「side fx」は、IKAN HYU(イカン ヒュ)のセカンドアルバムからの先行シングルであり、明るいレッドとピンクに象徴される新しい活動サイクルの始まりを告げる楽曲です。この曲についてメンバーのAnisaは、当初は特定の状況を想定して書き始めたものの、次第に人生におけるより広範な感情を体現していることに気づいたと語っています。その感情とは、「たとえ一人でなくても感じる孤独感、最も身近な人々から孤立している感覚」です。この親密さ(Intimacy)と距離(Distance)の間の緊張感はサウンドにも反映されており、「side fx」は遊び心とドライブ感を持ちながらも、曲全体に響くメランコリーによって特徴づけられています。
この「side fx」は、ニューアルバムの他のほとんどの曲と同様にウィーンでレコーディングされ、IKAN HYUのDIY(Do It Yourself)精神を色濃く反映しています。ジャケットのアートワークはメンバーのHannahが手掛け、全ての楽器をデュオ自身が演奏しています。また、レコーディングにはトランシーバー(walkie-talkie)がマイクとして使用されており、これはアルバムの他の楽曲にも登場するスタイル要素となっています。「軽やかさ(Lightness)と重さ(Heaviness)、希望(Hope)と無力感(Helplessness)」といった対立する要素を体現する「side fx」は、まさにIKAN HYUというデュオの本質を示しています。彼らは、異なるものが衝突するときにこそ、最も輝きを放ちます。
