるアルバム『Near-Death Travel Services』をリリースしましたが、Singerの活動はそれだけに留まりません。彼は2020年に結成したバンド Bitter Branches も継続しています。

Bitter Branches は、Lifetime、Kid Dynamite、Paint It BlackのDan Yeminら、フィラデルフィアのハードコア・ベテランを擁するバンドです。彼らは、2022年のアルバム『Your Neighbors Are Failures』(Singerはタイトルセンスも抜群です)以来となる新シングル「Basic Karate」を本日リリースしました。Jawbox/Burning Airlinesのフロントマンである J. Robbins がプロデュースを手掛けたこの曲は、ダーティで不快なリフと、Singerによる「Sometimes I wish I was a violent man!」(暴力的、あるいは器の小さい人間になれたらと願う)という、美しく不安定なパフォーマンスが特徴です。