ベルリンを拠点とするデュオ、Mugがデビュー・アルバム『The Well』を2026年5月22日にリリースします。ノーウェイヴ、シューゲイザー、ロック、アンビエントといった多彩な影響を背景に持つ本作は、失恋の痛みを癒やし、その亀裂から差し込む光を見いだしていく過程を綴った、親密で誠実な作品です。アルバムからの先行シングルとして、表題曲である「The Well」も発表されています。
本作の音楽的核となっているのは、全く異なる背景を持つLudwig WandingerとYves B Goldenの化学反応です。教会音楽のルーツを持つ詩人・エッセイストのYves B Goldenと、国際的なドラマー・ビジュアルアーティストであるLudwig Wandingerは、以前は遠距離でのコラボレーションを行っていましたが、現在は同じ街で共作。即興性を重視し、「最初の直感こそが最良」という信念のもと、未加工の感情をフィルタリングせずに音へと落とし込んでいます。
アルバムは、二人の対話の境界線とも言える「Skin Colored Room」から始まり、二つの異なるエネルギーへと展開していきます。衝動的なグランジの影響を受けた楽曲がある一方で、アルバム後半に収録された「Silver and Gold」などは、日記のように親密でミニマルな構成となっています。ジャンルの枠に捉われないMugのデビュー作は、二人の今後の進化を予感させる重要な出発点です。
