True Widowの系譜を継ぐ新星「Bad Stuff」誕生。Relapse Recordsから放たれる、冷徹で瞑想的なスローバーニング・サウンド

True Widowの系譜を継ぐ新星「Bad Stuff」誕生。Relapse Recordsから放たれる、冷徹で瞑想的なスローバーニング・サウンド

テキサス州ダラスを拠点とする5人組バンド、Bad Stuffが、Relapse Recordsよりセルフタイトルのデビューアルバムを2026年6月5日にリリースすることを発表しました。本作には、True WidowのDan PhillipsとNicole Estillをはじめ、地元のアートロック・シーンで活躍するJackie Dunn Smith、Gabriel Spatz、Laura Hartman Pearlが参加。瞑想的かつ反復的なリズム、そしてスローバーニングな展開を特徴とし、ドリームポップのような旋律と、より濃密で危険な気配を湛えたサウンドが、冷徹で超然としたテンションと共に描き出されています。

バンドの成り立ちは、DanとNicoleによるインストゥルメンタル・プロジェクト「Latent Print」と、Jackieがシンセやドラムマシンを駆使して展開していた「Concord Kill」という二つの異なる母体に遡ります。ロカビリーの素養を感じさせるDanのギターワークと、宅録から生まれたエレクトロニックな質感が融合したことで、アルバムには単一のジャンルに収まらない多様なスタイルが共存。ラジオのダイヤルを回して局を切り替えるような変化に富んだ構成が、作品全体に独特の推進力と緩急を与えています。

アルバムからの先行曲「Summer Girls」は、執拗に繰り返される催眠的なドラムパターンが軸となり、緻密に計算されたペースで展開していきます。じわじわと高まる緊張感の中、Dan Phillips特有のギターが切り込み、その底流では低く唸るようなドローンが響き渡ります。湿り気を帯びた都会的な鋭さと、ダラスのアンダーグラウンド・シーンの空気を吸い込んだ彼らの音像は、ヘヴィ・ロックやシューゲイザーの境界線を漂う、唯一無二の存在感を放っています。