ARTIST : Holy Sons
TITLE : Puritan Themes
LABEL : Thrill Jockey Records
RELEASE : 10/31/2025
GENRE : folk, psychedelic
LOCATION : Brooklyn, New York
TRACKLISTING :
1. Puritan Themes
2. Raw & Disfigured
3. Stand Up Straight Again
4. Radio Seance
5. Everything
6. Edge of the Bay
7. Chain Gang
8. Fully Burnt
9. One Divining Rod
Emil AmosがHoly Sons名義で17枚目のアルバム『Puritan Themes』をリリースします。GrailsやOmといったバンドでも活躍する彼のソロプロジェクトは、今作でThrill Jockey Recordsから4作目となります。このアルバムは、1970年代のウェストコーストサウンドを彷彿とさせるリラックスした雰囲気の中に、Amos特有の皮肉なユーモアやダークな要素が散りばめられています。
『Puritan Themes』は、現代の潮流から一歩引いたところで制作されました。Amosは、制作中に70年代のAMラジオを聴いたり、初期のビージーズのインタビューを聴いて過ごしたりと、当時のカルチャーに深く浸っていました。アルバムの核となるのは、Cat Stevensがよりダークな道に進んだら、というAmosの想像から生まれた楽曲「Chain Gang」です。この曲は『Cool Hand Luke』や『John Henry』といったアメリカの伝説から着想を得た、社会のスペクタクルを批判する内容となっています。また、「Raw & Disfigured」という曲名は、Led Zeppelinが「Houses of the Holy」という曲を同名のアルバムとは別の作品に収録したことにならい、過去のアルバムタイトルから拝借しています。
今作も、Holy Sonsの作品の多くと同様に、Amosが一人でレコーディング、演奏、ミキシングを行っています。彼は何十年も前からホームプロダクションの先駆者として、多重録音を駆使したオーガニックなサウンドを創り出してきました。ギターやドラムに加え、メロトロン、ラップスティール、様々なドラムマシン、Akai MPCサンプラーといったHoly Sonsの定番楽器も多数使用されています。さらに、ピッチベンドやプラグインを駆使して元の音源を曖昧にする、Amosならではのユニークなミキシング手法も特徴です。ケリー・プラット(David Byrne、M Ward)が「Chain Gang」のホーンアレンジで参加しています。
『Puritan Themes』は、現在の世界の仕組みから逃れるように、時間を超えて70年代のサウンドへと回帰します。リスナーがアルバム全体とじっくり向き合い、歌詞を深く味わう時間があった、より純粋な時代へと立ち戻るような作品です。





