Kinski – 7 (or 8) (Kill Rock Stars)
本人達すら何作目か分からなくなってとか、こっちはもっと分からないよ。正直7枚か8枚全部を聴いていないから自信を持って言い切れませんが、最初の曲の感じは今まで無かったんじゃない。元々ポストロックよりサイケロックな人達だったと思うが、ここまでブリブリした音になるとはね。雰囲気あるポストロック曲よりもガンガン攻めに転じた曲の方が単純に熱いし、このバンドの良さを引き出すには、こっちの方が合っていそう。なので、1.2曲あるヴォーカルものは無くても十分いけるけど、無しでもないか。 7.0
Damaged Bug – Cold Hot Plumbs (Castle Face)
先日のバンド作とほぼ同時期に昨年から始まったソロ活動作も登場。前作が出た頃は現在のように、メインバンドが大きく変わる時期ではなかったはずなので、余興的にエレクトロニック中心に作ってみた程度のものでしたが、例の解散詐欺を挟み、バンドが新しく生まれ変わった状況下で並行して出たとなると、ちょっと意味が異なってくる。エレクトロニクス中心であることは変らないけど、生楽器も積極的に取り入れており、過去現在のThee Oh Seesを思わせるような部分もあるが、新しいJohn Dwayerも楽しめる。彼なりにこの名義活動として一定のルールがありそうでが、思いついたことをとりあえず独りでやってみよう的な内容で、何かを決めつけるのは無意味。今後もたまに好き勝手やってもらいたいし、他の活動の為にも彼にはこのようなガス抜きがあった方がいいと思う。 6.5
Izzy True – “Swole”
ニューヨークを拠点に活動する Isabel Reidyは、The Realbadsというフォーク/ノイズ・パンク・バンドでキャリアをスタートし、昨年デビュー・アルバムをリリースしておりました。そんな彼女による新たなソロ・プロジェクトがこの Izzy Trueです。こちらのユニークなアニメ・ビデオ “Swole” は、この後リリース予定の新作EPからのデビュー・トラックで、DIYなロック・フォーク・ソング。こちらの曲を収録したEP ‘Troll’は、Don Giovanni Recordsから6/29にリリースされます。
Heaven’s Gate – “Amanda Berry”
こちらの曲 “Amanda Berry”は、ブルックリンを拠点にするノイズ・ポスト・パンク・バンド Heaven’s Gateが Parquet Courtsのメンバーが主宰する Dull Toolsからリリースするアルバム？ ‘Woman At Night’からのファースト・シングル。汚れたローファイな音でズルズルと演奏するポスト・パンク・サイケ。作品のリリース時期については未確認です。
Jaill – Getaway
ミルウォーキーを拠点にするガレージ・ポップ・バンド Jaillが間もなくリリースする新作アルバムから、新たな先行シングル “Getaway”をシェアいたしました。最近は4人組になったようで、ライブ写真を見るとシンセの人が入ったっぽいようで、こちらの曲もその感じが出ています。新作アルバム ‘Brain Cream’ は、Burger Recordsから6/30にリリースです。
Chelsea Wolfe – “Carrion Flowers”
サクラメントで生まれ育った、ゴス・フォーク・シンガーChelsea Wolfeが、2年ぶりの新作アルバムから新たな先行シングル “Carrion Flowers”がシェアされました。今回は、硬いリズムやアンビエンス、ノイズをバックにしたインダストリアルな曲。新作アルバム ‘Abyss’ は、Sargent Houseから7/7にリリースです。
The Bombshells – “Who’s To Say”
ミネアポリスを拠点にする女の子3人組によるローファイ・パンク・バンド The Bombshellsがリリースするデビュー・アルバムから、先行シングル “Who’s To Say”のストリームがシェアされました。Le Tigre辺りのライオット・ガール的なサウンドです。アルバム ‘Bake Sale Hotties’は、Forged Artifactsから6/30にリリースされます。
Braids – “Miniskirt”
先日、Arbutus/Flemish Eyeからリリースされたエレクトロニック/ドリームポップ・トリオ Braidsの新作アルバム ‘Deep In The Iris‘から、収録曲 “Miniskirt”のビデオ・クリップが公開されました。Kevan Funkの監督によるビデオで、女性ヴォーカルの Raphaelle Standellを全面フィーチャーしたもので、IDM風なエレクトロニックなサウンドとR&Bテイストなヴォーカルを意識したようなものです。
Sea Lion – “Ghostlands”
スウェーデンはヨーテボリを拠点にする女性シンガー Linn Osterbergによる Sea Lionが、昨年リリースされた2作のEPに続き、ニュー・ルバムをリリースします。”Ghostlands”は、ギターを中心とするアンビエンス・フォーク風な演奏と彼女のヴォーカルによるシンプルな歌もの。アルバム ‘Desolate Stars’は、Turnstileから8/28にリリースです。
