Peacers – Peacers (Drag City)
調子に乗ってメンバーを増やしたけど、結果的に気に入らなかったようで、すぐに解散。そしてソロ名義で速攻リリースをしたと思えば、今度は改めてバンドを結成と、勝手に忙しいMike Donovanによる最新バンド。細かいところの情報は未確認ですが、この作品以降はドラムが更に変更になっているよう。彼にはやっぱりバンドが必要だったのか、ってことになりますが、前バンド時代とは結構違うし、どっちかというとソロ作の延長にあるような独奏世界。とりあえず気の合う人を見つけたので手伝ってもらったくらいの感じかな。Mike Donovan自体は、そこまでのソングライターではないので、もう一度バンドとして成熟したものを期待したいです。 5.0
Rodrigo Amarante – “Mon Nom”
Little Joy, Los Hermanos, Orquestra Imperialといったバンドで活動し、昨年PapercutsとのスプリットEPをリリースしていた、ブラジル出身のシンガー Rodrigo Amaranteが、そのスプリットEPをリリースしていた Easy Soundからデビュー・ソロ・アルバム ‘Cavalo’ を間もなくリリースするようです。アルバムからの先行曲として、以下のビデオ・トラックとしてシェアされています。
Traumahelikopter – “Always Being Followed”
オランダはグロニーゲンを拠点にするガレージ・パンク・バンド Traumahelikopterの最新音源 “Always Being Followed” のストリームがシェアされました。こちらの曲は、Burger Recordsから8/7にリリースされるニュー・アルバム ‘I Don’t Understand Them At All’ からの先行曲。パンキッシュなガレージ・ポップ!!
Sewers – Weight (Homeless)
汚ないギターの音とだみ声ヴォーカル、ベースとドラムもザラザラ、ザクザクとした音と、全ての音が雑然とし、騒々しい。こういうバンドのアルバムというか作品なんて、本来聴くだけ無駄というか、意図とか理由みたいなものは無い。ある時点での結果をただただ収めたに過ぎない。ただそれが、現場や現地をダイレクトに伝えていて、想像するにブリスベンにはアングラなハードコアなシーンがあるんだろうと思わせる。そういうのって、やっぱ熱いよね。 7.0
Steve Hauschildt – “Where All is Fled”
2012年にリリースされたソロ・アルバム ‘Sequitur’ 以来となり、Emeralds解散後初のアルバム・リリースともなる Steve Hauschildtの新作アルバムから、先行曲 “Where All is Fled” のストリームがシェアされました。ピアノの音色を中心に添えた深いアンビエンス路線の曲で、前作のシンセ・アンビエンス/ロックものとは違った作品になりそうな予感。新作アルバム ‘Where All Is Fled’ は、9/25に Krankyからリリースされます。
Screaming Females – “Empty Head”
ニュージャージーのインディ~パンク・トリオ、Screaming Femalesが、Don Giovanni Recordsから今年リリースした6作目になる新作アルバム ‘Rose Mountain’ から、グランジーなギターとちょい泣き系のメロディによる収録曲 “Empty Head” のビデオ・クリップが公開されました。Tobias Stretchによる制作のビデオで、実写映像に切り絵アニメーションを差し込んだ奇妙でユニーク映像です。
Drinks – “Laying Down Rock”
先日シェアされた、Cate Le Bonと、White Fenceの Tim Presleyによるニュー・プロジェクト Drinksのファースト・シングル “Hermits On Holiday” に続いて、新たな先行シングル “Laying Down Rock” がシェアされました。今回は、Tim Presleyがメイン・ヴォーカルを取ったフォーク・サイケ/ガレージ・ナンバー。のアルバム ‘Hermits On Holiday’ が、Heavenly Recordings から8/14にリリースされます。
Grave Babies – Holographic Violence (Hardly Art)
いつの間にかバンド編成になっていたっていう印象のこのバンド。初期はダークウェーヴな分類にも加えられる様な存在で、ソロユニットだった。前作頃からメンバーが増えたと思いますが、今作でバンドとしての決定的な作品になると思ったが、ちょっと様相が違うっていうか単純なものではなかった。初期の頃からのダラダラとハッキリしない部分は根っこに存在しますが、誰が中心人物であったかは分からない感じになっていて、現メンバーでの音楽として完全に生まれ変わっている。だけど、ソロ時代の音に対する尊重は存在し、その狭間で生まれたものはバンドの音楽とも言えない、異様な世界を創り出している。ソロからバンド化する人達は沢山聴いてきたけど、このような変化はあんまり無かったというか、とにかく変で類いない存在として異彩を放っています。 8.0
Ghastly Spats – “Obsessed”
シドニーを拠点にするポスト・パンク、ヒプノ・ノイズ・パンク・バンド Ghastly Spatsがリリースするフル・アルバムから、収録曲 “Obsessed” のストリームになります。歪んだギターやシンセにヒステリックなポスト・パンクが絡む、かなりダーティーな路線。アルバム ‘Spinozism Exorcism’ は、7/31に R.I.P. Society Recordsからリリースになります。