シカゴの誇るインディー・ロック・バンド Ratboys が、2月6日にニューアルバム『Singin’ To An Empty Chair』をリリースします。リーダーの Julia Steiner へのインタビューを行った筆者は、本作を「2026年序盤で最高のアルバム」と絶賛。アルバムからは既に複数のシングルが公開されていますが、本日新たに発表された「Penny In The Lake」は、陽光を感じさせるカントリー調の響きと親しみやすいメロディ、そして断片的なイメージを紡いだ歌詞が魅力の一曲です。
あわせて公開された Bobby Butterscotch 監督によるミュージックビデオでは、サウンドステージで演奏するメンバーの姿が映し出されており、クレジットには全役を本人たちが演じていることがユーモアたっぷりに記されています。アルバム発売当日には、Stereogum の「Footnotes」特集にて、Julia Steiner が全収録曲を解説するインタビュー全編が公開予定。熱狂的なスティラーズ・ファンとしても知られる彼女の、飾り気のない魅力と音楽的進化が詰まった一作に期待が高まります。
シカゴのインディーロックバンド Ratboys が、2026年リリース予定のニューアルバム『Singin’ To An Empty Chair』から、「Light Night Mountains All That」と「Anywhere」に続く3曲目の先行シングル「What’s Right?」を本日公開しました。
ボーカリストの Julia Steiner は、この曲について「3種類のドラム演奏を異なる音響環境で縫い合わせるスタジオでの実験としてアプローチした」と説明しています。彼らは、The War On Drugs のタイトでありながら広大な音響や、映画『テルマ&ルイーズ』の砂漠の風景を参照しました。特に曲の後半部分は Steiner が「夢の中で降りてきた」アイデアであり、目覚めてすぐにアイデアを録音した数少ない例の一つであるとして、その制作過程に神秘と感謝を感じています。
シカゴのインディーロックバンド Ratboys が、ニューアルバム『Singin’ to an Empty Chair』を2026年2月6日に New West Records からリリースすることを発表しました。今作は、昨年の高評価アルバム『The Window』に続く作品であり、タイトルは、疎遠になった親しい人との困難な会話を想定するセラピー技法「エンプティ・チェア・テクニック(空の椅子)」に由来しています。ボーカルの Julia Steiner は、「このレコードの大きなテーマは、親しい人との疎遠という経験を記録し、その膠着状態に橋を渡し、虚空に手を差し伸べようと試みることだ」と述べています。
本作の制作は、Steiner がセラピーを始めた後に開始され、その経験が歌詞に強く影響を与えています。レコーディングは、まずウィスコンシン州のキャビンで新曲のデモとトラッキングが行われ、その後、共同プロデューサーの Chris Walla(Death Cab for Cutie、Tegan and Sara)と共に、Steve Albini の Electrical Audio スタジオ、そして Rosebud Studio へと場所を移して進められました。ベーシストの Sean Neumann は、この制作プロセスを「キルト」に例え、「様々な場所で録音された異なるシーンを切り替え、各曲の物語を伝えるようにした」と説明しています。収録曲には、以前公開され高い評価を得た「Light Night Mountains All That」や、新曲「Anywhere」が含まれます。
ニューシングルの「Anywhere」は、ギタリスト Dave Sagan の飼い犬が、飼い主の母親が部屋を離れると不安になる様子からインスピレーションを受けています。Steiner は「私たち多くが、その種の不安型愛着スタイルに共感できる」と述べています。Bobby Butterscotch が監督したミュージックビデオも、このテーマを反映しています。Steiner はアルバムの制作を振り返り、「友情と愛に満ちた良い日と、ギャップを埋めたいと切望する日、その全てを縫い合わせたタイムカプセルの中のキルトのようなものだ」と総括し、「このレコードを作った経験は、次に何が起こっても希望を与えてくれる」と語っています。