Stephen Steinbrink – Arranged Waves (Melodic)

今朝、自転車で仕事場に向ってると前方の路上に小さな物体がふわっと動いていた。それがすぐに何かの幼鳥であることに気づき、うわあとおもい立ち止まる。緑色した羽根の色からなんだろうかと考えてると、横の木のから親鳥と思われる警戒の地鳴きが聞こえてきた。どこだと探すと木の枝の間を落ちつき無く飛んでいるメジロの親鳥を発見。幼鳥は大きく息をしながらじっとしてる。まずい、仕事に行かないと時間がないし、でもこの子どうしたらいんだ。とりあえず鳥娘に連絡し、後ろ髪を引かれる思いで仕事場に向うと返事があり、人を警戒していれば巣立ちしたばかり雛だよとの情報が来た。確かにじっとしている以前は自分から逃げようとしてたし、その後その場を去りながらも様子をみていたら親子連れの人間に見つかり、必死に逃げていたから間違いない。鳥は巣立ちの時に外敵などに襲われ命を落とすことが最も多いらしい。でも彼?彼女?はきっとうまく飛べるようになって独り立ちしてくれるはずと言い聞かせ普段の仕事に就くが、本人はお約束のやらかしでお目玉くらって、へこむ。でもメジロ君の冒険に比べたらちっさいもんさと思い気持ちを入替えよう。 そんな前向きな気分にさせてくれるこのシンガー。入荷するまですっかり忘れてしまってたけど、ワルシャワのとき凄く売れた人だったと気付いた。その時は随分地味なレーベルだったけど、今回はわりと大きめレーベルだったから、想定していなくて気付かなかったよ。言われてみればあの当時とあまり変わってくて身近にいてくれる感じだけど、なんで気付かなかったのかなあと考えるに、きっとこのダサいジャケットのせいかなと。それこそ小さいメジロ君の絵がジャットだったら、きっとまた人気だったんじゃない?

Anthony Atkinson & the Running Mates – “It Radiates”

オーストラリアのいいレーベル Lost & Lonesome からメルボルンのソングライター Anthony Atkinson 率いるバンドの新作が出ます。彼はソロやバンド The Mabels の一員としてもリリースをしてきましたが、今作は The Zebras, Mid-State Orange そして The Lucksmiths のメンバーから成る The Running Mates を従えての作品。トラッド感のあるフォーク/ポップなサウンドです。アルバム ‘Broken Folks’ は、10/17のリリース.

Katrina Stonehart – “A Two”

女性の名前とおもいきや、シカゴを拠点にする Drew Ginson によるソロ名義である Katrina Stonehart。この方は、昨年 Fire Talk かrリリースしていたローファイ・バンド Baby Birds Don’t Drink Milk に在籍するひとでもあるのです。そんな彼が間もなくソロ・アルバムをリリースするようで、アルバムからアンビエンス・フォークな楽曲とヴォーカルによる曲 “A Two” がアップされています。 セルフ・タイトルのアルバムは Fire Talk から11/4に限定100枚でリリース.

Menace Ruine – “Red Sulphur”

モントリオールの Geneviève Beaulieu と S. De La Moth によるゴス・デュオ Menace Ruine が、2年ぶり6作目になる新作アルバムをリリースします。初期の頃は Alien8 Recordings などからリリースしていましたね。アンビエント/エレクトロニック、ノイズ/インダストリアル、ダークウェーヴそしてネオ・フォークのコンバインなデュオですが、今作もその路線は健在。新作アルバム ‘Venus Armata’ は、前作に引き続き Profound Lore から10/14にリリース.

Hungry Cloud Darkening – “Clearly Seen”

Hungry Cloud Darkening は、Nicholas Wilbur, Allyson Foster そして Paul Benson のトリオによるバンドで、それぞれアーカンソー州とミズーリ州出身だそうですが、活動の拠点はワシントン州のアナコルテス。アルバムからの先行曲となる “Clearly Seen” は、とてもゆったり涼しげな空気が流れるスローコアな曲。彼等は Mount Eerie とツアーやレコーディングも一緒にしているようで、音楽性も近いものがあります。彼等のセカンド・アルバム ‘Glossy Racall’ は、10/7に OFF TEMPO からリリース.

Itasca – “Nature’s Gift”

Itasca は、ニューヨーク州出身でLAを拠点にする女性フォーク・シンガー Kayla Cohen によるソロ・アウトフィット。これまでにCDRやカセット作をリリースしていましたが、間もなく New Images からヴァイナル作をリリースするようです。”Nature’s Gift” は、テープに録音したと思われる曲で彼女の息づかいやギターを弾く音がヴィヴィッドに伝わってきます。アルバム ‘Unmoored By The Wind’ は、10/14にリリースです.

Secret Pyramid – “Her Spirits”

昨年、新作アルバム ‘Movements of Night’ をリリースしていた Amir Abbey によるフォーク・ドローン・プロジェクト Secret Pyramid が、今年も Student of Decay からアルバムをリリースします。でもこちらは新作ではなく、2011年にカナダのカセット・レーベル Nice-Up International からリリースされていたものをヴァイナル・リリースするみたいです。”Her Spirits” は、ドローン・アンビエンスを背景にフォーク・ギターとヴォーカルも重ねたエセティックな曲。アルバム ‘The Silent March’ は11/11にリリース.

Weyes Blood – “Hang On”

久々に登場です! Jackie-O Motherfucker のベーシストとしても活動していたことがある女性 Natalie Mering によるソロ・プロジェクト Weyes Blood ですが、2011年に Not Not Fun からリリースした ‘The Outside Room’ 以来となる新作 ‘The Innocents’をリリースするようです。しかもリリースは Mexican Summer から! 前作はポスト Grouper 的な雰囲気でしたが、先行曲 “Hang On” を聞くとだいぶかわってて、Nico などを引き合いに出されているように、70sブリティッシュ・フォークに淡いサイケデリアを加えたような曲。でもこれはこれで凄く期待できそうです!.

9/16 update : 更に新曲追加

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