Alice Cohen – “Loretta”

Alice Cohen のニューEP『Cardboard Mermaids』のリリースにあわせて公開された「Loretta」のミュージックビデオは、今は亡き近隣住民の女性、ロレッタ(Loretta Glus)への追悼として制作された映像作品です。40年もの間、いつも同じアパートの階段の段差(ストゥープ)に折りたたみ椅子を置いて座り、街の歴史を見てきた彼女。そんなロレッタが突然姿を消し、不動産業者たちがうろつき始めるという街の移り変わりや寂しさを、Alice Cohen 自身が撮影したストリートの映像や歌詞の世界観に寄り添う編集でエモーショナルに描き出しています。

ビデオは2026年4月にマンハッタン・ネイバーフッド・ネットワークにて撮影され、Alice Cohen と BJ Rubin が共同で監督・プロデュースを手掛けました。実写の街並みに加えて、彼女自身が手がけた独自のアニメーションが随所に挿入されており、歌詞にある「空の上の歩道をワイルドかつ自由に、最高に尖ったエネルギーで踊っている」というロレッタの魂の旅路を、どこかノスタルジックでアートに満ちたサイケデリックな映像世界としてポップに表現しています。

Stephanie Gilbert – “Seven Boats#

ストックホルムを拠点とするアーティスト Stephanie Gilbert が、PNKSLM Recordings よりソロデビューシングル「Seven Boats」を4月2日にリリースしました。ロンドンの演劇界で活動した経歴を持つ彼女は、帰国後 Sticky Baby や The Zaps といったカルト的な地下ロックバンドでの活動を経てソロに転身。初期グラムロックや60年代サイケデリック、フランスの yé-yé ガール・ミュージックへの愛を反映したサウンドに、演劇的素養を活かした神秘的な物語性を融合させています。

デビュー曲「Seven Boats」は、身体やアイデンティティが7年周期で更新されるという概念をテーマにしており、停滞か前進かを選択する「目覚め」のプロセスを描いています。歌詞には彼女の夢に繰り返し登場する「cosmic trooper(宇宙の騎兵)」という象徴的なキャラクターが登場し、魔法や潜在意識への深い関心がベルベットやサテンのような色彩豊かな質感で表現されています。現在フルアルバムを制作中の彼女は、4月11日にストックホルムの Slaktkyrkan で ShitKid のサポートとしてソロライブデビューを飾る予定です。


POND – “Terrestrials”

オーストラリアのサイケ・ロックバンドPondが、2024年のアルバム『Stung!』以来となる強烈な新曲「Terrestrials」をリリースしました。メンバーのJay WatsonによるソロプロジェクトGumの新作『Blue Gum Way』が発表された直後という驚きのタイミングですが、バンドはフルスロットルの状態で帰還を果たしました。今作はグラム・ロックやニューウェーブの不遜で華やかなエネルギーを放ちつつも、単なる過去の模倣に留まらないPondらしい一癖あるオブリーク(難解)な音像が特徴で、聴く者を一気に引き込むスケール感を持っています。

フロントマンのNicholas Allbrookによれば、本楽曲は「地球上で最も奇妙な生き物=人間」をテーマにしています。自らの故郷である地球を破壊し、逃げ出そうとしながらも、一方で愛し合い、育み合うという人間の矛盾した神秘性を、異星人(エクストラテレストリアル)以上の超自然的な存在として描き出しています。Jay Watsonが作曲を手掛け、マランビンビのNowave studioで録音されたこの曲は、昨日や明日を忘れ「今」を生きる子供たちや恋人たちの姿を、カオスな世界に対する微かな希望として提示しているかのようです。


Miles Kane – “Without You”

イギリスのロックミュージシャン、Miles Kaneが、6枚目のスタジオアルバム『Sunlight In The Shadows』からの4番目の先行シングル「Without You」を公開しました。この曲についてKaneは「ロックンロールのクリーパー(忍び寄るような曲)で、アルバムの中のアンダードッグ」と説明しており、「70年代のダークな雰囲気」を持つ、プロデューサーのDan Auerbachと最初に共作した楽曲の一つだと述べています。The Black KeysのフロントマンでもあるAuerbachは、このフルアルバム全体のプロデュースを担当し、以前に公開されたシングル「Love Is Cruel」「Electric Flower」「I Pray」を含む全曲で共作、バッキングボーカル、演奏にも参加しています。

『Sunlight In The Shadows』は、10月17日にリリース予定で、Kaneは「これに夢中になっている」と語っています。アルバムは、T-Rexのようなグラムロックの要素を持つアップテンポな曲と、Burt BacharachやThe Last Shadow Puppetsを思わせる「Always In Over My Head」や「Walk On The Ocean」といったスローでクルーナー風の瞬間が混在しています。Kaneは、この新作が「20年にわたる音楽制作の中で示してきたすべての要素が一つに統合された」と感じており、Dan Auerbachとの制作では「本当に特別な繋がり」を感じたため、最高の相性で制作が進められたことを明かしています。

ashnymph – Saltspreader

ロンドンを拠点とする結成わずか6ヶ月の新人バンド、ashnymphが、その存在感を急速に高めています。Will Wiffen(ボーカル、ギター、キーボード)、Jonny Pyke(ドラム)、Lucy (Ciera Lucia)(ベース、ボーカル、キーボード)からなるこのトリオは、すでにいくつかの主要な草の根会場でライブを行い、Formal Speedwear、YAANG、Tommy Barlow、wing!といった注目株のバンドと共演。さらに、カルト的なインディペンデントレーベルBlitzcat Records(Flip Top Head、C Turtle)と契約し、素早い動きでセルフプロデュースのデビューシングル「Saltspreader」を発表しました。

この楽曲では、彼らの二つの情熱が融合しています。一つは複雑なダンスミュージックのプロダクション、もう一つはラウドで激しいロックの破壊性です。予測不能なエレクトロの轟音とインディーポップの記憶が織り交ぜられています。

楽曲について、Willは次のように語っています。
「MGMTを聴いて音楽がどう機能するのかを理解しようとしていた子供の頃のノスタルジーがたくさん詰まっています。」

Jonnyはさらに付け加えます。
「実際には、貨物輸送業界のロマンスを描いています。トラック運転手の生活の内面的なサウンドトラックなんです。サービスステーションのダンスミュージックです。」

Jopy – Twisting

Jopyのシングル「Twisting」は、彼らのデビューEP「Planet Zombie」に収録されています。この曲は、短く鋭いパンクポップソングで、ElasticaとPJ Harveyのツワンギーな瞬間の中間点に位置するような、風刺的でウィットに富んだスタイルが特徴です。

NMEはこの曲を「New Banger」と称し、BBC Radio 6 MusicのAmy Laméは「Demon Barber of Fleet Streetの雰囲気を思わせる…家でやらないでね」とコメントしています。また、Loud Womenは「代替クィアの傑作」と評価しています。

Sam Jr. – Energy Transfer

「Energy Transfer」は、Sam Jr.の最新シングルで、彼の特徴的なエレクトロニック・サウンドが光る一曲です。このシングルは、エネルギッシュなビートとメロディックな要素が融合し、リスナーを魅了する独特なサウンドを持っています。

Sam Jr.は、このシングルを通じて、彼の音楽のテーマである「エネルギーの流れ」と「変革」を表現しています。彼の音楽は、リスナーに新たな視点と感動を提供し、エレクトロニック・ミュージックの新たな地平を開くことを目指しています。

Kissa – Wayne’s World

「Kissa」の新しいシングル「Wayne’s World」は、彼らの次のミニアルバム「POP // ROCK」からの先行シングルです。このシングルは、1990年代のロックとユーモアを融合させた楽曲で、ユーモラスで楽しい雰囲気が特徴です。この曲は、1990年代のティーン文化とのつながりを感じさせるサウンドと歌詞が魅力です。

Art d’Ecco – True Believer

Art d’Eccoの「True Believer」は、彼の最新アルバム「Serene Demon」からのリードトラックです。この曲は、悪の誘惑や内なる闇についてのテーマを探求しています。歌詞では、内なる悪魔との戦いや、自己破壊的な思考に対する警告が描かれています。

ビデオは、1930年代のホラー映画にインスパイアされており、Art d’Eccoの別の人格「The Serene Demon」のバックストーリーを描いています。この曲は、リスナーに深い印象を与えるエモーショナルでダークなサウンドが特徴です。

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