カリフォルニアを拠点に活動するパンク・バンド CEREMONY のニューシングル「Dark Summer」は、Relapse からリリースされる通算7枚目のアルバム『Tell Me Your Dream』からの先行第3弾トラックです。バンドのダークな美学が凝縮されたこのポストパンク・ナンバーについて、ヴォーカルの Ross Farrar は「ロックンロールにおいて、意図的にギターをアンプに近づけすぎた時に発生するフィードバック(ハウリング)のようなもの」と表現しています。輝く太陽の真ん中で突如として襲いかかる恐怖や、不快で混沌とした感覚、そして美しさと恐ろしさが同居する独特の「倦怠感(マレーズ)」を、焦燥感漂う鋭いサウンドスケープで見事に描き出しています。
楽曲と同時に公開されたミュージックビデオは、Joshua Cannon と Benjamin Rednour が監督を務めています。不穏で内省的な「Dark Summer」の世界観を補完するような映像美が特徴で、光と影のコントラストを巧みに用いた演出が、楽曲の持つディストピア的で息苦しい空気感を視覚的に増幅させています。白昼夢のような眩しさと、その裏に潜む底知れない暗闇が交錯するスリリングな映像体験となっており、ポストパンクへと深化を遂げた彼らの最新のアートセンスをまざまざと見せつける映像作品に仕上がっています。
