Lol K – climbing​/​holding​/​falling

混沌としながらも、しばしば調和のとれたジャンルの変異を通して、Lol Kはカテゴリーにとらわれない音像を創造。ポスト・クラシック、グランジ、コンテンポラリー・クラブ・ミュージックなど、異質なソースからインスピレーションを得ている彼ら。

この「climbing/holding/falling」では、前作以上に叙情的な表現で彼らの世界観を拡張し、同時にインストゥルメンタルの多様な実験的セレクションを披露。

彼らのトレードマークである、口笛、フルート、ストリングス、歪んだピアノ、ヘヴィな808スライド、デチューンされたギター、クランチーなドラム・パターンなど、現代のクラブ・カルチャーのレフト・フィールドを掘り下げる多彩な生楽器のセレクションで奏でられる、角の取れた破壊によって切り捨てられた、調和の取れたみずみずしい風景をご期待ください。そのすべてが、曲の構成とプロダクションに対するこの2人独自のアプローチによってフィルターにかけられ、極めて正確な瞬間と、ゆるやかな音のジェスチャーが組み合わされ、ジャンルの分類をまったく無視したものとなっています。

シングル「Severed Tail」の渦巻くジャージー・ドラムとポップなヴォーカルから、「Doombox」のドライヴ感溢れるクラウトロック・ギターまで、「climbing/holding/falling」では、Lol Kが自分たちのサウンドをさらに定義しながら、新たな領域に踏み込んでいるのがわかる。