MELTSがニューアルバム『Field Theory』を発表、ニューシングル「Figment」を公開

Robbie Brady、Hugh O’Reilly、Gaz Earle、Eoin Kennyからなるダブリンの4人組、MELTSが4月12日にFuzz Clubからリリースされるセカンド・アルバム『Field Theory』を発表しました。2022年の『Maelstrom』に続くこのアルバムは、2023年夏にBlack Mountain Studiosでライヴ・レコーディングされ、Gilla BandのDaniel Foxがプロデュースを担当。

アルバムのテーマについて、バンドはプレスリリースで次のように述べています: 「重力のように私たちは人に惹かれ、人を恋しがり、光の波のように私たちは人を愛し、愛されます。私たちは、目に見えない力に引き寄せられ、お互いの軌道の中で生きています。このアルバムは、このような力、私たちがお互いにどのように関わり合っているのか、私たちが一緒に暮らしている人々、そして私たちなしで暮らしている人々について探求しています。『Field Theory』の根底にあるのは、私たちは自分の世界と同じように、互いの世界にも住んでいるという認識」

「”Figment”は、私たちを取り巻く世界と私たちの関係についてであり、私たち自身の想像力によって濾過され、個人がどのように世界を見るかによって形作られ、彩られます。具体的なものと想像の違い。”Figment”のビデオは、アイルランドの映像作家Andy Parkesによって撮影され、曲と同じようなテーマを探求しています」

ZOMBIがニューアルバム『Direct Inject』を発表、「The Post-Atomic Horror」を公開

Steve Moore とA.E. PaterraによるZOMBIがニュー・アルバム『Direct Inject』で待望の復活!『Escape Velocity』や『Surface To Air』といった前作のスピリットを受け継ぎつつ、80年代のシンセ・ロックからサックスを多用したスロー・ジャムまで、バンドのサウンド・パレットを拡大。『Direct Inject』はZOMBIの真骨頂であり、おそらくこれまでで最も多様で魅力的なアルバム。

『Direct Inject』の背後にあるエネルギーは、Steve Mooreがバンドの理念を完璧に要約しているように、手に取るようにわかります。

「テープを巻いて、ただひたすら突き進むと、何が起こるかわからないのが好きなんだ」

ロンドンの5人組、Thee Alcoholicsがニュー・アルバムのリリースを発表

元Hey Colossusのメンバー、Rhys Llewellynが結成したロンドンの5人組、Thee AlcoholicsのRocket Recordingsからのデビュー作『Feedback』が発表されました。ゲストにColin Websterを迎えたサイケパンクなファースト・シングル「Baby I’m Your Man」は、サックス・ノイズが特徴的。Rhys Llewellynはアルバムについて以下のように語っっている。

「直感的で、より強烈なものを捉えたかったし、本質的に自分が好きで、演奏したくてたまらなかった音楽を作りたかったん。家に閉じこもっている間、アイディアを出したり、持ち帰るためのものを録音したり、何かに彫り込もうとしていたんだ」

そこから、Thee Alcoholicsの名前がエーテルから届き(「いかつい音にはいかつい名前だ」とリースは振り返る)、すぐにその騒動はWrong Speed Recordsからリリースされた2枚のカセットテープに収められました。最終的に、この道は痛烈なライヴ・バンドの様々な姿につながり、そしてこの「Feedback」は、これまでの10年間のすべての悪意、憤り、インスピレーションが結集した、脳を焼くような不機嫌なカタルシスの一斉射撃となったのです。

サイケロック・トリオSLIFTのニュー・アルバムから新曲「Weavers’ Weft」を公開

トゥールーズ出身の3人兄弟で、ヘヴィで広がりのあるサイケデリック・ロックを奏でるSliftのニュー・アルバム『ILION』が数週間後にリリースされます。このアルバムはバンドにとって3枚目のアルバムですが、Sub Pop Recordsからのリリースは初めて。バンドはすでにタイトル曲と「Nimh」を公開していますが、どちらも地獄のように長い曲です。アルバムのリリースが間近に迫った今、彼らはさらにもう1曲、地獄のように長い曲を公開。

新曲の「Weavers’ Weft」は10分弱。修道院の聖歌から始まり、よりヘヴィでドゥーミーな領域へと、山あり谷ありで進んでいきます。Guthioが監督したこの曲のビデオは、視覚的に豊かなSFオデッセイ。「Weavers’ Weft」についてのメンバーのコメント:

「”Weavers’ Weft” は、アルバム後半の幕開けを飾る曲です。アルバムの前半の終わりには、物語の転換点がありました。アルバムの後半は、多くの物語の背景となっている直線的な時間の流れの中にもはや位置していません。”Weaver’s Weft” 以降、時間は過去にも未来にも流れていきます。この作品では、時間の布を織る人、つまり、それぞれが宇宙の分け前を含む時空を絶えず創造する存在について語っています。存在するものすべてがそこに書き込まれ、フレーム間を移動することが可能。すべては周期的で無限。このことを説明するために(あるいはその逆かもしれませんが)、私たちは一枚岩で時間を超越したものを求めました。まるでこの曲が何千年も歌い継がれてきたかのように(時間は過去に遡る!)。ヘヴィなパートはPart ChimpやGnodのようなバンドにインスパイアされています」

Evelinn Trouble – “Walls”

ためらいがちなムードと慎重に選ばれた言葉がこの曲を特徴づけています。初めて飛び立つ前の生まれたての鳥のようにか弱いこの曲は、嘆き、許し、内と外の壁について語っています。しかし、すべてのためらいがやがて消えるように、この鳥もまた飛び立つ準備をし、息をのむようなギターの壁へと爆発するのです。

「Walls」で、Evelinn Troubleは彼女の連続プロジェクト「Season Indicators」の4曲目をリリース。彼女自身のコメントによれば、その目的は、新しいものへの空白を作ること。結局のところ、Evelinn Troubleは17年近く活動しており、その間にかなりの量の素材が蓄積されることになります。そして2024年2月、彼女は有名なAll-Finta*バンドと弦楽器奏者のトリオを率いての全国ツアーで「Season Indicators」を生演奏する予定です。

Sarita Idalia – Traces of Light

Sarita Idaliaがニュー・シングル「Traces of Light」をリリースした。

Sarita Idaliaはユタ州ソルトレイクシティ出身のマルチ・インストゥルメンタリスト・プロデューサーである。ポスト・ロックのパイオニアとして知られるI Hear Sirensをはじめ、過去数年にわたり複数のバンドで演奏し、ツアーを行ってきた。現在はフランスのパリを拠点に、ヘビーでドリーミー、アンビエントでエーテル的なサウンドをソロで実験し続けている。

Hollow Ship – “Utsuro Bune”

Hollow ShipがSpace Motion Showのために書き下ろした楽曲シリーズの第1弾。この世のものとは思えない妖艶なメロディーとハードロック寄りのヘビーなビートは、Hollow Shipの世界観をさらに広げながら、バンドの最も野心的な特徴を示しています。19世紀に日本で目撃されたUFOの物語。プロデュースはバンド、マスタリングはDina ÖgonのDaniel Ögren。

Cory Hanson – “Western Cum” / “I Can’t Keep My Eyes Open”

夏が過ぎ去り、埃が静まったかと思いきや、6月にリリースされたCory’s Hansonのアルバム『Western Cum』は、まだまだ続きます。今やお馴染みとなった荘厳な雰囲気の “Western Cum” “b/w “I Can’t Keep My Eyes Open” は、この季節に催眠術にかけられそうになったあの曲を、またもや2、3発聴かせてくれる作品。ギターの上で、そしてギターと一緒に奏でられるメロディーの比類なき熟練と、このレベルでガンガン弾きまくるために必要な大胆さが、この事実上アルバム未収録のシングルの両「面」に焼き付いています。心臓はのどに、胸は顔に!