The Coathangers での活動で最もよく知られている Julia Kugel ですが、この6年間は、Happy Sundays Festival の設立、Soft Palms の一員としての音楽リリース、そしてソロプロジェクト Julia, Julia の立ち上げと、多忙な日々を送ってきました。『Derealization』 のリリースから2年、彼女はセカンドソロレコードとなる 『Sugaring A Strawberry』を携え、9月9日に Suicide Squeeze Records と Happy Sundays Records からリリースします。このアルバムは、ゴージャスで夢のようで、シュールでサイケデリックであり、暑い夏の日の霞のような聴覚体験をもたらします。
「Bound」は、このレコードのリードシングルでありオープニングトラックであり、アルバムの乾いたドリームポップの雰囲気を決定づけています。イントロには古き良き西部劇のような雰囲気があり、美しい神秘的なタッチと、たゆたうような至福感が漂い、ボーカルの柔らかく響き渡る静けさへと開いていきます。「Bound」はまるで『ツイン・ピークス』のロードハウスから引き出されたかのようで、半分覚えている夢の風景と興味をそそる要素で構成されたメロディです。自然な環境を取り込み、心地よい即時性をもって遠くまで響き渡るレコーディングです。Your Intimate Noise が監督したビデオは、そのテーマを受け継ぎ、Kugel のホーム映像に植物や崩れゆく夢の風景を重ねています。
アルバムとシングルについて、Kugel は次のように語っています。
「Sugaring A Strawberry は、人間的なものと再接続しようと努力して作りました。AI、ストリーミング、そして音楽のデジタル体験は、私に少し空虚感を与えました。再評価し、リセットしたかったのです。レコードをヴァイナルで、ひび割れや不完全さも含めて体験してほしいと強く願っています。伝説的な Suicide Squeeze Records とともに、Sugaring A Strawberry は毎年開催しているフェスティバルの延長である Happy Sundays Records からも共同リリースされることを誇りに思います。これが Happy Sundays Records からリリースされる最初のレコードになります。」
「このビデオは、この曲の夢のような表現で、レトロなスタイルのテクニカラーの夢です。『Do It Or Don’t』のビデオでコラボレーションして以来、再び Your Intimate Noise と仕事をする機会を得られたことに感謝しています。」