Dmitry Evgrafov – “Fracture”
Max Richter, Sylvain Chauveau, Hauschkaなど、アンビエンス、ポスト・クラシカル路線の作品をリリースしてきた、FatCat Records傘下の130701レーベルが、3年の沈黙を破りリリースする作品は、モスクワのコンポーザー&マルチ・インストゥルメンタリスト Dmitry Evgrafovによるアルバムです。アルバムからの先行曲 “Fracture” は、ピアノを中心とポストロック風なオーケストラルな演奏を交えたポスト・クラシカル路線。アルバム ‘Collage’ は、10/16にリリースされます。
Dum Dum Girls – “Coming Down”
Dum Dum Girlsの最新作は、昨年リリースされた ‘Too True’ になりますが、2011年にリリースされたセカンド・アルバム ‘Only In Dreams’ から、収録曲 “Coming Down” のビデオを先ほどシェア致しました。彼女達の曲としてはかなりしっとり系の曲であるもので、映像はSam Maconによる制作の作品で、リード・シンガーのDee Dee Pennyがチャイナタウンを歩きながら歌うシーンを映した白黒の映像です。こちらの曲と”Girls Intution”を収録したシングルが、本日 Sub Popよりリリースされております。
Dralms – “Shook”
Siskiyouのメンバーがサポートする、ヴァンクーヴァーのプロデューサー Christopher SmithによるDralmsが、昨年リリースされた2枚のEPに続いてリリースするデビュー・アルバムから、先行曲 “Shook” をシェア致しました。哀愁なラウンジ・ポップ/フォークな曲で、こちらの曲を収録したアルバム ‘Shook’ は、10/2に Full Time Hobbyからリリースされます。
Peacers – Peacers (Drag City)
調子に乗ってメンバーを増やしたけど、結果的に気に入らなかったようで、すぐに解散。そしてソロ名義で速攻リリースをしたと思えば、今度は改めてバンドを結成と、勝手に忙しいMike Donovanによる最新バンド。細かいところの情報は未確認ですが、この作品以降はドラムが更に変更になっているよう。彼にはやっぱりバンドが必要だったのか、ってことになりますが、前バンド時代とは結構違うし、どっちかというとソロ作の延長にあるような独奏世界。とりあえず気の合う人を見つけたので手伝ってもらったくらいの感じかな。Mike Donovan自体は、そこまでのソングライターではないので、もう一度バンドとして成熟したものを期待したいです。 5.0
Rodrigo Amarante – “Mon Nom”
Little Joy, Los Hermanos, Orquestra Imperialといったバンドで活動し、昨年PapercutsとのスプリットEPをリリースしていた、ブラジル出身のシンガー Rodrigo Amaranteが、そのスプリットEPをリリースしていた Easy Soundからデビュー・ソロ・アルバム ‘Cavalo’ を間もなくリリースするようです。アルバムからの先行曲として、以下のビデオ・トラックとしてシェアされています。
Traumahelikopter – “Always Being Followed”
オランダはグロニーゲンを拠点にするガレージ・パンク・バンド Traumahelikopterの最新音源 “Always Being Followed” のストリームがシェアされました。こちらの曲は、Burger Recordsから8/7にリリースされるニュー・アルバム ‘I Don’t Understand Them At All’ からの先行曲。パンキッシュなガレージ・ポップ!!
Sewers – Weight (Homeless)
汚ないギターの音とだみ声ヴォーカル、ベースとドラムもザラザラ、ザクザクとした音と、全ての音が雑然とし、騒々しい。こういうバンドのアルバムというか作品なんて、本来聴くだけ無駄というか、意図とか理由みたいなものは無い。ある時点での結果をただただ収めたに過ぎない。ただそれが、現場や現地をダイレクトに伝えていて、想像するにブリスベンにはアングラなハードコアなシーンがあるんだろうと思わせる。そういうのって、やっぱ熱いよね。 7.0
Steve Hauschildt – “Where All is Fled”
2012年にリリースされたソロ・アルバム ‘Sequitur’ 以来となり、Emeralds解散後初のアルバム・リリースともなる Steve Hauschildtの新作アルバムから、先行曲 “Where All is Fled” のストリームがシェアされました。ピアノの音色を中心に添えた深いアンビエンス路線の曲で、前作のシンセ・アンビエンス/ロックものとは違った作品になりそうな予感。新作アルバム ‘Where All Is Fled’ は、9/25に Krankyからリリースされます。