マルメを拠点に活動するプロデューサー DJ Seinfeld (Armand Jakobsson) が、2026年6月に待望のニューアルバム『If This Is It』をリリースすることを発表しました。本作の制作は、絶賛を浴びた2021年の前作『Mirrors』が発売されたその週から始まっており、長年温められてきたプロジェクトがついにベールを脱ぎます。先月リリースされた ARY を迎えた「Of Joy」に続き、現在はシンガー TS Graye の歌声が2000年代初頭のポップな輝きを放つ新曲「U Can’t Come Home」が先行公開されています。
自身3枚目となるこのフルアルバムで、DJ Seinfeld はエモーショナルかつクラブ志向のサウンドをさらに洗練させています。ノスタルジックなハウス、UKG(UKガラージ)、そして2000年代風のトランスを横断する全12曲のLPには、SG Lewis、Confidence Man、Dan Whitlam、Moyka、そして Barry Can’t Swim の関連アーティストである just lil といった豪華な面々が客演として名を連ねています。圧倒されそうな現代社会の中で「手放すこと」を一つのテーマとして探求した意欲作です。
Jakobsson は本作について、「100万個のアイデアが数個になり、それがゼロになり、最終的にゼロがたった一つの核となるアイデアになった」と、その長い試行錯誤の過程を振り返っています。制作を通じて長年抱えてきた不安を受容へと変えようと試みたという彼は、リスナーがこの音楽から自分なりの意味を見出してくれることを願っています。キャリア史上最も完成された、彼が本来目指すべきアーティスト像へと到達した一枚と言えるでしょう。
