Dirty Beaches – “Displaced”

昨年のダブル・アルバム ‘Drifters/Love Is The Devil’ に次ぐ新作を遂にリリースする Dirty Beaches。新作アルバム ‘Stateless’ は、4曲構成のインスト作だそうで、収録曲 “Displaced” の抜粋がアップされています。で、Phill Niblock や György Ligeti なんていうアーティストを引き合いに出されているように、まさかのミニマル・ミュージック路線なのです。しかも “Displaced” は、 Father Murphy や Gomma Workshop などのアヴァン・バンドのメンバーで知られるイタリアのミュージシャン Vittorio Demarin とのコラボレート曲だそうで、Demarin のヴィオラの演奏と Hungtai のサックスの演奏による本気のミニマル・ミュージック。コンセプト作としての位置付けかもしれないけど、なかなかやってくれます。アルバム ‘Stateless’ は、Zoo Music から11/4にリリース.

Pharmakon – “Body Betrays Itself”

ニューヨークのインダストリアル姉さん Margaret Chardiet による Pharmakon がリリースする新作アルバムから先行曲が遂にアップされました。冷徹なインダスビートとエレクトロニクス、そしてスクリーミング・ヴォーカルの痛々しいサウンドを今回もやっております。アルバム ‘Bestial Burden’ は、Sacred Bones から10/14にリリース.

Banal Anml – “Robot Safari”

名前がちょっとヤバい感じですが、シカゴのソロ・アーティストと思われる Banal Anml が、地元の Solid Melts からリリースするカセットからの先行曲 “Robot Safari” です。サイケデリックなアナログ・シンセにフリーク・フォークなギターとヴォーカルを載せたもの.

Bugskull – “Icarus Rising”

今度Digitalisから出るBugskullは、Sean Byrneによるプロジェクトで、結構活動歴は古い人だから知ってる人もいるでしょう。音楽活動は1991にさかのぼり、最初は元祖ローファイ・レーベルShrimperからカセットを出したりして、その後にScratch Recordsや
Road Coneなどのアングラなレーベルからリリースもしていました。そして2009年にDigitalisからアルバム ‘Communication’ を出したのでこれがレーベルから2作目。”Icarus Rising”は、生温いローファイ・ダブをミニマルにループさせて、サイケ・アンビエンスなギターを重ねたインストもの。普通にフォーク・ソングもやるひとですが、Digitalisからなんで、前作同様にエレクトロニック路線でしょう。新作アルバム ‘Collapsed View’ はそのうち出るでしょう.

Smokey Emery – “The Room Falls Away”

オースチンのアーティスト Daniel Hipolíto によるソロ・プロジェクト Smokey Emery は、オープンリールやアナログ機材などを使ってドローンなサウンドを作るひとで、最近全然リリースがない Indian Queen Records から7インチを出している他は、Holodeck からカセット作を2作品リリース済みでしたが、また新しいのをリリースするようです。”The Room Falls Away” は、アルバム ‘Soundtracks for Invisibility Vol. III: Qui Mal y Pense’ の収録曲になり、7/15にリリースになります.

Excepter – “Sunburned Kids”

遂に再始動した、Excepter の最新ビデオ音源 “Sunburned Kids” です。メンバーの死や離ればなれになっていたけど、この曲を聴くと久々になるニュー・アルバムはかなり良さそうな予感。昔よりも音が良くなってるし、ある意味音楽している。とはいえ、普通に考えたら変な曲だし、どこの国の音楽か分らないようなグニャグニャ感は保っています。”Sunbuned Kids” を収録したアルバム ‘Familiar’ は、Blast First Petit から出るようですが、いまのところリリース日は未定です・・.

From A Log – “Prime Suspect”

Ren Schofield, Noah Anthony そして Rick Weaver から成るプロジェクト Form A Log がニュー・アルバムを Bathetic Records からリリースします。 Captain Beefheart, Bitthole Surfers そして Kraftwerk を足した感じとのことですが、もっとスクリュー的なダメ要素が充満している気持ち悪るくて、とっちらかった音。アルバム ‘For The Record’ は7/15にリリース.

Guerilla Toss – “367 Equalizer”

ボストンのアヴァン・ロック・バンド Guerilla Toss の最新シングル “367 Equalizer” がアップ!今までよりもかなりダンス、ダンスホールしている曲!こちらの曲は、Infinity Cat からリリースされるカセット・シリーズの中に収録されるようです.

Mamaleek – “Almost Done Toiling Here”

アー写が全然見つからないんです。唯一出てくるのはこれくらいで、後はアルバムのジャケットか、グロ注意な死体写真しか出てきませんでした。もう、ほんとに勘弁してほしい。さて、こちらのサンフランシスコの兄弟によるエキスペリメンタル・ブラックメタル・バンド Mamaleek ですが、新作アルバムを Flenser Records からリリースします。先行曲 “Almost Done Toiling Here” はバキバキに音が割れたエレクトロニック・リズムが痛すぎる曲。中盤からメランコリーなGodfleshみたいな感じに展開。アルバム ‘He Never Said a Mumblin Word’ は7月頃のリリースです.

Wreck And Reference – “Corpse Museum”

ロス・アンジェルス付近を拠点にするポスト・メタル・デュオ Wreck And Reference のフル・アルバムが、The Flenser からリリースされます。エレクトロニック、実験的な要素を交えたデゥーム、ポスト・メタル、ブラック・メタルなコンビで、ドラムは生ですが、もうひとりはサンプラーを片手にライブをし、刻む感じのノイズを発しています。アルバム ‘Want’ は6/10にリリース.