Nightlands – ‘Oak Island’ (Secretly Canadian)

このレビューはもう少し前にやるつもりでずっと宿題状態だったので、それまでに何度も聴いていたから、自分のなかでだんだん良くなってきてる。それは、このアルバムがいい内容なのかもしれないし、曲を憶えて慣れてきたのかもしれない。フィラデルフィアの銀箔兄さん、NightlandsOak Island は前作 Forget The Mantra から数えて3年ぶりになるセカンド。ひとりでやるひとの制作意欲って結構強いし、コンスタントに出す傾向にあるので、ソロ活動家としては珍しいブランクなんじゃないですかね。人それぞれではあるけど、期間を設けるのは悪くないと思う。定期的なリリースでしかもソロ系の場合、時流を意識しすぎることもあるんじゃないですかね。なのでこのシルバー兄さんは、自流をしっかりと捕らえています。ただ、そこから先の音楽性は特別新しくもないし、凄く良く出来たもんでもないんですが、すごくフレンドリーな音楽で嫌いになれない。そう、よく周りにもいる “いいひと” 風な感じなんです。だけど、男としちゃあ、”いいひと” なんて言われることぐらい屈辱的なことはない。ニコニコして、人の話しをよく聞いてあげて、頷いていりゃ、いいひとになるっていうもの。嫌われてもいいから、少々めんどくせー人間のほうがおもしろいよ。

6.0/10