Companion – ‘Companion’ (Self Release)

ラーメンといえば味噌と決めて生きてきてたが、世の中がそうはさせてくれない。ふらり入った店に味噌があるとは限らない。そうやって違う味を仕方なしに食べていくと、だんだんそれも悪くないなあと思ってくる。醤油と魚介系が大嫌いだったけど、最近の主流だし、少し美味しいかもと思えるようになってきた。でも、まだつけ麺派には絶対なれないけど。Companion こと Pepi Ginsberg チャンは、Red や East Is East っていうバンドに居たそうで、調べたけど全くしらないバンドです。少し前ならこのペピチャンの音楽も好きじゃなかったと思うんですよね。だけど、ここ最近の音楽事情を追っているうちに、やっぱり慣れてきてしまってたようで、先行シングルを聴いていた頃は悪くはない感じだった。でもアルバムを聴いたらシングルの印象よりはバンドっぽい演奏が目立つなぁと、よくみてみたら他にもメンバーはいて5人組であることに気付く。自分がいいなぁと思っていた部分は、ちょっと安っぽいけどコマーシャル感のあるほっこりしたポップ・ソングの部分だったので、意外と真面目にバンドなんで、あれれれって感じです。得意な味でなくても、いろんなものが混じった深みのあるものであれば少しずつ気に入っていくのかもしれないけど、わりとおおざっぱな味付けだったんで、リピーターにはなれそうにはない。あとどうでもいいが、セルフ・タイトルにセルフ・リリースじゃ、色々見つけづらいよ。

4.5/10

Beach House – “Forever Still”

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=lgD8vWIB8hs&w=640&h=360]

以前お伝えしましたが、Beach House のショート・フィルム Forever Still が完成したようです。最新アルバム Bloom からの幾つかのセッションを交え、テキサスのエル・パソとトーニローで撮影されたものです。全部で27分弱あるのでゆっくり観て下さい。

Solar Year – “Magic Idea”

[vimeo http://www.vimeo.com/57745545 w=640&h=360]

モントリオールの Ben Borden と David Ertel によるドリームポップ・デュオ Solar Year の曲を How To Dress Well などのものを作っているビデオ・ディレクター Jamie Harley による “Magic Idea” のビデオです。この曲は、No Fear of Pop が主宰する Stratosfear Records からリリースされたシングルに収録されていました。

Darkstar – ‘News From Nowhere’ (Warp)

このアルバムを聴いて似てるなあと思い、本人達に Butterfly Child は好き? って尋ねたら、「いや、そのバンドは聴いたことないから、またチェックして次の機会に感想を言うよ」とのことでした。こちらは、ウェブ・マガジン Qetic さんでやらせて頂いた Darkstar へのインタビューからのものです。本編に載せても話しが膨らまないから割愛していた部分ですが、Butterfly Child は、1993年に Rough Trade からデビュー・アルバム Onomatopoeia をリリースした Joe Cassidy によるソロ・プロジェクトで、つい最近新曲も出しててまだ現役のよう。当時そのデビュー・アルバムが凄く好きだったんだけど、エレクトリックを主体としつつも、様々な要素を取り込んだサイケポップな世界と、独特な唄い方で超個性的だったのですが、いまだにうまく説明が出来ない音楽です。Darkstar がそれに近い印象を受けたのは、やはりエレクトリックを主体としながらも、ソングライトの部分で特徴的なものを感じたからだと思う。ダブステップから変形していったこのトリオは、正しくダブステップ以降を継承することを望まなかった。つまり、ポスト-ダブステップのそれではない。インディやロック系のバンドのひとが、ソロ活動をしたときにこういったアプローチをする人もいるけど、Darkstar ほどのクオリティは出せないだろう。それはやはり、エレクトリック・ミュージックを起源に持っている強みで、音を作る技術に長けている。だからバンドやロックというと、誤解をされてしまうというか、もったいない気がする。でも、ダンスミュージックやエレクトリック・ミュージックの収まりでもない。ほんとに曖昧なポジションにあるポップ・ミュージックで、それこそが、Butterfly Child と共通するところで、やっぱりどう説明していいか難しいんです。様々な角度からジャンル的な囲みをしようとしても当てはまらない。つまり、真のオルタネイト、独立性ポップ・ロック・エレクトリック・ミュージックです。

7.5/10

Dream Tiger – “A Lover’s Regret”

Why? を元々ひとりで始めた Yoni Wolf の兄さんでメンバーでもある Josiah Wolf の嫁でもあり、同じくメンバーの Liz Wolf がやっているソロ・プロジェクト Dream Tiger からの新曲が届きました。Why? では、バック・ヴォーカルと、様々な楽器を演奏しておりますが、こちらの “A Lover’s Regret” は、エレクトリック主体のちょっとダークなドリーム・ポップ。こちらの曲はアルバムからの先行曲らしいです。

Seatraffic – “Superficial Heart”

サンフランシスコのシンセ・ポップ・デュオ Seatrafiic が今回から数ヶ月の間、フリーでシングル・シリーズをリリースするそうです。”Superficial Heart” その最初の曲。The Morning Benders, Twin Shadow, Cults などを手掛ける Nic Pope とサンフランシスコの Different Fur Studios で録音されたものだそうです。

My Bloody Valentine – ‘m b v’ (self release)

My Bloody Valentine のレコードを初めて買ったのは “You Made Me Realise” の12インチだった。地元から電車で約1時間の街、高崎のレコード店には輸入盤コーナーがあって、毎回そこに行ったときにレコードを掘るのが大好きだった。1988 年ってことは高2の頃だから、レコードを買う量もそんなになかったし、買ったことは凄く憶えている。あの女性が花束とナイフを持ったジャケットに惹き付けられて、なんか知ってる名前だったから買ってみようと思った。あれから結果的にマイブラを全部聴いてきたことになり、今日、その新たな続きが始まったわけです。だけど、どこかでマイブラはもう復活や新作も出なくてもいいんじゃないかっていう気持ちがあった。それは、Loveless で完成されたものが、新しいものが出ることでなんか壊れてしまうような気がして嫌だったから。つまり、伝説になっていてくれればよかったのにと、この新作を聴くまでは思ってました。だけど、恐る恐る新しいマイブラを聴き出したらその気持ちは少しずつ薄れてっいった。22年の間、新作を期待したことはなかったけど、純粋にひとつの作品としてまずは何も考えず楽しめている。でも、出すからにはなんかしらの変化や進歩とかを求める気持ちも正直あるのよね。まあ、その辺のことについて書き出すときりがないし、たぶん色んな方が今後詳しく述べてくれるでしょう。もう一度言いますが、My Bloody Valentine の新作を聴けたことが嬉しいんじゃなくて、このアルバムをイチ作品として純粋に聴こうと思う。

7.0/10

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=rBKjhgHGVZs&w=640&h=200]

Ra Ra Riot – ‘Beta Love’ (Barsuk)

ってことで、このバンドも実は聴いていたけど、ここで扱う必要はないかと思ってスルーしていたんですが、そんなんじゃいけないと思い、ちょいリリースは前ですが一応載せておきます。そして、こちらのバンドも例のイベントに今日出るんですよね。Barsuk でこの感じの音楽となると、Postal Service からの流れにあるのかもしれないですが、その Postal Service も再活動するようですね。それとは直接関係ないけど、Neon Neon も復活とか、00年代に出てきたエレクトロ・ポップへ向ったインディ/オルタナ系の元祖が帰ってくるいいタイミングなのでしょうかね。そして Ra Ra Riot はそれらの諸先輩達の恩恵は確実に受けていると思います。ただ、それらの先輩たちよりも最近のバンドの方がポップ感というか、メジャー感は強まっていますね。Ra Ra Riot もそのひとつでしょう。The Ruby Suns のレビューの時に今年最もキャッチーって言ったけど、本当は先にこっちがありました。今ではこのような音楽は彼等に限らず沢山あって、似てしまうのはダンス要素が入り込むせいだとおもうけど、彼等はエレクトロ風なものとも違うので柔軟性はそこそこある。一番いいなあと思う点は、曲がサクサク終るところ。だってアルバムの曲ほとんどが2分台だもんね。ここまで潔いとコミカルで笑えてくる。絶対狙ってるでしょ、もう。この感じでライブもやるのかなぁ、楽しそうだなあ、やっぱちょっと観たかったかも。なのでこれから行かれる方、感想よろしくです。

7.0/10

Local Natives – ‘Hummingbird’ (French Kiss)

こないだ誰かと、インディとメジャーの音楽の境目はどんどん無くなっていっていると話したけど、そういうのを感じるようになったのは最近で、お店をやっていた頃はそんな風には思わなかった。それはワルシャワの品揃えを知っている人なら理解してもらえると思うし、まぁもうこの話をしてもしょうがないんですが、逆にいまは関係無しに聴いているから、普通に”洋楽”を聴くようになっているかも。そんなこんなで、この Local Native も丁度今日もやっているイベントの前回でついでに観させてもらえていた。それ以来少し気になるようにはなっていたが、だからといって能動的に彼等を聴こうとも思っていなかった。だけど、このアルバムを通して聴いたとき既に、結構知っている曲があるってことに気付いて、オレはこのバンドを好きなんじゃねえのかと思うのでした。で、改めてアルバムを聴いて思うのは、彼等の持つ良さは、善くも悪くも分り易く大胆な音楽性にあるとってこと。そして、それらがとても前向きな点が大きい。彼等がよく比較される Broken Social Scene, Grizzly Bear そして Fleet Foxes と、それらのバンドもやはり共通する点があるとおもう。そして、その前向きさは自分の音楽の好みからは除外されている事が多くて、特にロックバンドになるとそれが顕著だった。だけどこのアルバムを聴いて、そういうは改めてもうやめようと思いました。オレも明るく生きたい。

7.5/10

My Bloody Valentine to release new album soon!!

ななんと、My Bloody Valentine が今夜(現地時間)、だからもうまもなく?、いやこっちだと深夜か?? ニュー・アルバムと、新しいウェブサイトをリリースするらしいですよ。以下、彼等のフェイスブックから。

“We are preparing to go live with the new album/website this evening. We will make an announcement as soon as its up.”