ロサンゼルスを拠点とする4人組バンド、untitled (halo)の新曲「aimee lou wood freestyle」は、11月6日にDirty Hitからリリースされる待望のセルフタイトル・デビューアルバムからのリードシングルです。楽曲冒頭ではAriana Mamnoonのドリーミーなボーカルとレイヤードされた重厚なシューゲイザー・ギターが鳴り響きますが、1分過ぎから一転して浮遊感のある脱力したラップパートへとなだれ込む予想外の展開を見せます。ドリーム・ポップとヒップホップ/ witch house的なアプローチがカオティックに融合した、彼らの底知れない野心を感じさせる意欲作です。
バンドはこれまでにBandcampを中心に楽曲を発表し、2023年のEP『towncryer』や2024年の『headbanger』、他アーティストとのスプリット作などを通じて独自の神秘的なDIY精神とサウンドを築き上げてきました。グラスエル・パークのスタジオで1年をかけて制作された今作『untitled (halo)』は、The 1975らを擁する名門インディ・レーベルDirty Hitからの待望のフルアルバムとなります。「記憶の編集やアイデンティティの形成、残された破片からの個人神話の構築」をテーマに掲げ、これまでの歩みの集大成となる作品に仕上がっています。
イギリスの俳優エイミー・ルー・ウッドの名を冠した一癖あるタイトルの本作は、従来のジャンルの枠組みに収まらない実験的で洗練されたポップ・エステティクスを鮮烈に示しています。かつて地元のDIYシーンの欠如感から始まった彼らの試みは、自作のミュージックビデオや自社イベントの運営を経て、シーンそのものを自ら作り出すクリエイティヴな運動へと進化を遂げました。そのカタルシスと緻密な表現力がアルバム全体を通して存分に発揮されています。
