2022年のデビューEP『Panorama』でヨーロッパのシーンに鮮烈に登場したフランスのインストゥルメンタル・クインテット、Hanry。ポストロックの飛翔感にアコースティックな温かみ、そしてアンビエント・エレクトロニカの繊細な親密さを融合させた独自のスタイルで、早くから異彩を放ってきました。現在、名門Pelagic Recordsと契約した彼らは、結成からの年数を感じさせない確かな自信を漂わせ、静寂と噴出が交錯する待望のファースト・フルアルバム『What Came From Silence』のリリースを発表しました。
本日プレミア公開された先行シングル「Aurora」は、バンドの物語を始動させた記念すべき一曲です。もともとは約10年前、中心人物のAnthony Leliardがプロジェクトの黎明期に作曲したものですが、今回のアルバム制作にあたりバンド全員で再構築・アレンジが施されました。ダークで緊張感に満ちたこの楽曲は、重く影を帯びた瞬間から光り輝くパッセージへと劇的に変化し、かつて彼らの人生を支配していた多様な感情の変遷をリスナーに追体験させます。
楽曲は催眠的な波のように構築と後退を繰り返し、最終的には解放感あふれる壮大な爆発へと向かいます。この劇的なクライマックスは、聴く者を新たな地平へと運び去るような圧倒的なカタルシスをもたらします。進化の決定的な瞬間を捉えた『What Came From Silence』は、静寂から何が生まれたのかを証明する、彼らにとって極めて重要なマニフェストとなるでしょう。
