ARTIST : Inherits The Void
TITLE : Scars of Yesteryears
LABEL : Avantgarde Music
RELEASE : 6/21/2024
GENRE : blackmetal, doom
LOCATION : Clermont Ferrand, France
TRACKLISTING :
1.Celestial Antler
2.The Orchard Of Grief
3.Ashes Of Grievance
4.The Meander’s Gate
5.L’Effigie Du Déclin
6.Scars Of Yesteryears
7.L’Eternelle Course Des Astres
8.The Endless Glow Of Twilight
フランスのワンマン・メロディック・ブラックメタル・バンド、Inherits The Voidが4年ぶりに3枚目のスタジオ・アルバムをリリースする。絶賛された『The Impending Fall Of The Stars』から15ヶ月後、マルチ・インストゥルメンタリストのAは全く新しいスタジオ・アルバムを携えて戻ってきた。
Inherits The Voidの首謀者であるA.自身の紹介によれば、「Scars Of Yesteryearsは、前作で始まった芸術的選択を具現化したメロディック・ブラックメタル・アルバムである。しかし、『Scars Of Yesteryears』は、その音楽的アプローチにおいてより直接的で鋭敏であることを望む一方で、その音楽的影響においてより多様である。このアルバムでは、スウェーデンとフランスのブラック・メタル・シーンからインスピレーションを得ており、それぞれの世界特有の様式美を融合させることを目的としている。
アルバムに続く8曲は、アトモスフェリック/メロディック・ブラックメタルと初期のメロディック・デス・メタルの間の、より進取的なクロスオーバーを反映しており、以前よりも叙事的でドゥーミーなパートも増えている。
このアルバムのテーマは、過去と現在の社会が残した遺産を扱うもので、闘争や革命、あるいは私たち自身が残した痕跡、それ自体が環境の破壊につながるものである。
Inherits The Voidのこれまでで最も多様で成熟した作品であることは間違いないが、Scars Of Yesteryearsは、スウェーデンのデスとブラック・メタル・シーンのゴッドファーザーたちに敬意を表しながらも、個人的で現在のサウンドを保ち、単なるノスタルジーに決して屈しないことに成功している。最後の仕上げとして、アルバムのマスタリングは唯一無二のダン・スワノが手がけている。