Ty Segall のバンド・メンバーでもあり、コラボレート作も残している Mikal Cronin が、ソロ活動としての拠点を Merge Records に移し、新作アルバムをリリースするそうです。”Shout It Out” は、新作 MCII からの先行曲で、彼らしい素晴らしいメロディとガレージ・ポップ・アプローチ。アルバムは、5/7 のリリースらしいですので、まだ先ですね。
rock
Feeding People – ‘Island Universe’ (Innovative Leisure)
おいおい、まだ1曲目なんだけどなぁ、3曲分あるような曲ではないですか。出し惜しみしないねえ。もうこうなったらバンバンいってもらいましょ。でも、そう思ってると直ぐさまちょっと抑え気味にして強弱を付けてきた。出来るなぁこのひとたち。Feeding People は女性ヴォーカルを立てた5人組で、2011年のデビュー作は Burger Records からでしたが、その時点でもそれなりの完成度だった。抑え気味の次は、短い曲でまたも変化球。続けては、下の方から攻めてくるなまめかしい曲。どこかの時代の年代感はそれなりに含まれているし、基本にはなっているけど、なんなんだろうな、この初めて体験する前後に揺さぶってくる感覚は。それとこの女性の唄い方が、凄い武器。官能的で情熱的、でも、直接的なエロスじゃない。おっと、また音がエグくなってきたぞ。ハードロックというより、メタル、いやゴスかな。なんだけど、ヤリすぎには感じないのはなぜですか。そして、しっとり聴かせる歌中心のものもあるし。変幻自在って感じだけど、Feeding People としての音が出来上がっている。メンバーは5人組でも曲によってやってることが違うイメージ。全体の音楽のために、みんなが本当に考えてやってるんじゃないかな。アルバムとしての完成度は言うまでもなく、それ以上にひとつひとつの曲の存在感も凄いね。あとは、さっきちょっといった懐古的な部分をどう捕らえるかとうい点で、古臭いと感じる人もいるでしょう。でも、このバンドのような音楽はあまり聴いたことがないと思う。そして完成されているけど、優等生的な音でまとめず、ワルい感じを演じてるのがまたいいんです。そして多分最後まで生楽器のみで完成させているこだわり。結構サイケデリックだし、決してメロディックでないから多くの人に受けるとは思わないけど、音楽としての質と発想はここ数年聴いた中でも抜けていると思う。久々だなぁ、この感覚は。今年はおろか、この先何年もこれを越えるアルバムなんて出ないかもしれないよ。少なくともロックに関しては。
9.5/10
Mazes – “Skulking”
間もなくリリースされるマンチェスターの4ピース・バンド Mazes 新作アルバム Ores & Minerals から収録曲 “Skulking” のビデオです。リリースは、FatCat Records から 2/18 です。
Unknown Mortal Orchestra – “So Good At Being In Trouble”
Unknown Mortal Orchestra のセカンド・アルバム II に収録 “So Good At Being In Trouble” のビデオがアップ。
Companion – “Only”
デビュー・アルバム Companion からのニュー・ビデオ “Only” がアップされました。
The Little Ones – “Argonauts”
もう間もなくリリースされるサンディエゴのインディ・バンド The Little Ones のアルバム The Dawn Sang Along からのファースト・シングル “Argonauts” のビデオです。
Night Beds – ‘Country Sleep’ (Dead Oceans)
ファミレスでちょいと作業をしていると後ろの席には若いカップルが座った。どうも彼女は機嫌が悪いようだ。彼氏が盛り上げようと必死になっている。「ほらあ、この頃の笑顔を思い出してよ〜」と、たぶん携帯の思いで写真を見せているよう。その甲斐あって彼女の機嫌も徐々に回復してきたようだ。その後、互いの似顔絵を書いて楽しんでいるが、彼女が書いた似顔絵が気に食わなかったのか、今度は彼氏が無言になりだした。どんな絵だったか分からないが、「似てるじゃ〜ん」と笑ってるこの彼女はなかなかの難物だ。ナンブツ、ナイベツ、ナイトベッツ。。無理がありますな、でも Night Beds です。ナッシュヴィルの Winston Yellen によるソロアーティストでこれがデビュー作。唄が中心にある場合、そこに付随する楽曲もひとつの個性になるが、彼の場合色々とやってるようであるが、方向は見えている。つまり、ロック、フォーク、カントリー、ジャズ、クラシックとかが、綺麗な感じでまとまっている。オルタナ系ソングライターの作品ではこのパターンが結構多いと思う。特にこのレーベル周辺に強く感じるもの。歌がうまいのは分かります。本人は立派な自分の音楽を作ったと思ってるかもしれないけど、さっきの彼女に言わせたら「にてるじゃ〜ん」ってね。
5.0/10
Nightlands – ‘Oak Island’ (Secretly Canadian)
このレビューはもう少し前にやるつもりでずっと宿題状態だったので、それまでに何度も聴いていたから、自分のなかでだんだん良くなってきてる。それは、このアルバムがいい内容なのかもしれないし、曲を憶えて慣れてきたのかもしれない。フィラデルフィアの銀箔兄さん、Nightlands の Oak Island は前作 Forget The Mantra から数えて3年ぶりになるセカンド。ひとりでやるひとの制作意欲って結構強いし、コンスタントに出す傾向にあるので、ソロ活動家としては珍しいブランクなんじゃないですかね。人それぞれではあるけど、期間を設けるのは悪くないと思う。定期的なリリースでしかもソロ系の場合、時流を意識しすぎることもあるんじゃないですかね。なのでこのシルバー兄さんは、自流をしっかりと捕らえています。ただ、そこから先の音楽性は特別新しくもないし、凄く良く出来たもんでもないんですが、すごくフレンドリーな音楽で嫌いになれない。そう、よく周りにもいる “いいひと” 風な感じなんです。だけど、男としちゃあ、”いいひと” なんて言われることぐらい屈辱的なことはない。ニコニコして、人の話しをよく聞いてあげて、頷いていりゃ、いいひとになるっていうもの。嫌われてもいいから、少々めんどくせー人間のほうがおもしろいよ。
6.0/10
Guards – ‘In Guards We Trust’ (Black Bell)
アー写からして女の子がメインと思わせといて、実際は長髪の兄さんがギター・ヴォーカルというブルックリンのインディ・バンドで、じゃあ、この女の子は何をしているのかなと、まさかドラムか?と、淡い期待を抱きながらライブの写真などを漁ってみると、なんかまあるい機材を触って、バック・ヴォーカル的な立ち位置でした。そしてドラムはたぶんサポートのオッサン。アルバムを聴くまで Guards は、ちょっとクールなガレージ・ロック系バンドで、トリオ編成で見た目もちょいとオシャレなラインアップだなあと、期待していたけど、アルバムでは長髪の兄さんが全力で頑張って、ドラムのオッサンもかなりアグレッシヴだし、おねえちゃんは大して目立たないという、こっちの思惑とは全然違った。間違えて買っているんじゃとすら思えるほどだったので、ブログにもアップした曲を再確認してみると、他の曲聴いた後ではなんか、そうか、そんな感じだったか、もうちょっと良く聞こえた気がしたんだけどなぁ、と。この音でももいいから、もう少し暗かったり引きずった感じがあればかっこいいと思うけど、がっつりロックでメジャー・コード進行だと、Ex Cops パターンで、自分にはやっぱちょっと行き過ぎでした。ブルックリンと言っても、そりゃいろいろいますよね。
3.0/10
